フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第5戦フランス国際、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
ロマン・ポンサール(フランス) SP:66.38(10)
「Keeping Me Alive」♪ ブルーから白の半袖。冒頭の4トウ、頑張って耐える。3アクセル転倒、3ルッツ+3トウはステップアウトで手をついた。演技よりイケメンぶりに目がいってしまう
ガブリエレ・フランジパーニ(イタリア) SP:66.33(11)
「Wild」♪ 黒ジャケ風。Wifiトラブってよく見なかったけど、4サルコウ下りてたようだ。
アルトゥール・ダニエリアン(ロシア) SP:76.81(8)
「ドン・フアン」♪ 黒に赤ストーンで十字模様たくさん。両手上げ4サルコウ、しゅるるっと決まった 両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウも鮮やか。3アクセルは転倒、ちょっと起き上がるのにもたついた。
スピンの姿勢も良いし、ステップもレベル4がもらえている。終わったときの笑顔が可愛い
アンドレイ・モザリョフ(ロシア) SP:68.77(9)
「Heart Cry」♪ ブルー系。4トウはオーバーターンして単独に。4サルコウ、3アクセルと転倒が残念 特別なことはしていないが、一歩ずつ丁寧に踏むステップはそれだけで惹きつける。最後に大きく倒すイーグルで拍手をもらい、高速スピンを終えて心臓の音に合わせて胸を押さえてフィニッシュ。
アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) SP:84.47(7)
「スターウォーズ」♪ 黒革ジャケ風。4トウ+3トウ、見事に決まった 3アクセルはこらえきれず転倒。後半の4サルコウ、ステップアウトでなんとか。激しい動きのステップが勇ましい
佐藤駿 SP:87.82(4)
ヴィヴァルディ「四季」より「夏」♪ 青に黒サッシュ。4ルッツ予定が3回転で開いてしまった。4トウ+3トウはきゅるるっとコンパクトに決まる。後半3アクセルもきれいに決まった。
若さを感じさせるステップ、終わりにショートサイドまで行って、ツツツ、と後ずさる振付がなんとも可愛い。
キス&クライでは何点損したか計算 それでも自己ベスト更新となった。
<G2>
ケヴィン・エイモズ(フランス) SP:63.98(12)
「The Question Of U」プリンス♪ 紫。たくさんの"Allez!"に送られて登場。冒頭のトウループが2回転に。次のサルコウで4回転に挑んだが転倒。励ましの拍手の中、ピンとした姿勢のキャメルスピン。ターンからの3アクセル決まった
スピンの足の換え方もカッコいい。曲の叩く音を取りながら、一瞬片足でしゃがんだりスライディングを入れたり、彼ならではのステップ
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:89.76(2)
「Sarakiz: II. Romanza」「The Battle Drums」♪ 紺と青。大きな3フリップ+3トウ、じっくり構えて3アクセル、決まる。元々スピンは上手だが、スピンの名手が師匠についてますます充実。後半ルッツも入り、ドラムの音でステップ、活き活きとして楽しい。
自己ベスト更新にがっちり握手
ドミトリー・アリエフ(ロシア) SP:85.05(5)
「Pilgrims on a Long Journey」♪ ライトブルーの左胸にストーン。4トウ+3トウ、お見事 ルッツは予定通り3回転。アクセルが2回転になってしまった。なんとなく、いいなと思ったステップがレベル4。
キーガン・メッシング(カナダ) SP:85.03(6)
「Never Tear Us Apart」♪ 黒にグレーと赤でライン。4トウで手をついてコンビネーションにできず。飾りの両足ジャンプを経て3アクセル、柔らかい。バレエジャンプからの3ルッツ+3トウ、少しオーバーターンした。イーグルを途中に入れたり、ダイナミックなステップ。
キス&クライではスマホを出して子供の写真を見せる
ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:89.39(3)
「Sinnerman」ニーナ・シモン♪ 黒。最初の動き出しから、曲の世界になる。ステップの一部のように3フリップ。3アクセルは片手をついた。つなぎの動きが常にいろいろあって、目が離せない。3ルッツ+3トウ、びしっと決まる。スプリットジャンプ、バレエジャンプ、スタイラス、、、わくわく 美しいキャメルスピン、女子並みに高く足を上げた姿勢にいつもながら惚れ惚れ
鍵山優真 SP:100.64(1)
「When You're Smiling」マイケル・ブーブレ♪ 紺のシャツ。ポケットに手を突っ込んだポーズでスタート、曲が鳴った瞬間にはっと顔を変えて滑り出す。今日もぐいぐいとスピードに乗り、4サルコウ+3トウ、4トウとするする 3アクセルは軽くステップアウトしたが、ミスはそれだけ。
ステップに入ると、自然と笑みがこぼれる。手拍子と共に「ヘ」の字をしたり、しゅっと止まったり、陽光が溢れる中を散歩しているような雰囲気に。スピンを終えて軽く足を打ち合わせるジャンプ、ポケットに手を突っ込むポーズでフィニッシュ。
今日はキス&クライにコーチである父・鍵山正和さんがいなかったが、100点越えにまた大きな笑顔
結果、「今度こそショートとフリー2本まとめたい」と言っていた鍵山優真、まずは半分達成で首位に立った。10点ほどの差で2位にヴァシリエフス、僅差の3位にブラウン。佐藤駿はトップと12点差の4位、アリエフ5位、僅差でメッシング6位。7位シャオ・イム・ファもほとんど差がない。8位ダニエリアン、9位モザリョフ、10位ポンサール、11位フランジパーニ。地元フランスのエイモズは12位となったが、フリーは巻き返せるか。
鍵山と佐藤、そろって表彰台に乗れるかな フリーは明日。
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