イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

宮部みゆき「希望荘」

2018-12-30 20:33:17 | 
 文春文庫の「希望荘」。宮部みゆき著。
 表題作の「希望荘」は2番目に載っていました。

 杉村三郎が書いているような気持ちになるから不思議です。
 架空の人物のはずが、自分が関わった出来事をていねいに述べている感じ。

 登場人物がみな重要な役割を持っている、あたりまえといえばあたりまえ。小説にエキストラはいらないでしょう。

 各人の役割が何であるかは、最後まで読んでわかってきます。
 昭和50年の事件と、現在(小説の舞台は2011年)の事件が、どう関わるのかも、最後にはきっちりとつながりました。

 3作目の「砂男」はページ数が増えます。コツコツ読み進めようと思います。


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