「自分らしく生きる」とは ２

戦後世代は

信じられないかも知れませんが

日本は戦前は

スピリチュアル国家でした。

 

良くも悪くも

国を挙げてお祈りして

戦争勝利を願いましたが

敗戦してしまいました。

 

仕方がないことですが

その後は一億総懺悔（笑）となり

アメリカの物質力や思想に

影響を受けるようになりました。

 

お陰で日本は戦後３０年程で

一億総中流となりました。

 

２０年のタイムラグはありますが

アメリカでは物質的に豊かな時代に

生まれ育った戦後世代が

精神世界に傾倒し始めていました。

 

日本では１９８０年代ぐらいから

心の時代と呼ばれ

精神世界や新興宗教に傾倒する人も増えました。

 

「自分らしく生きる」という問いは

そのぐらいから広がって来ました。

 

２０００年代には

スピリチュアルブームが起こりました。

 

心理学や脳科学なども加わり

玉石混交ですが

ブームに比例して

様々な病名を付けられた

精神病も激増しています。

 

アメリカでも日本でも

同じくですが

自分らしく＝我欲＝エゴ

と勘違いしている人も多いようです。

 

現実的に生きるためにも

「欲」は必要ではありますが

執着すると運が悪くなります。

 

仕方がないことですが

「自分らしく生きる」ことを煽って

商売にしている人も多い世の中なので

我欲（エゴ）を一時的に高揚させられて

麻薬のように依存するように

洗脳させられている人も少なくないようです。

 

お金や名誉や権力や承認欲求に

自分らしく生きることが

すり替えられている人もいます。

 

現在の日本では

「自己実現」が目指すべき

「自分らしさ」かも知れませんね。

 

「自己実現」の意味が深く分かってくると

運が良くなります。