人間社会は少しずつではありますが
物質的に豊かになっています。
日本では「一億総中流」と言われたように
多くの人が物質的な豊かさを獲得したのは
1970年代後半から
1980年代前半の頃でした。
その辺りから
心の時代と呼ばれるようになって来ました。
心の豊かさは
まだまだ一億総中流にはなっていませんが
物質的な豊かさは
衰えを知らずに成長しています。
例えば日本は世界一
食べ物を廃棄している国です。
洋服も同じく
大量廃棄しています。
バブル経済崩壊後
失われた20年・30年と
なんだかんだと言われながらも
世界一貯金も多い国です。
昨年もコロナ禍において
過去最高の貯蓄額を記録したようです。
他国に比べると
貧富の格差も少なく
街もきれいですね。
モノに溢れて
ゴミ屋敷化している部屋や
家も増えている反面で
ミニマリストなる
モノをあまり持たない生き方をする人も
増えて来ているようです。
今はモノが少ない方が
心もきれいに暮らし易くなって
来ているのかも知れませんね。
バブル経済崩壊後の
1990年代から
自分探し・自分らしく
などの言葉が氾濫し始めました。
この30年間
モノと貯金が増える一方で
自分を探せた人は
どれだけいるのでしょう?
また、自分らしく生きている人は
どれだけいるのでしょう?
そもそも
「自分らしく生きる」とは何でしょう?
モノやお金の豊かな社会の中で
ここまでニートやフリーターや
精神病者が増えるのは
自分らしく生きられない人が
増えているのではないでしょうか?
心(精神)の時代である今日
「自分らしく生きる」というテーマは
マスコミに踊らされずに
じっくりと考えてみても良い
テーマかも知れませんね。
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