横浜美術館の「モネ それからの100年」展覧会へ友人と行ってきました(9/24に終了しましたが)。
所沢駅からFライナーで「みなとみらい駅」へ乗り換えなしで1時間ちょっとで着きました。
座って行けて早くて、横浜が近くになりましたね。
久しぶりの横浜美術館、しっとりと雨に濡れた建物が重厚さを増していました。
入口近くにはこのような睡蓮のミニ池も設えてありましたよ。
モネの初期から晩年までの絵画25点と後世代の26作家による絵画、版画、写真、映像まで65点が展示されていました。
モネは『睡蓮』に代表される印象派の巨匠、ルノアールとともに日本人が好きな画家なのでしょうね。
4年前に瀬戸内海の直島にある地中美術館で見たモネの部屋を思い出しました。
真っ白な部屋に睡蓮の大装飾画、自然光だけでの鑑賞はまさに異空間という感じ。
鑑賞というよりは、体感したような印象深い睡蓮でした。
今回の企画はモネの絵画の独創性、魅力が現代の作家たちにさまざまなかたちで引き継がれた作品がモネの絵と一緒に見られるユニークなもの。
モネへのオマージュが多様な現代アートで表現され、これまで見たことのない国内外の作品は興味深いものでした。
それにしてもやはりモネの絵はスゴイです。
刻々と変化するような水面の色、空の色。
テムズ河の深い霧や『霧の中の太陽』など見入ってしまいました。
馬車道でステキな出会い
中華街でランチをして、トルコ人のお店でタイルのマグネットを買い、カフェで積もる話をしようと馬車道へ。
ゆっくりできるカフェをスマホで探すのですが、場所がよく分からない。
すると横断歩道の手前で「美味しいコーヒー 20m先」の小さな立て看板があって、ここでもいいよねと行った店の前。
ピアノバー 本牧-馬車道-
ウィンドウ越しに覗いていたら、マスターらしき方が「どうぞ」と。
店内はソファとテーブルのセットだけ3組位あり、奥にグランドピアノ、その前にはドラムやヴァイオリンが置いてありました。
夜はピアノバーになる老舗店らしい。
お客は私たち二人だけ。
スイーツをあてにしたカフェタイムの予定だったけれど、ドリンクメニューしかない。
「まっいいか、おしゃべりが目的だものね」と750円のコーヒー片手に友人の目下の悩みを聞いていました。
1時間近く話した頃、カウンター内にいた若い男性が私たちに話しかけ、マスターとは親子であり、父はハーフ、自分はクォーターだとのこと。
そしてリクエストに応えて歌いますよと、マスターが「今日は雨だから『雨にぬれても』にしましょうか」と弾き語りをしてくれたのです。
ピアノにのせたその甘い歌声、本当にステキでした。
夜は映画音楽やジャズをメインにライブをやっているそう。
4人でしばし映画音楽の話をして、もっと歌ってくれそうでしたが、電車の時間が迫り残念でした。
「今度は夜にぜひ来てください」とお二人。
こんなハプニング、こんな方々に出会えてラッキーでした。
横浜は近い! また聴きに行きたいです。
アーティスト風貌のカッコいいマスターでした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます