いまさらだけど、J SPORTSで放送なので
フィギュアスケート・四大陸選手権2024、アイスダンス・リズムダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
ナタリア・パル‐ネヴェス/ジャイン・パネザール(ブラジル) RD:50.59(15)
「Need You Tonight」「Never Tear Us Apart」「New Sensation」♪ 黒にゴールドのスカート、黒。すごくスピードがあるわけではないが、確実にこなしていた。
田中梓沙/西山真瑚 RD:62.09(11)
「スーパーマリオブラザーズ」♪ 緑に青のオーバーオール、赤に青のオーバーオール。軽快な動きをしながら、しっかり丁寧にステップを踏んでいたと思う。視線の向きなどがぴしっと合っている。シーズンベスト更新に納得の顔。女性の怪我・手術あけでよく頑張った。
石尚(シー・シャン、Shang SHI)/呉楠(ウー・ナン、Nan WU)(中国) RD:55.11(13)
「スリラー」「ダンシングマシーン」マイケル・ジャクソン♪ 黒系。男性と女性の年齢差が12歳。靴上に片足をのせるステーショナリーリフト、パターンダンスステップの中で女性が男性の股下をくぐる。わりとすっきりした感じのマイケル・ジャクソン
吉田唄菜/森田真沙也 RD:62.86(10)
「Real Wild Child (Wild One)」「Wild Thing」「Wild Side 」♪ 黒と赤のつなぎ、黒に赤。男性の大きなバタフライで始まるのが個性的。冒頭の10秒以内は男女が大きく離れていてもよいというルールを活用しているとのこと。ツイズル頑張ってレベル4を揃える。
私はよくわからなかったが、コレオリズムシークエンスの中で女性が少しぐらついたとかで、迎えたキャシー・リードコーチは「それでも、よかった」とハグしていた。
<G2>
陳溪梓(チェン・シーズ、Xizi CHEN)/邢珈寧(シン・ジァニン、Jianing XING)(中国) RD:61.10(12)
「Get Down On It」「Cherish」「Celebration」クール・アンド・ザ・ギャング♪ ブルー系のパンツスタイル。すらっとした体型のカップルで、爽やかな感じ。ツイズルの軸が細い。ジャンプで入るローテーショナルリフト。
李宣潼(リ・シュアントン、Xuantong LI)/王新康(ワン・シンカン、Xinkang WANG)(中国) RD:46.48(16)
「Let's Dance」デヴィッド・ボウイ/Love Of My Life」「Another One Bites the Dust」クイーン♪ 青、黒。男性はカザフスタン生まれ。ジュニアとかけもちで、ジュニアグランプリシリーズ2大会(オーストリア・日本)に出場して10位と9位。男性が氷に手をついた下を女性がくぐる振付にびっくり ローテーショナルリフトの持ち上げ方が普通と逆なのだとか。
小松原美里/ティム・コレト RD:71.29(6)
「ゴーストバスターズ」「True」♪ 薄カーキの作業着風。全日本よりも全体に動きがよく、安定感もある。ツイズルで両腕を伸ばした姿勢、女性が後ろ向きにジャンプして入るローテーショナルリフト。
自己ベスト更新にコーチたちも大喜び。
インディア・ネッテ/イーロン・ウェストウッド(オーストラリア) RD:53.59(14)
「Blue Monday」「Axel F」「Forever Young」「Tainted Love」♪ ライトブルーと紺のパンツスタイル、濃いブルー。すごく個性的というわけではないが、おおむねまとまっていた。
<G3>
ホリー・ハリス/ジェイソン・チャン(オーストラリア) RD:69.34(8)
「Material Girl」「Into The Groove」「Express Yourself」マドンナ♪ ゴールド、黒。女性のきれいなラインを見せつける感じのローテ―ショナルリフト、最後は男性がランジして下ろす。今季はミスが多かったが今回はノーミスできたとのこと。
エミリー・ジンガス/ヴァディム・コレズニク(アメリカ) RD:75.76(4)
「Another Part of Me」「Liberian Girl」「Smooth Criminal」マイケル・ジャクソン♪ 黒の肩に白のパンツスタイル、白に黒。世界ジュニア選手権で優勝した頃に比べて、男性がかなりゴツくなった 女性は2021年までシングルでキプロス代表だった。女性が男性の背中を通るような動きから入るツイズル、速い。なかなかシャープな動き。
ハナ・リム/イェ・クァン(韓国) RD:68.91(9)
「Let’s Go Crazy」「When Doves Cry」プリンス♪ 黒に紫、紫。最初からトップスピードにのっていく。ツイズルの回転の速さ、女性が回転するジャンプをしながら上がるローテーショナルリフト。最後に一瞬ふらついたがこらえた。勢いありすぎて
マリーージャド・ローリオ/ロマン・ル・ギャク(カナダ) RD:71.26(7)
「Need You Tonight」「Never Tear Us Apart」「Devil Inside」INXS♪ 赤つなぎ、黒。いい流れのツイズル。ローテーショナルリフトは女性を逆さまにホールド、振付上の違反(illegal element/movement)でレベルBと減点になった模様。
<G4>
キャロライン・グリーン/マイケル・パーソンズ(アメリカ) RD:75.37(5)
「Still Loving You」「Rock You Like a Hurricane」スコーピオンズ♪ 赤のブラトップにネットをのせたパンツ巣足りる、黒のノースリーブ。ストレートラインリフト、男性の首回りで女性がポジションを変えていく。ツイズルで男性がやや不安定だった。コレオリズムシークエンスの振付が面白い。
クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ) RD:77.47(3)
「Whole Lotta Trouble」「Edge Of Seventeen」♪ 濃紺とベージュのアシンメトリー、黒。きれいにシンクロしているツイズル、そろってレベル3止まりなのは意外。女性が逆立ちしながらきれいにポーズ、そのままゆっくりと下ろしていくカーブリフトがユニーク。
パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) RD:85.49(1)
「No More I love You's」「Addicted To Love」♪ メタルグリーンにブルー、濃紺。スピードにのるだけでなく、ゆったりとエッジにのって見せるステップが素敵。一瞬そろって氷に寝そべる振付も、さらっとやってしまう。さすがの二人。
ローレンス・フォルニエ・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:82.02(2)
「トップガン」♪ 赤に黒スカート、カーキのパイロットスーツ風。女性を逆さまに持ち上げながら男性が片足になるストレートラインリフト。全体に流れがよかった。
結果、ギルス/ポワリエがトップに立ち、フォルニエ・ボードリー/ソレンセンが2位、カレイラ/ポノマレンコが3位につけた。小松原/コレトが6位と大健闘、吉田/森田10位、田中/西山11位。
フリーの放送は今日午後5時30分から。
<追記>
RD13位の中国・呉楠選手は、前のパートナー張伊伊と組んで世界ジュニアや四大陸に出場経験がある。8位になった2014年四大陸には、ティム・コレトが韓国代表としてユラ・ミンと組んで出場していた(10位)。ベテラン同士だと、どこかで会った人がたくさんいるんだろうな。
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