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GPフランス国際2021アイスダンスFD

2021年11月21日 01時01分55秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2021第5戦フランス国際アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

<G1>
ジェニファー・ヤンス・ファン・レンスブルク/ベンヤミン・ステファン(ドイツ) RD:57.14(10) FD:96.95(9) 合計:154.09(10)
 ジェームズ・ボンド・メドレー♪ 濃緑。あまりよく見てなかったんだけど ピアノとストリングスの曲にのって、複雑なポジションのリフトをこなした。

ルワシア・デモージョ/テオ・ル・メルシエ(フランス) RD:63.95(9) FD:92.66(10) 合計:156.61(9)
 「Lonlon Ravel's Bolero」♪ 黒にゴールドのストーン、黒。独特のボーカルが入るボレロで、じっくりとツイズルを見せる。女性の太腿だけをホールドするローテ―ショナルリフト。男性の首に片足を引っかけて上がるストレートラインリフトから、そのまま抱え込んでステーショナリーリフト、この組み合わせは珍しい。
 コレオステップからコレオツイズル、行進するような力強さ

アリソン・リード/サウリウス・アンブルレヴィシウス(リトアニア) RD:64.43(8) FD:105.40(6) 合計:169.83(8)
 「Vinegar and Salt」「White Lies」♪ 緑、黒。ストリングスの切ないメロディで、きれいなツイズル。ストレートラインリフトは男性が自分の下に女性を抱えるようにして片足に。二人が相手の足をホールドしたりするスピンのポジションが素敵 並んで同じ動きをするコレオステップ、じわじわと迫ってきた。
 アリソンがリトアニア国籍を取得できないらしく、オリンピックで見ることはないようだが、頑張ってほしい

ユリア・トゥルッキラ/マティアス・ヴェルスルイス(フィンランド) RD:64.62(7) FD:106.40(5) 合計:171.02(7)
 「Wild Side」「Bruises」♪ ブルー、グレー。いきなりステーショナリーリフトから、そのまま抱え上げてローテ―ショナルリフト これもけっこう珍しい組み合わせでは? 女性の両手を持ってひょいと肩の上を振り回してから前に出すストレートラインリフト。いったん逆さまに持ち上げてから前に抱えて足を絡めるコレオリフトもいい。
 全体に無理がなく、滑らかな表現でいい

アナベル・モロゾフ/アンドレ・バギン(ロシア) RD:68.45(6) FD:103.87(8) 合計:172.32(6)
 リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」♪ ゴールドのノースリーブにブルーのパンツ、ワインカラー。妖艶に微笑んでスタート、ステーショナリーリフトから。男性イーグルの膝に手をついて逆立ち姿勢のストレートラインリフトから、肩に乗せていくローテ―ショナルリフト。互いにフリーレッグを絡めるスピン、コレオリフトは男性のウエストあたりに両足で立つ。
 背中が開いている衣装なので、女性の筋肉がとても美しく見える アナベルはずいぶん大人っぽくなった。父・ニコライは嬉しいかな

<G2>
エフゲニア・ロパレヴァ/ジェフリー・ブリソー(フランス) RD:69.23(5) FD:106.71(4) 合計:175.94(4)
 「Adagio In Sol Minores Mi 26」「Allegretto」♪ グレー系。しっとりしたメロディで、ツイズルをきれいに合わせる。リフトの上げ方がさりげない。足を絡めるスピン、男性がランジからそのまま低い姿勢でステーショナリーリフト。リンク半周するワンフットステップでフェンスに寄ると、そこからコレオステップへ。最後のコレオリフトは男性のお腹に立ってから背中に回っておんぶ状態でフィニッシュ
 いろいろ目を引く動きがあるが、これ見よがしではない。これから伸びそう

クリスティーナ・カレイラ/アンソニー・ポノマレンコ(アメリカ) RD:70.74(4) FD:105.17(7) 合計:175.91(5)
 「Wicked Game」♪ ブルー、紺。キャッチウェストから、互いの足を絡めるスピンで始まる。ツイズルの間には男性が膝でスライド。リフトでは一つ一つのポジションをきちんと見せていく。女性の片手と曲げた膝の後ろをホールドするステーショナリーリフト。
 曲調が変わって激しく踊るコレオステップ、最後のコレオリフトもダイナミックに見せた。減点1はリフトの時間超過、勿体ない
アレクサンドラ・ステパノワ/イワン・ブキン(ロシア) RD:79.89(3) FD:120.40(3) 合計:200.29(3)
 「ロミオとジュリエット」♪ ピンクベージュ、ブラウンの上にワインカラー。互いに相手のフリーレッグのエッジを掴む姿勢のスピンから。背中で1回転させてから入るツイズル、肩に乗せてから前でホールドのローテ―ショナルリフト。カーブリフトは前から肩へ、さらに背中へ。コレオツイズルは得意のシット姿勢、男性がしゃがんで片足でのリフトも凄い。
 いろいろ難しいことを表現として見せてくれるのがいいところ

パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) RD:81.35(2) FD:121.81(2) 合計:203.16(2)
 「Long and Winding Road」♪ 紺。スピンから入り、ゆったりとステップを踏んでいく。ツイズルの速さと正確さ。男性の膝に片足で同じ向きに立つカーブリフトから、背中に回るカーブリフト、一瞬危なかったが大丈夫。
 女性の片足を引き寄せるようにして太腿だけをホールドするローテ―ショナルリフト。最後のコレオリフトは、女性の腰を後ろから両手で頭のあたりまで持ち上げた。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) RD:89.08(1) FD:132.17(1) 合計:221.25(1)
 フォーレ「エレジー」♪ ゴールド、薄茶。スタートのポジションに立つだけで、彫像のよう。ふと気づいたらワンフットステップをやっていた。男性の胸のあたりにしがみつく逆立ちのリフト ツイズルでわずかに男性がバランスを崩す。
 二人が動いていたら自然に要素も入っている、というようなシームレス。男性がハイドロのような姿勢になるカーブリフト、ダンスホールドから足をからめるだけのコレオリフト。
 いちいち挙げるのも野暮。ただ、動く美術品を鑑賞するだけ

 結果、優勝は大差でパパダキス/シゼロン、2位ギルス/ポワリエ、3位ステパノワ/ブキン。また差がついて、4位に地元フランスのロパレヴァ/ブリソー、わずか0.03差で5位にカレイラ/ポノマレンコ。6位モロゾフ/バギン、7位トゥルッキラ/ヴェルスルイス、8位リード/アンブルレヴィシウス、9位デモージョ/メルシエ、10位ヤンス・ファン・レンスブルク/ステファン。

 次は男子フリー 佐藤駿、鍵山優真、頑張れ~~


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