よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

もっと(M)、おおきく(O)、たかめよう(T)、MOT→技術経営

2005年07月25日 | ニューパラダイム人間学
このことろ技術経営(MOT,TM)に関する大学院のマーケティングに関する仕事が増えつつある。

日本の産業を再成長のシナリオに乗せるためには技術経営に明るい人材を早急に育成し、産業基盤のなかに配置し、浸透させる必要がある。そのために文部科学省や経済産業省が数年前から音頭をとり、技術経営を講ずる大学院が多数出来てきた訳だ。

気になるのは、雨後の竹の子のように立ち上がってきた技術経営大学院ではあるが肝心の学生サイドの関心がさほど高まっていないことだ。その証拠に定員割れの技術経営大学院がぽちぽち現れて来ている。サプライサイドの技術経営専門職大学院は、政策の後押しもあり、ここ数年間増えてきた。しかし、教育サービスの消費者である潜在学生(社会人、大学生)であるディマンド・サイドの勃興が後手後手になっている。実需がサプライサイドを盛り上げているのではなく、政策ドライブによる市場刺激ゆえに生じている現象だ。

ではどうしたらよいか?

ディマンド・サイドの社会人、学生を含めた市場刺激マーケティングをソシアル・ネットワーク・マーケティングとして強力に推進すべきだ。とくに中堅企業以上の技術系管理職候補者、技術系管理職、技術人事部門にMOTの必要性を訴求して、企業の管理職研修のプログラムとして技術経営専門職大学院を位置づけてもらうような策が必要だ。

複数の技術経営専門職大学院がゆるく連携し都心で大々的にフォーラムを開く。つでにインターネットでもフォーラムを立ち上げ、MOTに関する知識、事例、教材、研究レポートなどをオープンコンテンツにしてフォーラムという楽市楽座のなかでやりとりする。研究者はもちろん、一般産業界の技術経営に関心をもつ方々も自由にフォーラムへ首を突っ込んでもらい、いろいろな知見のやりとりに参画する。オンとオフの融通無碍な循環を演出し、オフの舞台の一角に特色のある技術経営専門職大学院を役者として立たせるのだ。

ディマンド・サイドの底上げを図りつつ、技術経営専門職大学院のリクルートにも直結する。こんな遊びをかませた仕掛けがMOTには必要だ。



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