平和な日本のなかでも、いたるところで激しい戦いが今も行われている。
ここのところ、家にいると時々
ドン。
ドン。
と大きな音がする。
車庫の屋根に隣の栗の木が爆撃を加えている音だ。
2階のベランダからみると、傾斜のない車庫の屋根の上に、栗がたくさんのっている。
こんなのが上から、人間に降ってきたらたまったもんじゃない。
まだ蒼い栗のイガは、ちょっと触れただけでもほんとうに痛い。
でも、栗はここまでして実を守る必要があるのだろうか。
種を遠くへ飛ばす必要はない。
数本、親木の周りから若木が育てば良いだけの木だろうに。
このイガグリは、どう考えても過剰防衛にしか見えない。
栗って、随分、気の小さいやつだったんだな。
今日の発見でした。
昨日、前の叔母から、最近、栗拾いをお爺さんと二人でしたら
お爺さんの腰が痛くなってしまったと聞いた。
頼むから、残りは拾っておいてくれ、だって。
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