北面武士

至誠通天

マドリッド散策

2018-12-09 | 旅行

平成三十年十一月二十八日(水) 晴

午前七時に起床。 軽い時差ボケと飛行機疲れがとれてないのか、身体が重い。 体重も重いのだが、疲れが腰にきている感じだ。

洗顔を済ませ、コンチネンタル・スタイルのバイキング形式の朝食を戴く。 

いままで宿泊したホテルで一番良い朝食かもしれない。  

 

 

 

パンの種類が多いのには驚いた。  コーヒーの種類も多く、オレンジ・ジュースやヨーグルトも美味かった。

 

ベーコン

 

でかいソーセージ。

 

スクランブルエッグ。

 

ボイルドエッグ。

 

普段朝食を食す習慣がないので、あまり食べる事が出来ない。

 

08:00 出撃。 ホテル玄関からプリンシペ・ピオ駅を望む。

 

マドリッドは内陸部なので寒いと思ったが、日本と同じくらいの気温だった。 

 

地下鉄にて10回分乗車券を購入。 一枚の乗車券を2人で使用可能、1人が改札を通過後に出てきた乗車券をもう1人に渡す。 改札出口では乗車券を出す必要なし。

 

地下鉄R線。 プリンシペ・ピオ駅~オペラ駅の1区間の往復のみ。

オペラ駅で地下鉄2号線に乗り換えてソル駅まで移動。

 

地下鉄が予想以上にきれいだった。

 

マドリッドの中心地、プエルタ・デル・ソル広場。  私の好きなヘレス(シェリー酒)のティオ・ペペの看板が目立つ。

至る所に警官が立っている。

 

マドリッド自治政府庁。 ここが首都から地方へと延びる道路の起点となる。  

 

マドリッドの紋章である熊と山桃の像。  クリスマス用の三角柱が準備されている。

 

 

地下鉄2号線ソル駅出入口。

 

広場の横道。 ヨーロッパって感じ。

 

アパルトメント全室が同じクリスマスのデコレーションを飾っている。

 

マドリッドの名物お菓子。

 

近所にレアル・マドリッドの公式ショップがあるのだが、開店時間が10:00なのでシャッターが閉じてあった。

これより歩いてマヨール広場へ移動。

 

17世紀前半に初めて5階建ての集合住宅が建設され、この広場で祭り、闘牛、一騎打ち、国王の宣誓式や婚礼儀礼、絞首刑や断首刑などが行われたそうだ。

現在も集合住宅には人が住んでいる。

 

マヨール広場から徒歩1分の場所にある、世界最古のレストラン「ボティン」。  子豚の丸焼きで有名な店だが、食す機会がなかった・・・。

 

王宮が10:00オープンなので徒歩で移動していたら、異常な数の警官達が立っており、道路閉鎖を行っていた。

道路閉鎖を回避しながら王宮へ近づいていたら、赤い旗が目についてきた。

 

格好いい騎乗の警官。 ゴッドファーザー PartIIIのアンディー・ガルシアを思い出した。

 

王宮横の道路にシナの国旗が・・・。 何故だ?

 

何と、シナの大ボス・くまのプーさんこと近平が来訪しており、目の前を通り過ぎていったではないか!

近平の来訪を知っていたら・・・、心より悔やんだ・・・。

警官に尋ねたら、当分は王宮へは近づけないとの事。 赤い連中と同じ空気を吸いたくないので、少し戻ってカフェにて一服。

 

こじんまりしたカフェでエスプレッソを戴く。  この一杯で、怒りに満ちあふれた気持ちが安らいでいくのを感じた。

 

カフェのトイレ。 デザインが素敵だ。

 

気を取り直して再び王宮へ向かう。

 

王宮見学がマドリッド散策の一番の目的である。

 

王家の紋章。  太陽が沈まぬ国と言われたスペイン最強だった中世はハプスブルク家だったが、18世紀初めからはブルボン家へと継承されてる。

 

 

入館チケットを購入しようとしたら、今日から明日まで公式行事の為閉館・・・。

クソ近平が来たから入館出来ない!って事じゃねーかよ!  このクソ野郎が!

怒り心頭に発すが、無力な私は何も出来ない。  せめてあの時・・・。  後悔後に立たず。

マドリッドに来た意味が無くなってしまった瞬間であった。

 

王宮前に位置するアルムデナ大聖堂。  

国王と近平達を先導していた騎馬隊の馬糞が転がっていた。 呆然としていたので、危うく踏みそうになった。 クソ~!

