散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100417ギャラリー巡り

2010年04月17日 14時14分26秒 | ART

今日は精神的にはダウン傾向。今一つ調子がでない。ギャラリーは近美→資料館→大同→たぴお→STV北2条→時計台→道新→さいとう→スカイホール→ivory→ARTスペース→市民ギャラリーの12か所。

■北海道立近代美術館「本願寺展」。展示替えの頻度が高いので、初日から行ってみたが、さすがに前半は込み過ぎ。後半はまあまあ空いていたが、ちょっと失敗だった。

「親鸞聖人絵伝(万福寺所伝)」:かなり奇怪な山や植物の表現が面白い。
「光明本尊」:プロレタリアアートのポスターのような斬新さだ。
「聖徳太子像(楊枝御影)」:かなり聖徳太子像があったが、端正な顔立ちをシャープな線で描いた作品だ。

「九字名号(御影堂旧安置)」:5mくらいの大作。不思議な丸みある文字だ。
「阿弥陀経」:お経を金文字・楷書で書いたもの。これは整っていて綺麗だ。
「慕帰絵詞」:食事シーンが庶民的で楽しそう。文字はバランスの良い達筆。

「三十六人家集」:仮名の流麗さを堪能せよ。
「熊野懐紙」:ゆったりと和歌を描いた優雅な作品。後鳥羽上皇他筆だから、そりゃそうか。
「天井絵」:後半、やっと美術的作品が登場。天井にあると小さいが、間近で見ると大きい。

「松桜孔雀図(白書院三之間)」:孔雀の羽根、足元に描かれた濃紺の水。
「白書院欄間(八重椿に尾長鳥」:所々ついであるようにも見えるが、基本的には1枚板から掘り出した欄間らしい。昔は色もカラフルだったようだ。

続いてこれくしょん・ぎゃらりいはサラッと。「阿部貞夫 彫波の世界」は自然中心の木版画。ちょっと構図に面白いところがある。これは次回ゆっくり見よう。

さすがに軽く流せないのが「一原有徳・多面体」である。
「変身」:金属生命体のようだ。結構、一原作品は見ているはずだが、知らない作品があるものだなあ。
「SON」:壮大な世界。
「火」:炎にも見えるし、シャーマニズムの気配も感じられる。

「LEN」:金属パイプ状のものが無数に配置された作品。
「HMMA」:最後にこの巨大作品をじっくり堪能。ぜひ前に椅子を置いて欲しい。味わいつくすのには相当時間がかかる。

「現代ガラス」「新収蔵品展」は流す。

■時計台ギャラリー「永井唄子・遠藤厚子展」。私は遠藤厚子のモノトーンのコラージュ作品の方が好みである。遠くから何だかわからない迫力を感じるもよし、近くによって細かく見るのも面白い。決して色彩だけで、適当にコラージュしている訳ではないのだ。

■市民ギャラリー「北海道抽象派作家協会展」。段々眼力がアップするに従って、面白くなってくる展覧会だ。

外山欽平「MOVE ON」:「M」の文字をさまざまに描いた作品を、第1室の奥に並べて配置。基本的には「M」の形に見えるように整列させているのだが、左上の1点だけが「Σ」の形に置かれている。整然と並べるこの配置と、クラクラするような緑とオレンジの色彩は迫力がある。

今荘義男「古里(イ)」「同(ロ)」:振りかえるとぐっと渋い作品だ。こちらも壁面一杯に密着させて作品を展示しているところに、パワーを感じる。
林教司「種子」:そして入口側の壁を仰ぎ見ると巨大な”種”だ。4メートル四方の種は一体何の種なのだ?

名畑美由紀「綴り」:一見真黒だが、下地の色彩が情念のように透けて見える。
石川潤「呼吸」:トゲトゲホールのさまざまなバージョンが結集。カラー、上から白い色をのせたもの、黒、円形、くねった形と集大成的な展示に見える。
鈴木悠高「Yellow A」~「同E」:石川作品に触発されたようにも見えるのが、しばらく「黄色」のみだった鈴木作品の変化だ。黒で穴ともへこみとも見えるような形が描かれている。何となく生命の予感も感じられるし、この先どこへ行くのか見届けたい変化である。

本当はもう少し感想を書きたい作品、展覧会もあるのだが、どうももう一つ気が乗っていない。

食券あり

2010年04月17日 12時38分43秒 | 食べ歩き
今日は札幌駅近くの蕎麦屋さん「T」へ。今日は900円分の食券を入手しているので、少し高いメニューをということで、小天丼+蕎麦のセットを注文した。

天丼は海老、イカ、ナス、ピーマンとミニサイズにしては、まずまず。蕎麦はちょっと変わった食感だが、オーソドックスな味だ。まあ、悪くないが普通という感じかな。