山登りとJazzと・・・

芸術性のない証拠写真の羅列です。
思い出と記録を綴っています。
*****備忘録的・フォト日記*****

(完)テント背負って、双六小屋、笠ヶ岳(2,897m岐阜)~ ■2014_7_22~24

2014年07月27日 | アウトドア

昨日は、双六テント場に着いたのが18:00頃で多分最後だったと思う。
傾斜の無い、良い場所はとっくにテントで埋まっていた。
後には池があるので冷たい風が吹きぬけ、風でテントも張るのも少々手こずった。

今日(23日)AM5:00頃に起きテント撤収後、小屋前のベンチで軽く朝食、コーヒーを飲んだ。
現在、双六岳へは雪渓があるため巻き道を使って登れる状態になっている・・・若干時間がかかるようだ。
雪の無い時期に二度ばかり来ているので今回は頂上はパス、笠ヶ岳(2,897m岐阜)に向かうのに体力温存だ。 

AM6:00頃の小屋正面の鷲羽岳(2,924m長野・富山)

 

テント場の後の池。
双六小屋は水が豊富な小屋でもあり、診療施設、警備隊の基地にもなる。

右のおにぎりの形の山が笠ヶ岳・・・相当遠いぞ・・・覚悟して行こう。 

朝食中にテント数があっという間に五分の一以下に減りました。 

クロユリもアチコチに咲いていた。 

キバナシャクナゲも登山道全般に多かった。 

キヌガサソウ 

オオヒョウタンボク 

今日は1日中こんな天気
日差しが特別強くないので体は楽だが、クリアな穂高の屏風は期待できない。
雲がすぐわいてくる。 

 ▼双六と逆方向に進んでいるがまだ小屋が見える。

シラネニンジン 

ハクサンチドリ 

 ▼槍ヶ岳(3,180m長野、岐阜)は数分刻みで山容が変化していく。

クロユリベンチのお花畑 

クロユリベンチを上から見ると、幾人も集まってきて休憩していた。 

 ハクサンチドリ

コバイケイソウも今日見たこの一輪だけ。
今年は裏年になるのか、それとも時期が遅かったのかな。 

花見平手前の雪渓 

 ここは花見平のベンチのある休憩場所
お花畑が広がっています。 

弓折乗越の分岐です。
登りの時も同じく通ってきます。
笠ヶ岳方面もここから分岐です。 
眼下には昨日とおってきた鏡平山荘、鏡池、ひょうたん池が見えます。 

 

 ▼高校生の山岳部の集団です。
26名ぐらいでした。 

穂高連峰 

振り返ると進んできた山の稜線です

これから進む笠ヶ岳(2,897m岐阜)の稜線 

いつ時の空の青さですがすぐに雲で隠れます。 

槍ヶ岳山荘頂上の人。
槍の頂上には人が人柱のようにピンピンと見えます。 

ゴツゴツした岩場が見え出します。 

 雷鳥の母鳥
見えなくなったヒナを呼んでいます。 

 ヒナ鳥の安全を見張っているようです。

笠新道の分岐に到着しました。
ペンキが薄くてわかりにくいですね。
わかりやすく書き直してもらいたいですね。 

 右隅の稜線の先端当たりが今日の目的地

 ▼ミネズオウ

変わった大岩の割れ目を通り抜けます。 
 抜戸岩

夕方近くから崖下からガスがどんどん吹きあげてきます。
先は真っ白ですが登山道の視界は確保できます。 

 ▼山荘30分位手前で
雷鳥の雛

 ▼親鳥がヒナを探しています。

 

やっと笠ヶ岳山荘に着きました。
テント場と小屋が離れています。
小屋でカレーライスとコーヒーで夕食を済ませます。
細かい霧雨と濃霧の感じです。
明日の天候のことも心配ですが早くテントに戻り休みたい。
笠ヶ岳(2,897m岐阜)は明日の早朝に登ります。 

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24日(下山の日)
AM5:00過ぎに水を調達に小屋による。
即、笠頂上へ向かう。
小雨のため笠頂上へ笠をさしていく人もいる。
折りたたみ一本入れて置くのも安全策だなと思ったが、自分の場合は少しでも軽くしたいので無理かな。 

頂上までは30分かからず近い
真っ白と小雨であまり気が進まない。
回りの景色が全然見えず。 

 ▼ここが頂上のように見えたが違っていた。
矢印5分の先に頂上柱があった。 

頂上は鉄平石と呼ばれる扁平な石が幾重にも滞積している。
カメラがあっという間に濡れる。

証拠写真だけ撮ってサッサと下山。
テントの撤収はまだしてないので戻って濡れたテントの撤収。
風も吹いているので面倒だなーと思いながらテント場へ向かう。 
写真を撮るのはこれが最後・・・何かカメラの調子がおかしい。
雨のためカメラはザックに格納 

 

 全ての日の行動時間が長かった。
背負っているのが重いから尚そう感じるのだろう。
最後の日(下山日)、濡れたテントで重くなったザックを背負い、回りの稜線から吹き付けるガスと雨で体は風で振られたりしながらも
回りが全然見えず、先に続く登山道だけは見えた。

笠新道に入ってからは稜線からの風を感じなくなったが今度は雨が強くなった。
笠新道の特徴、相当急坂で長い。

登りも大変だが、雨で滑る今日の状態は大変どころでは無く必死だった。
戻ることも出来ずとにかく降りることだけ考えているが、いつまでたっても岩場、小梯子が続き滑らないようにして降りることだけだった。
カッパの中は汗なのか雨水なのか・・・両方だがこれも感触的に気持ちが悪く早くここを脱したかった。

岩場も終わり土の道になったが、つづら折りになっているので先に行ったり戻ったりでまぁ~長かった。
笠新道入り口の水場に到着し、思いっきり水を飲み過ぎ逆に気持ち悪くなった。
胃液が薄め過ぎられた状態になったのだろう。
ここから1時間、新穂高のビジターセンターのベンチに急いで戻りやっと腰を下ろせた。

無料駐車場までは7分
その後は、お気に入りの温泉、
野の花山荘へ17:00までギリギリだった。
やっと3日間の大汗を落とし、すっきりして、今回の登山は最高だったと思い車を走らせた。
ハラホロヒレハレ~~ 

新穂高往復
走行距離170.5km 


 

 


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