 

失意のまま意味も無く大聖堂を眺める。 視点定まらず・・・。

このまま呆然としていても時間の無駄なので、第二の目的地であるプラド美術館へ移動すべく、タクシーに乗る。

 

プラド美術館。

ボッチチェルリ、アンジェリコ、ブリューゲル、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤ等、錚々たる画家の作品を満喫。

残念だったのは「着衣のマハ」の隣にあるべき「裸のマハ」が貸し出し中だったので、見比べる事が出来なかった。

宗教画はあまり好きではないが、写実的な中性貴族達の絵画は当時の生活風習が描かれているので興味をそそられる。

パリのルーブル美術館は他国からかっぱらってきた美術品だらけだが、プラド美術館はスペイン国内の美術品ばかりだ。

 

プラド美術館の左手。 何の教会かわからないし、興味も無い。

 

大道芸人。 ちょいと気持ちが悪いので近寄れなかった。

 

タクシーで飲食店街まで移動し、美味しそうな店に入る。

 

何となくスペインって感じの店だ。

 

ビールの付きだし。 ピミエンタ(ししとう)が美味い。

 

スペインのパンはフランスより美味いと思う。 どの店で食しても外れがなかった。

 

前菜。 トマト、フィッシュ、オリーブオイル。  トマトは固いが味は良し。

 

典型的なマドリッド料理。 コシード・マドリッド。

数種類の肉、チョリソ、野菜、豆を煮込んだ料理で、まず皿にスープを注いで戴き、残った具を2皿目として食す。

 

まずは1皿目にスープを食す。

 

写真ではわかりにくいが、結構なボリュームだ。   赤葡萄酒と共に食す。

食後、ピカソのゲルニカを拝観すべくソフィア王妃芸術センターへ移動。

 

ソフィア王妃芸術センター。

 

 

チケットを購入。

この芸術センターは行かなければよかった・・・。  負のエネルギーが凝縮された最悪の場所だった・・・。

ピカソのゲルニカも相当病んでいるが、他の作品(抽象画)の病みかたは、恐ろしいくらい精神に支障をきたしている。

館内は重度の精神病院(作品は患者)といっても過言ではない。 精神的に疲労困憊してしまった・・・。

ピンク・フロイドのアルバムの絵など可愛いものだ。

 

外へ出て思いっきり空気を吸い込み、負のエネルギーを体内から吐き出す。

ソフィア王妃芸術センターの隣にレンフェ(日本のJR)アトーチャ駅が見える。 明日AVE(新幹線)に乗る駅だ。

時間がたっぷりあるので、サン・ミゲル市場へ移動。

市場と言っても、観光客用に立派な建物の中にあり、館内で飲食を楽しめる有名観光地である。

 

 

小綺麗なな建物で、警官も常時巡回しているので安心だ。

 

立ち飲みを楽しめる。

 

欧州はチーズの種類が豊富なので、見ているだけでも楽しい。

 

 

 

生ハムは一番人気だ。  塩っぽくないので、生ハムの旨さがストレートに伝わってくる。

 

座って飲食可能なエリアもある。

 

各店で好きなものを購入。 シンガポールの屋台と同じ形式だ。

 

 

ピンチョス。  オリーブが赤葡萄酒に合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、隣のマヨール広場へ移動。

途中で昔から欲しかった葡萄酒入れの皮袋を相方が見つけてくれて、即購入。 

 

Museo de Hamon、ハムの博物館とい店名のハム屋さん。

 

残念な事に、ハムは日本に持って帰れない。

一度ホテルへ戻って一休み。

今夜はタブラオ鑑賞(フラメンコ)だ。 これは絶対外せないので、1ヶ月前に予約してしまった。

タクシーにて「コラール・デル・モレリア」へ移動。

 

コラール・デル・モレリア入口。 店内受付は高級レストランの如き雰囲気。 接客対応にも満足。

 

席よりステージを望む。

 

マドリッドのビール・マオー(スペイン語ではHを発音せず)。 マドリッドの水は軟水に近く品質も良いので、ビールも美味し。

 

チーズ盛り合わせ(スプーン)と生ハム。  この後は高級リオハ・ワインを4杯飲みながらステージを満喫する。

 

初めの5分間のみ撮影可との事。  メインの女性ダンサーの撮影が出来なかった・・・。

 

ジプシー・キングを彷彿させる歌声。

 

やけに元気の良い、暴れ馬の如きダンスを踊るお兄ちゃん。 タップが騒々しすぎる。

 

男が踊るフラメンコに興味ないが、後方のギタリスタとカンタオール達の演奏と歌に惹かれてしまった。

特に女性が歌う哀愁あふれる歌声には胸が締め付けられた。

 

あっという間に1時間が経ち、現実の世界へ引き戻される。

店の外に並んでいるタクシーに乗ってホテルへ戻り、昨夜訪れた近所のバルにてビールを楽しむ。

満足いくまで飲んで、ホテルでシャワーを浴びて荷造りを行う。

明日はAVE(新幹線)でバルセロナへ移動。  悪夢を見ない事を祈り就寝。

それでは、また。 ごきげんよう。

 

 

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