日全食

　皆既日食、テレビで見た
　テレビをつけたら、屋久島で皆既になるあたりの時間だったが、雲が多くてはっきり見えなかった。森が暗くなって、また明るくなっていくさまは、けっこう神秘的。
　そのあと、硫黄島と太平洋上の観測船から。周囲360度、夕暮れとも朝焼けともつかない、赤い空になる。摂氏100万度のガスのかたまり、コロナ。その中に浮かぶ摂氏1万度の赤いかたまり、プロミネンス。今回初めて知りました
　ダイヤモンドリングが出る瞬間、、、美しい。そしてほんの数秒後、ものすごい輝きで現れる太陽、、、テレビでもこれだけ凄いんだから、直に見たら一生忘れないだろう。
　屋久島と硫黄島の中継の間の時間に、朝方中国各地で観測された皆既日食のニュース映像が流れた。成都や重慶のみごとな皆既日食、上海では天気がいまいちだったようだが、真っ暗になってて夜のように街に灯りがともっていた。
　中国語では、日全食。部分日食は日偏食。香港のニュースサイトでも“日偏食”の写真が出ていた。広東語では日蝕とも書く。日本でも昔はこの字だったかな？
　「福岡では、薄雲に遮光されて肉眼で三日月状に見えました」とメッセージをいただき、空を見てみた。東京も朝から降ったり止んだりで、雲が厚く、太陽がどこにあるやら・・・。ふと真上を見上げると、三日月みたいなものが！
　今日が日食だと知らなければ、「昼間の月が出てる」と思うところだ。たぶん、これが東京の部分日食、だろう。（曇っていても太陽を直接見るのは危険です。真似しないでね）
　こんな貴重な体験ができる日なのに、次男は学校で補習。残念！