よしなごと徒然草: まつしたヒロのブログ 

自転車XアウトドアX健康法Xなど綴る雑談メモ by 松下博宣

連帯経済アジアフォーラム

2009年10月06日 | ビジネス&社会起業
市場経済万能主義のオルタナティブとしての「連帯経済」。

連帯経済アジアフォーラムが開かれます。国際的な社会起業に関心のある人はぜひ顔を出してみましょう。

●日程:2009年11月7日~10日(4日間)
●会場:国連大学、青山学院大学など
●主催:アジア連帯経済フォーラム実行委員会
●後援・協力:Charles Leopold Mayer Foundation (FPH)
CSR-SME(Asian Coalition for Socially-Responsible Small Medium Enterprises)


<以下貼り付け>

利潤を追求するだけではない、人と人の信頼にもとづいて草の根の人々・市民がつくる小さな経済「連帯経済」-市場経済が様々な危機を迎えている今、世界的に注目が集まっています。協同組合、フェアトレード、社会的金融、コミュニティ・ビジネスなど担い手も様々です。11月7日~10日、東京にてアジア各国の実践者・研究者と交流し議論するフォーラムが開かれます。ぜひご参加ください。

経済のグローバリゼーションは、世界のごく少数に富を一極集中させる反面、随所で貧困層を増やし、人権を蹂躙し、環境の破壊をすすめています。市場経済化、自由化、開放経済化、そして「小さな政府」化の流れがすすむと同時に、世界大で「市場の失敗」と呼ばれるような格差の拡大、地域経済の沈下、天災や異常気象が絶えません。これら経済社会の歪みは、小さき者/弱い者へとさらなる負担を押しつけ、そこから戦争、紛争も絶えず起こってきています。まことに世界は残念ながら、平和からほど遠い状況にあります。

<以上貼り付け>

起業家教育がもたらす変化と革新

2009年09月29日 | ビジネス&社会起業
起業家教育がもたらす変化と革新~ アントレプレナーシップとイノベーションの実現に向けて ~が10月12日に東京駅のすぐ近くで開かれます。

僕の講座「ベンチャービジネス戦略論」が資金支援をいただいている大学・大学院起業家教育推進ネットワーク、日本ベンチャー学会、経済産業省が主催者です。

そのポスターが先日たくさん送られてきました。

副題にあるように、イノベーションの担い手としてアントレプレナーを明確に位置付けています。MBA、MOT、社会起業をはじめ、イノベーションとアントレプレナーシップに関心のある向きはぜひ参加しましょう。

僕も参加するので会場でお会いしましょう。

豊穣の半月弧地帯での起業

2009年09月27日 | ビジネス&社会起業


このところ、東南アジア方面にからむことが多くなってきている。

マニラのAsian Institute of ManagementのToby CantoのCase-based Learning and Case Methodの知的興奮度◎のワークショップに参加したのが2週間前で、先週は、インドネシアでプロジェクトを立ち上げている石崎浩之さんにお目にかかった。

石崎さんは、L.A.のUSCでMBAを取得後、日本に帰ってきて外資系コンサルティング会社PwCでキャリアを積み、その後独立起業したそうだ。

彼はインドネシアの農村地帯で、無線メッシュネットワーク技術によるインターネットインフラを構築するプロジェクトを、インドネシアから日本にやってきている留学生といっしょに立ち上げつつある。

まあ、アメリカ帰りの人たちはよほど自覚的でないと、アメリカかぶれになってしまってアメリカ批判ができなくなってしまう。お遊び的ゴガク留学、ただの遊学からトップスクールへのdegree取得を目的にするハードコアな留学生まで、だいたい同じ傾向だ。そして、その後は、日米の関係性のなかで生きてゆこうとするのが大半。

さて、これから世界経済をリードする「豊穣の半月弧地帯」をいち早く海洋史観の視点から描き出したのが、川勝平太の「文明の海洋史観」。ちなみに、札幌で会った鷲田先生は、川勝氏が拡張させる着想を得た「文明の生態史観」の梅棹忠夫氏と交流があったそうで、面白い話をたくさん札幌で聞いたのだが・・・まあ、それはそれとして、「豊穣の半月弧地帯」にはチャンスが溢れんばかりだ。

次世代起業は、この「豊穣の半月弧地帯」をターゲットにするくらいの戦略的国際性がいるんじゃないのか。この地域には日本から2-4時間で簡単に行けるという地の利がある。そして、この地域でのビジネス言語は圧倒的に英語化しているので英語ができる人にとっては仕事がとてもやりやすい。

