遠藤コールと取り直しコール

　白鵬が、稀勢の里戦の取り直しについて、審判を批判したという記事を数日前に読みました。

　昨日のすぽると!で、白鵬の特集があったけれど、そのことには触れていませんでした。

　初場所で白鵬の取り口に問題ありと、内館牧子さんが書いていました。地元紙に載ってました。特に遠藤戦。
　その時は、舞の海さんが「遠藤コールにムカムカしていたんじゃないか」という意見を述べていました。
　仮に、そういう気持ちの反応があるならば、稀勢の里戦の「取り直しコール」はもっとムカムカしたのではないでしょうか。

　取り直しを求めるということは、白鵬の勝ちを認めないということですから。
　軍配は白鵬でしたから。
　その判断は、観客がするものでなく、審判がするんだけれど、少なからず取り直しコールの影響があったかもしれません。

　というのは、「日本人力士の優勝」を求める声はそこかしこで聞こえるから。
　今は、「日本生まれの日本人力士」とまで言いますし。旭天鵬が日本国籍をとっているから。

　そんなこんなで、白鵬にしても「外国人じゃだめなのか」的な思いがあるんじゃないかなぁと、そんなことも思います。
　審判批判はもってのほか、と書かれていますが、観客への不満なんてもっとあり得ない発言になるでしょうからね。

　白鵬がいろいろ「大相撲の伝統」を語るだけに、そこに「日本人」という言葉が出てくると、複雑な思いになるのかなぁと思います。