散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

もはや旅行の東京(9)

2019年08月23日 22時24分07秒 | 飲み歩き・東京
次も神田で飲むかという考え方もあったが、せっかく泊っている門前仲町。やはりこちらで飲みたい。ということで、銀座線→東西線で門前仲町へ。やっぱり昨日行った、辰巳新道が気になる。昨日行ったスナックは常連さんが既に入っているのを眺めて安心し、昨日満席だった焼鳥の「TS」へ。





外から見て空席があったので入ったのだが、店の方(ご夫婦2名でやっているらしい)がなかなか気付いてくれない。参ったなあと思っていると、店の奥から「おい、SH」と名前を呼ばれる。

一体だれがこんなところにいるのかと思ったら、数年前まで上司の上司だったHSBさんではないか。おお、こんなところで会うとはね。普段、一人飲みが最優先の私であるが、嫌いな方でもないのと、たまたま隣の席が空いているので同席することにした。後で聞いてみると、一緒に行くはずだった人が来られなくなったらしい。

飲み物は焼酎の生スダチ+ソーダ割りを頼み、通しはポテサラだ。この店は焼鳥がメインなので(店頭に「焼鳥を食べない人は入店禁止」と書いてあった)、先輩氏(後で気が付いたが、実は同期らしい)の勧めで焼鳥のコースを頼むことにした。もちろん私は店構えが良いから入っているのだが、その感的中と言える、かなり素晴らしい焼鳥のコースだった。

出てきたのはハツ、つくね、にく、ネック、レバー、ナンコツ、砂肝、手羽先、ささみ。同期氏の勧めで、しいたけとポンポチ。

特筆すべきはまずつくねだ。味付けはタレなのだが、これほど表面カリッと、そして中がふんわりしたつくねも珍しいだろう。それから「にく」。いわゆる鶏精なのだが、ほとんどが塩味の中で、これがタレ味で変化とともに、肉のうまさがダイレクトに感じられる。

そしてナンコツ、手羽先の塩味も素晴らしい。塩が効きすぎの寸前であるが、ギリギリの味付けが酒に合うのだ。

またポンポチが素晴らしい。時にポンポチは脂が多くプニョプニョとしているケースがあるのだが、これはぎりぎりまで焼き切っており、焦げた香りが良い効果を出している。

コースの締めはささみ。大ぶりの半生ささみに、ツーンと来るくらいの生わさび。これをトップではなく、あえての最後に出すというところに、面白さを感じた。そうそう、途中で菊正宗の常温を頼んで飲んでるよ。



かなり早めに来ていた同期氏はすっかり酔っぱらってしまい、流れで私の勘定まで払ってしまった(経費で落とすらしいが、大丈夫か?)。楽しかったし、美味かった。HSB氏よ、ありがとう。

さすがに少々酔っ払い、焼物11本で腹も膨れ、良い気分でホテルに変えることになった。蒲田、神田と集中的に攻めてきた私だが、門前仲町もこれからのターゲットになりそうだ。何とも楽しい街なのであった。

コンビニに立ち寄り、飲み物を少々、そして明日の朝食を購入してホテルに戻る。明日は美術館巡りの予定だが、何もしなくても別に問題ない。これこそ「自由」の素晴らしさだよな。


もはや旅行の東京(8)

2019年08月23日 19時19分03秒 | 飲み歩き・東京
昨日の1軒目は酒の量が多く、2軒目はオヤジが喋りを辞めないせいでつい水割りを多く飲むことになり、やや二日酔い。朝食はちょっと間違えていたかもしれないが、リンガーハットのピリカラちゃんぽんを買っていたので、食べる。



ペーストというのが入っていたので何も考えずに入れようとしたら、これが辛味のもとだったか。危うく途中で手を止めたが、結構辛くなってしまった。まあ、このせいか、二日酔いはおおむね解消した。



(研修2日目。研修そのものは気楽なものなのだが、その合間に結構面倒くさいシビアな仕事をさばく。それが辛い)

昼食は研修所の道を挟んで向かいにあるスーパーマーケットで、ドレッシングで食べるエビアボカド丼という、訳の分からないものを食べる。味は悪くないよ。

そして当初は17時過ぎくらいに終わるはずだったのが、熱い語りで17時半過ぎに研修が終わり、行先の関係上、ゆりかもめで新橋へ。さらにそこから、神田へと移動。山手線・京浜東北線が有楽町駅で線路に落とし物をした人がいるということで、一時止まっていたが、私がちょうど駅に着いたタイミングで運航開始。さほどロスなく、神田に到着する。

さて、最近の出張シリーズでは余裕が無くて全く行けていないバー、いつもの神田「H」である。先客が4名いたが、無事にカウンター真ん中あたりの席に座ることができた。暑さを感じて、ジンジャーエール入りのカクテルでのどを潤そうとお願いし、相談の結果、ジンジャービア入りのモスコミュールが到着。喉に染みる。美味い。



2杯目は濃いめのものをということで、ウイスキーらしいウイスキーカクテルを注文。すると、キルホーマンMACHIR BAY+フランジェリコのカクテルがやってきた。これはキルホーマンのパンチと、仕上りにフランジェリコのナッツっぽい甘みがやってくる、大人びたクラシックな感じのカクテルだ。



こうなると3杯目はさわやかに締めるかということで、ギムレット+ペルノーのカクテルを頂いた。ペルノーを入れすぎるとすべてを圧してしまうし、少ないと入れた意味が無い。そのバランスの美味い所を取ったカクテルが来た。



久々に東京でバーに来たが、やっぱり爽快感があるね。私も「これから私は自由なんですよ!」と語ったところ、バーテンダー氏に「言葉の選択がいつも面白いです」と言われ、気分良く店を出る。