「閉じられた言語」日本語の窮屈な世界に内向している人にはこのチャンスが全く見えない。でも、見える人にはハッキリ見える。

成長へのパスと事業モデルの変遷を日本やアメリカで経験していれば、いくらネット経済で地域間技術ギャップが縮まっても、1.2.3次産業を含めて活用できるノウハウは大きいからだ。

途上国の社会起業・起業家支援を考えるワークショップ

2009年08月27日 | ビジネス&社会起業
NPO法人国際社会起業サポートセンターからのお知らせです。

<以下貼り付け>

主催:NPO法人国際社会起業サポートセンター
   東京工業大学国際的社会起業家養成プログラム

「途上国における社会起業・起業家支援を考えるワークショップ:
東工大院生の2つのビジネスプランに対する支援について
1)バングラデシュにおけるバイオガスプラント・プロジェクト
2)インドネシアにおける無線メッシュ技術によるインターンネットインフラの構築」

日時:9月24日(木曜日)午後6時30分~8時30分
場所:東京工業大学大岡山キャンパス 西9号館6階 607 セミナールーム

東工大国際的社会起業家養成プログラムでは、留学生に対して社会起業のためのビジネスプラン研修を過去2年間実施してきた。

また、国際社会起業サポートセンターは、留学生が将来自国で社会起業を立ち上げることを支援する目的で設立されたNPO法人である。今回、2人の留学生が作成した優れたビジネスプランが現地調査終了・実証実験段階に入ったのを契機として、これらのプロジェクトの立ち上げをどの様に支援するか検討するためのワークショップを開催しますので、是非ご参加ください。

参加対象者:研究者、援助機関・NPO関係者、投資ファンド関係者、、CSR担当者、開発途上国に関心のある方参加希望者は、メールで下記までご連絡ください。

inoue.k.aj@m.titech.ac.jp
問い合わせ:

井上和雄
チーフコーディネーター
東京工業大学大学院 社会理工学研究科
社会工学専攻 国際的社会起業家養成プログラム 大岡山 西9号館 711号室
152-8552 東京都目黒区大岡山2丁目
12-1郵便BOX W9-88
E-mail:inoue.k.aj@m.titech.ac.jp

<以上貼り付け>

未来をdesignする集まり

2009年08月02日 | ビジネス&社会起業


<受付は東京農工大MOTのOGのおふたり。持っているのはカンパのお金を入れるビン。卒業後もこのふたりはこういうイベントには欠かせなくなっています>

以前もちょっと紹介しましたが、未来designの一回目の集まりがあり、呼ばれて寺子屋風トークをしてきました。こういうのも時間と、話題というコンテンツを提供する社会貢献です。

多摩大学MBA、東京工科大学BS、日本大学MBA、東京農工大学MOTのビジネススクールOB・OGの方々の自主的な集まりです。

この集まりの趣旨からすると、全員がdesigner of the future。おそるべし。

ざっとですが、ITエンジニア、起業家、薬品卸、企業人事部、看護師、大学教員、歯科医師、NPOオーガナイザー、インテリアデザイナー、生命保険、環境技術者、知的財産専門職、副業専門家、ヤドカリ起業実行者などなどの方々。

残念ながら、すべての方々と名刺交換できなかったので、たぶんこれら以外のお仕事の方々も多数おいででしょう。

安力川さんが写真を送ってくれたので、パッとアップしておきます。近く、この会のサイトができるそうです。楽しみですね~。



明るい感じの受付はいいものです。



で会場の中はシブく農工大MOTのOBの加藤さんから挨拶と趣旨説明。

さすが卒業生総代、背筋の通ったピリッとしたスピーチ。



今日のテーマは社会起業、副業起業、ヤドカリ起業、アントレプレナーシップ裏街道。京都大学のシンポで話したテーマをぐにゃ~と柔らかくした感じ。

シンポや学会ではないので、裏話・雑談系の話が中心。

たぶん、この手の話のほうがあっているんだろう。

楽しくお話させてもらいました。



その後はメインイベントの飲み会です。



直後からワ~と盛り上がっていました。パワーがあります。



トークの後のビールはうまいです。



一角では、日本型MOT、産学官連携はどうあるべきかといった真剣な議論も(?)

