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通訳のやり方

2008年04月23日 11時59分11秒 | ××語
 曹格ミニライブ&トークショー。“トーク”の通訳は英語かも?と予想していた。ゲイリーは英語オンリーでも全然問題ないはずだし、英語のほうがとにかく数多くいて見つけやすいだろうから。
 中国語なら、日本在住の中国系の人だと思った。NHKFM「アジアポップスウィンド」で中華系明星がゲストに出る場合など、たいてい中国系の方が務めている。ところが予想に反して、日本人だった!(別にいいけど
 通訳には同時通訳と逐次通訳がある。ニュースや国際会議で話すそばからかぶせるようにどんどん訳していくのが同時通訳、インタビューなどで質問・訳・答え・訳と一段落ずつ訳すのが逐次通訳。どちらにしてもいろいろ大変なのは、米原万理さんの本なんか読むとよくわかる。
 外国スターが日本にプロモーションに来てテレビ番組に出演するときの通訳を見ていると、「笑っていいとも」など生放送では、日本人が何か話し始めた瞬間にそばで小声で訳し、スターが発言するとその日本語訳をみんなに聞かせる、という形がほとんど。
 「徹子の部屋」など収録のインタビューでは、スターのために訳してあげる部分はカットされ、スターの発言プラス通訳の日本語になる。場合によってはスターの話に日本語でボイスオーバーすることもある(これって逆に迷惑!と思う人も多いのでは?)
 聞いている人が多少その外国語を理解できる場合、外国語の発言はもちろん、日本語→外国語の訳も聞かせたほうが親切だ。「この日本語は○○語で何て言うんだろう?」と興味津々で注目しているから。今回も過半数の観客が多少なりとも中国語を理解する人たちだったと思われる。
 司会者が「訳もマイクにのせて話してください、皆さんお聞きになりたいでしょうから」と促したのだが、ゲイリーが気にして通訳のほうを見てしまうため、つい話の途中でかぶせて訳し始めてしまい、結局日本語→中国語の訳はほとんどマイクにのらなかった。「日本語がわからない方がいたら、質問の内容が理解できなかったのでは?」とブログで心配されてる方がいたが、台湾からわざわざ駆けつけたらしいファンたちはそうだったかも。
 本来、トークの相手が話している間は、その人のほうに視線を向けているのが礼儀。通訳は、トークする人たちが自然に向かい合った状態のままでいられるように、二人の間で邪魔にならない位置にいるべきでは? 司会者と反対側に通訳が立ったのは、かなり問題かも・・・
 曹格も、通訳を通すことに慣れてない。北京語・英語にいまや広東語も流暢だから、通訳が必要なプロモーションは日本くらいかな?!
 結局、司会者が文の終わりまで話す→通訳がマイクにのせて訳す→曹格が話して通訳が訳す、という手順が曹格・司会者・観客の全員にとって最善だったと思う。かぶせて訳すより若干時間がかかったかもしれないが、全員がタイミングをのみこんでいれば、そんなに時間のロスは出ないのでは?
 今後もロックレコードジャパンは日本プロモーションをやってくれると思うので、このあたりを是非考慮してくださいませ

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