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かなだいの引退で考える

2023年05月04日 17時27分08秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケート・アイスダンスの日本代表、村元哉中/高橋大輔組が競技からの引退を発表した。
 記者会見インスタライブは詳しくチェックしていないが(インスタライブの時間は「徹子の部屋スペシャル」羽生結弦パートと重なったので)、たくさん出ている記事から総合すると、最大の理由は高橋大輔の「膝が限界」ということだった。
 世界選手権や国別対抗戦の後、関係者やジャッジから「来年も続けてほしい」と声をかけられたと聞く。しかし、実際は四大陸選手権の後に2人で引退を決めていたのだった。もしかすると声をかけた人たちは、何か感じるものがあったのかもしれない。
 「パフォーマンスには影響がないが、技術的に追い込むには無理」という膝の状態。「氷に乗っても『今日は滑れない』という日があって」、体力は鍛えれば年齢が上がっても強くできるが、身体の状態は「自分ではどうにもできない」部分があったか。。。
 木戸章之さんがYouTubeで、「アイスダンスはとにかく時間がかかるが、わかった!という瞬間がある。その景色を見てもらいたかった」と言っていた。膝の状態さえ良ければ、もう少し行けたんだろうか。観客もそれを見る日があっただろうか。
 (私は彼らの演技を見るとき、ハラハラすることが多かった。わくわくしてもハラハラしないで済む時が来ただろうか。)
 つい、いろいろな「たら・れば」が脳内を駆け巡る。
 あと1シーズン、早く始めていたら。コロナ禍がなくて、国際大会にもっと出場できていたら。2021年全日本で転倒がなかったら。北京五輪で見られたかもしれない。
 (と思う一方で、五輪に出られたら目標達成!と引退していたかな?)
 世界選手権2023、あと1.23点高かったら。日本アイスダンス史上初の10位だった。今後、日本のチームが10位以内に入るチャンスがいつ来るか、と思うと惜しい
 現時点でのパーソナルベスト(Total)は世界21番目の195.01。四大陸選手権2022銀メダル、チャレンジャーシリーズ・デニステンメモリアル2022優勝と、素晴らしい実績を残した。今季の世界選手権と国別対抗戦、両方会場に見に行けて幸運だったかな
 今後はアイスショーなどで新たな表現を追求していくようで、それはそれで楽しみ。ファンではない同僚から「あの2人はつき合ってるの?」「結婚するのかな?」なんて聞かれるほど、息ぴったり 年齢だけならまだ現役を続けてもおかしくない村元哉中が、「大ちゃん以上のパートナーはいない」と一緒に引退を決めたのは、新たにパートナーシップを構築する大変さもさることながら、“かなだい”の新たな作品を作ることに魅力を感じているからだろう。
 高橋大輔が始めたことで、一気に注目されるようになったアイスダンス。今季はテレビ放送でもかなり時間を取っていたが、来季は急に少なくなったりするだろうか。それはちょっと困る メディアの皆さん、今後もアイスダンス応援よろしくお願いします


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