(『自転車人』久田一樹さん、サイクリスト平野勝之監督とともに)
平野勝之監督といえば知る人ぞ知る過激なAV映画監督。その作風はストレート・フォワード、激アツなラディカルな表現に特徴があります。その平野監督が自宅に来たのですが、そのテの話やビデオ鑑賞のためではありません笑)
平野さんはサイクリストです。ラディカルな走りをモットーにしていますが、たぶんサイクリストとしての過激性、逸脱性、倒錯性、越境性、偶有性の複合体はAV映画監督としてのそれらと根底で繋がっているのでしょう。僕もこの種の「性向」を深いところで保有しているので話が合うのです。
サイクリングとソレはなにか似ています。
・身体性と精神性の営みであること。
・全身全霊で取り組むこと。
・フェチな世界がひろがること。
・上に乗ってハァハァすること。
本質的な共通点は次のように考えられます。
・エロス
・エクスタシー、フロー経験をもたらすこと。
・豊穣なピーク・エクスペリエンス(至高体験)をもたらすこと。
・異界性、無境界性をもたらすこと。
そのサイクリストとしての平野さんが、「山と渓谷」の『自転車人』の久田さんを伴っていらしたのですが、なんでも平野監督は、キャンピング自転車やランドナーというタイプの自転車をテーマに本を書いているそうです。そこで、知人を通して僕が乗っている片倉シルクキャンピングに白羽の矢が当たり、取材となったしだいです。
自転車の写真を撮ったり、自転車談義、パーツ談義、ルート談義などで濃密でディープな時間を共有させていただきました。
その本、3月には書店に並ぶそうです。楽しみです。