昔は女性が結婚することを
「嫁ぐ」と言ったものでした。
「女」と「家」がくっついた文字が意味するように
女性が結婚することは
嫁ぎ先の男性の家に入ることでした。
それに伴い
一般的には女性の名字が
男性の家の名字に変わりました。
戦前はまだまだ多くの庶民が
農業を営んでいましたが
戦後は工業化への移行に伴い
少しずつ核家族が増えてきました。
戦後生まれの団塊の世代が結婚する頃には
一気に核家族に移行が進みました。
1985年には
男女雇用機会均等法が生まれ
少しずつ女性が外で働くことの整備が進み
最近では一億総活躍社会とか
働き方改革と言うものも出てきました。
「ダブルインカム」や「イクメン」なる
言葉も生まれましたね。
すっかり女性が家の外に出て働く社会になりました。
それでも高齢化ゆえに
まだまだ専業主婦をやって来た世代もお元気な人も多く
現在の若い人の結婚の現状を受け
孫のお世話に精を出している人も少なくありません。
女性も色んな生き方を選択できるようになりましたが
その分女性の中でも「マタハラ」という
仕事場での妊婦さんへの対応も
難しいことになっている職場もあるようですね。
個人主義・自由主義・資本主義は
物質的に豊かな便利で快適な社会を
提供してくれましたが
心・精神や人間関係における問題も激増しています。
家族の問題は言うまでもありませんが
もう時間と共に
「嫁」は風前のともしびになりつつあります。
もしかしたら結婚制度の見直しも
必要な時代かも知れませんね(笑)
生き方は自由になりましたが
自由とは責任なので
無責任な考え方や生き方では
運が悪くなる社会になりました。
責任ある選択を心掛け
自由ながらも助け合いのある人間関係を
創って行きたいものですね。
自立と相互扶助の社会は運も良くなります。