イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

トランスジェンダー、シスジェンダー、エックスジェンダー

2019-12-14 09:57:43 | TV・映画
 12月2日の午前に放送されたBS1スペシャル。
 「僕が性別“ゼロ”になった理由」

 女性の体であることと、男性の心であることのギャップ。
 手術を受けることで、体を男性にする。
 
 しかし、そもそも、男性、女性という言葉自体が曖昧なものである。
 それは、もともと染色体による性染色体による、XXとXYだけでないケースがあるという点で、学んできたことだけれど、この番組ではそういうことではない。

 途中で、トランスジェンダーに対して、多くの人のことをなんというか?という話があって、普通の人ではなく、シスジェンダーという用語が出てきました。

 それだと、化学の勉強で、トランスとシスが出てきたから、意味がわかりやすいです。
 体の性と気持ちの性が一致しないのがトランスで、一致しているのがシス、そう考えれば用語として理解できます。
 しかし、気持ちとして(意識として)男性でも女性でもない人もいて、エックスジェンダーという、自分がそういうタイプと講義をしている方が話していました。

 ドキュメントの主人公の方は、法律に従い許可される年齢で乳房切除、20歳になって卵巣と子宮を切除。医師が「ねこそぎとれるから」という言葉遣いで、さすがにそれは強すぎるというか、本人はそれを望んでいるとしても、体のことを考えるとちょっと過激な表現だと思いました。

 最新の訪問では、女性ホルモンを投与していると。そうでないと更年期障害の状態になるからと。エストロゲンの問題ですね。

 すごく、いろんな問題を提起していると思いました。

 性別が男性と女性だけではないというのは、今、スポーツ界でも問題になっていて、例えば陸上競技。女子中距離でセメンヤ選手他、テストステロン値を下げなければ競技できないとされている選手がいます。もちろん、セメンヤ選手は女性であるんだけれど。

 本人が実名で登場して、その点でもすごい番組だと思いました。


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