             ***

じつにオモシロイ議論と会話が、飲み屋さんのそこかしこで盛り上がりました。僕が首を突っ込んだ面白い話は:

・古いレースをメーカーから無償で貰ってきて再加工して販売する。その収益金は日本てんかん協会の運営資金となる。レースメーカ、てんかん協会、会員のための「三方よし」モデル。りっぱな社会起業ですね。

・日本で名刺を受注して、台湾メーカーがラミネート式の高級名刺を制作するビジネスモデル。価格は通常価格の1/3~1/4程度。こりゃ、いけそうだ。



たぶんこれら以外にも会場のいたるところでオモシロイ話が飛び交ったことでしょう。

みなさん、これからもがんばって盛り上げていってほしいものです。


世界の人身取引と闘うポラリスプロジェクト

2009年07月27日 | ビジネス&社会起業
以前紹介した公開セミナー「世界の人身取引と闘うポラリスプロジェクト」が、2009 年7 月16 日(木)18:00 より、東工大蔵前会館「ロイアルブルーホール」にて開催されました。

世界で 1000 万人以上の女性や子どもが人身取引問題の犠牲になっていると言われています。その対策において米国のみならず世界をリードする活躍をしてきたNGO「ポラリスプロジェクト」から、事務局長のマーク・ラゴン氏と、「ポラリスプロジェクト」日本事務所のコーディネーターを務める藤原志帆子氏が講演しました。

「社会起業、テクノロジーとビジネスが立ち向かう人身取引」講演の概要です。

英語版の講演記録です。一読の価値あります。論点が明確でポラリスのミッションを雄弁に論述しています。

ポラリス・ジャパンについての詳細な情報はこちら

ざっと論旨をまとめます。マーク・ラゴン氏のスピーチはロジカルかつ弁証法的です。

                ***

まず結論は:

Effective use of technology and social entrepreneurship are essential for our advanced industrialized countries to become better examples for the developing world in the fight against trafficking.

卓越した社会起業家には共通の行動パターンがある。

1)組織を立ち上げるというようりは、運動(movement)を盛り上げるという視点を持つ。

2)政策的な主張を長期にわたって続け、プログラムを多様化させる。

3)現実主義(pragmatism)と 理想主義(idealism)のバランスを保つ。

実は現代のネットを中心としたテクノロジーは人身売買に大いに利用され、莫大な利益を人身売買をおこなう人々や組織にもたらしている現実に目を向けるべきだ。

つまり技術やビジネスモデルを保有する企業と組むことによって反人身売買運動の効果は格段に上がる。

たとえばポラリスがしぶとくアプローチした結果、マイクロソフトは反人身売買教育プログラムをスタートさせたし、アマゾン・ジャパンは少女ポルノやDVDの販売を止めた。

だからこそ、先進国において技術と社会起業を組み合わせて有効活用して反人身売買運動の成功事例を造り上げることが、開発途上国の反人身売買運動にとっても有益なものになる。

                ***

technologyとsocial entrepreneurship を真っ正面からとらえ、実行してきたポラリスを応援しませんか。

未来design→だれもがChange Maker!~禁断のMOT/MBA、新たなチャレンジ~

2009年07月22日 | ビジネス&社会起業


未来designとは、多摩大学MBA、東京工科大学BS、日本大学MBA、東京農工大学MOTのビジネススクールOB・OGが、ヨコの交流を展開させるために生まれたコミュニティです。

このコミュニティの発足につき、下記のイベントに社会貢献として協力し、寺子屋風のトークショー(講義というほど堅苦しいものじゃありません)を行うことになりました。

              ***

【開催にあたって 松下博宣から】

資本主義がいかに変質しても、資本主義の主人公は自己責任でリスクを取って、明日にチャレンジする創業精神に満ちたアントレプレナーです。●◎○■資本主義の変化の方向を決めるのはアントレプレナー人材なのです。

かりにあなたが会社にぶら下がるだけのサラリード・パーソンだとしましょう。ならばいますぐ社内起業家(イントレプレナー)に変身しましょう。会社の囲いからリストラにあって放たれるリスクを軽減することになります。

かりにあなたが「起業家予備軍」だとしましょう。MBAやMOTで得るスキルにレバレッジをかけてリターンを得る王道が起業です。今勤めている会社を徹底的に利用し、ノウハウを逆搾取して起業に備えましょう。そしてアントレプレナーの列に加わりましょう。

そして、できれば世の中を少しでもいい方向に変えるために努力しましょう。営利起業でも、公益・非営利性のより強い社会起業でも、本質はイノベーションを創発する当事者=アントレプレナーです。

グローバルレベルで政治も経済も今後3年間で激変します。凡人にとってその変化は危機ですが、アントレプレナーにとっては好機です。好機のつかみ方、創りかたを語りましょう!

