暑さ対策とは？

　今日の世界陸上は、午前中の女子20km競歩のみ。

　競歩のレースが生中継というのはとても貴重。
　日本選手の活躍も期待できるし、とてもありがたい放送。

　渕瀬選手が先頭集団に入って、積極的なレース。
　解説の柳沢哲氏が、暑さ対策について説明。
　日本選手は帽子とサングラス。
　それに対して、ロシアの選手はどちらもなし。

　「暑さ対策についてはロシアは遅れている」ときっぱり言いました。

　そうかな？　最近はサングラスをしている選手、マラソンでも少ないです。特に外国選手は。
　また、帽子をかぶってレースを走るのは、雨の時にあっても晴天・曇天時はほとんどいません。

　暑さ対策というのは、体調を整えるとか、ペース配分に工夫をする、トップアスリートはそういう次元でやっているような気がします。

　そして、それは思わぬ展開で、それ以上の話ができない状況に。
　渕瀬選手は13km過ぎくらいでしょうか、先頭集団から遅れはじめました。
　ロシアの選手がペースアップしたからで、渕瀬選手はペース維持という事でしたが、動きがどんどん鈍くなるのが画面からもわかりました。

　それでも、粘れば入賞の可能性があるところで頑張っていました。
　しかし、残り2kmを切った最後の周回だと思います。
　ふらついたと思ったら、しばらく蛇行して、一度は係員の制止を振り切ったものの、尻もちをつくように後ろに倒れました。
　
　立ち上がって歩き始めたものの、今度は係員が止めました。
　その後、担架で運ばれました。

　脱水状態だろうということ。その場面が映像で流れたのは渕瀬選手にはちょっと気の毒。
　トップアスリートの暑さ対策は市民ランナーとは別だと思います。
　
　たぶん、前半が速すぎたというそれが一番の原因だと思うのですが、きっちり検証して、次のレースで好歩して欲しいです。
　
　まずは、大ごとにならず、早い回復をお祈りしてます。