己の才覚とリスク負担でより良い世の中づくりのために世を商(シノ)ぐ人材がChange Maker。

社会起業、営利起業の最新動向、アントレプレナーシップ&イノベーション、はたまたちょいワル副業起業まで幅広くカバーします。言論の自由は無制限!

明日の資本主義を語り、アントレプレナー、プロフェッショナルとしての生き方を熱く提言!●◎○■をデザインするのは同時代に生きる我々の特権であり、近未来に対する我々の義務でもあります。

              ***

以下、案内文面を貼り付けます。

<以下貼り付け>

未来design 特別講義のお知らせ

梅雨も明け、草木も生気を失うような暑さですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、早速ではございますが、未来design主催の特別講義についてお知らせいたします。未来designとは、多摩大学MBA、東京工科大学BS、日本大学MBA、東京農工大学MOTのビジネススクールOB・OGが、従来の交流を展開させるために生まれたコミュニティです。

コミュニティ自体が“生まれたて”であり、会の方向性や規約などの枠組みは現在検討中ですが、早々に知的交流可能なイベントを実施するはこびとなりました。

 第一回目のイベントとして、農工大MOT松下教授を招き、特別講義を行います。内容は、ビジネスにおいても大きな存在となりつつある「社会起業」「コミュニティ生成」などにスポットを当てる予定です。特別講義、そして第二部の懇親会、ともに知的交流の“種”が随所にある場となりますので、エネルギーを大きく成長させるイベントにしましょう。

【開催講義】 「だれもがChange Maker!~MOT/MBAの新たなチャレンジ~」
【講師】    農工大MOT松下博宣教授(アントレプレナーシップ論、HRM論)
【開催日時】 2009年8月1日(土)16:00~17:30 (開場 15:45~)
【開催場所】 田町キャンパス・イノベーションセンター 4F
【申込対象者】 どなたでも参加できます。(ビジネススクール出身者以外も可)
【参加費】 無料
【持参品】   筆記用具、ご自身の名札 (首から下げるタイプなど)
【懇親会】 開催場所近辺で実施予定(4,000円)

【参加申込はこちら】

<以上貼り付け>

納涼会も兼ねているので、寺子屋風講演が終わってからは楽しく一杯やりましょう。

起業家教育ひろば

2009年07月13日 | ビジネス&社会起業
面白いサイトの案内が届く。起業家教育ひろばという大学・大学院起業家教育推進のためのネットワーク。先週立ちあがったばかりだ。趣旨など:

<以下貼り付け>

「起業家教育ひろば」は、「大学・大学院起業家教育推進ネットワーク」のウェブサイトです。起業家教育に関連するさまざまな情報を提供し、大学・大学院における起業家教育を充実させることをめざします。

既に起業家教育を行っている教職員の方、これから起業家教育を始めようという教職員の方、外部講師として大学・大学院の講義に招かれる方、起業家教育を応援する支援者の方、起業家教育に興味がある学生の方などを主な対象にしています。大学・大学院起業家教育推進ネットワークが主催する各事業の告知や報告を中心にして、起業家教育の正規科目や課外プログラムなどに関する情報を提供していきます。

<以上貼り付け>

国際的な起業研究・教育コミュニティとしてはThe Global Entrepreneurship Monitor (GEM)があるが、日本では、国内コミュさえも体系的なものはなかった。

業界や日本ベンチャー学会がらみの友人、知人が多数入っている。ラーニング・デザイン、ケース、ネタ、事業計画立案手法、事業計画そのものなど、どんどん共有できればシナジーが高まるだろう。

宮城さんなど、社会起業系の人たちも発起人に入っているのがいい。シーズとニーズが具体的に絞り込まれているネットワークなので総花的でなく訴求力あり。発展を期待したい。

起業後進国ニッポン

2009年06月28日 | ビジネス&社会起業


EconomistsのCountry Briefingは日本について辛口の記事をよく書く。No exitの日本という記事は起業貧困国日本をチクリと分析。

            ***

For decades this cosy form of capitalism ensured that competition was never too fierce and everyone prospered at least a bit. It certainly smoothed out the occasional ups and downs during the country’s stunning post-war economic development, as it rapidly caught up with the West. So it is not surprising that many politicians and business leaders are advocating an even stronger dose of such medicine now. As Japan struggles with its deepest recession since the war, the government has established a mechanism to give financial help to poorly performing firms, companies are being encouraged to provide support to their weaker suppliers, and banks are being asked to do their bit, too.

            ***

先日、某大手ITメーカーの方々と歓談する機会があった。昨今の不況の折、あまり仕事がないそうだ。

「webの世界では、個人の力がはじめにありき。大きな企業ではオープンソースでビジネスやたってソロバンに合いませんよ。いっそのこと、会社やめて起業したらどうですかね?」

「いやー。この年になると・・・。生活の制約もあるし、なかなか思い切ってリスクはとれませんよ」

「じゃ、オープンソースで副業をガンガンやったらどうですか?」

「あまり社内で前例もないようだし。上にばれたらマズですよ。ウチの会社はだいたい10年もいれば色にそまって結局会社人間になるんですよ」

            ***

大不況の今年でも、日本企業の廃業率は英米の半分で、倒産は15%増の見込み。倒産は、前年比で欧州では30%、アメリカでは40%増えると見込まれている。

Tellingly, the shut-down rate of companies in Japan is around half that in America and Britain. And the number of corporate insolvencies is expected to increase in Japan this year by only 15%, despite the depth of its recession, compared with more than 30% in western Europe and 40% in America. Normally a scarcity of corporate bankruptcies is a sign of economic vitality; in Japan, it is a sign of its economic weakness. Of course, keeping struggling firms alive protects jobs. But it also fossilises industry structures and hinders the development of a more flexible labour market and a business environment more supportive of new-company creation―two areas where Japan is also sadly deficient.

かたや日本では、死に体ながら、生きながらえている巨大企業で、不満と不安を抱えながら囲い込まれている人々がサラリーマン経路に依存していて起業には関心が向かない。とことんリスクテーカーではなくビロンガーである。

            ***

ゾンビ企業で高いコストを経営が負担しながら人的資源が腐っていくのを放置するのは実は、社益にも国益に反している。長期安定雇用で社員を囲いこむのはやめて、解雇規制を大胆に撤廃して、流動化を促すべきだ。そして優秀な技術、スキル、ヒューマン・キャピタルを持った人材を起業へ向かわせる必要がある。


世界の人身取引と闘うポラリスプロジェクト

2009年06月23日 | ビジネス&社会起業
NPO法人国際社会起業サポートセンターが後援するシンポジウムが開かれます。
社会起業、人権、人身取引に関心のある方、ぜひご参加を。

<以下貼り付け>

東京工業大学 国際的社会起業家養成プログラム 公開セミナー
「世界の人身取引と闘うポラリスプロジェクト」

「チェンジメーカーII」(渡邊奈々著)で紹介されている米国ポラリスプロジェクト。

世界で1000万人以上の女性や子どもが犠牲になっていると言われている人身売買。

その対策においては、米国のみならず世界をリードする活躍をしてきました。
今回は、その事務局長で、米国国務省の(前)人身取引対策担当大使のマーク・ラゴン氏が講演します。

日時:平成21年7月16日(木)午後6時~8時
場所:大岡山駅前 蔵前会館 1階 ロイアルブルーホール
http://www.somuka.titech.ac.jp/ttf/pdf/map.pdf
(地下鉄南北線、三田線、東急大井町線、大岡山駅徒歩1分、エクセルシオールカフェ隣り)
講演者:Dr.Mark Lagon, ポラリスプロジェクト米国本部事務局長
主催:東京工業大学大学院国際的社会起業家養成プログラム
共催:ポラリスプロジェクト・ジャパン
後援:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、NPO法人国際社会起業サポートセンター
入場無料 定員100名

講演者略歴
1986年ハーバート大学卒業、ジョージタウン大学で博士号取得。
外交評議会、上院外交委員会勤務後、国務省に入る。
国務省国連局次官補代理後、2007年より人身取引対策室長兼担当大使を務める。

参加希望者は、下記までメールでご登録ください。

inoue.k.aj@m.titech.ac.jp

定員に達して参加不可能な方にのみ、事務局からご返事します。
参加可能な方には、ご返事いたしませんので、ご了承ください。

<以上貼り付け>

なお、講演終了後、講師をまじえて懇親会を大岡山駅そばのインド料理店で行います。会費は、2500円程度です。

是非ご参加ください。