北面武士

至誠通天

式年遷宮 遷御の儀準備確認

2013-09-30 | インポート

9月28日(土)に皇大神宮内宮、9月29日(日)に豊受大神宮外宮へ、式年遷宮遷御の儀の準備状況確認を兼ね参拝してきた。 10月2日(水)に内宮、10月5日(土)に外宮の遷御の儀にて、神様の御魂が新宮へお移りになれれるので、現御正宮における最後の参拝を行おうと多くの方々が神宮へ訪れていた。 まるで正月並の人混みで、神宮近辺の駐車場は全て満車状態。

遷御の儀の準備も工事部門は完了しており、あとは招待者用の椅子の準備等を残すだけではないだろうか。 遷御の儀の前後は泊まり込みで準備をされる職員の方が大勢おられるとの事。羨ましい限りである。

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内宮宇治橋前鳥居。 記念写真撮影の方々で混み合っている。

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抜けるような青空と鳥居のコントラストが清々しい。

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宇治橋の擬宝珠。 渡橋者の安全祈願の御札が入っている。

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宇治橋より五十鈴川下流方面を望む。 透き通った清流がゆっくりと流れる。

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遷御の儀、受付用テント準備中。

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神宮御料酒「白鷹」より奉納。

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三重県産清酒奉納。 人懐っこいニワトリも一献欲しそうにしていた。

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前回は台風の影響で立入禁止だった、五十鈴川手水舎下。

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新宮の手前から御正宮参拝者の列が続いていた。 待ち時間90分との事で、私は遠方からの参拝者の為に列を離れ、荒祭宮へ移動。

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御正宮参拝者の列(右側)、左は参拝後に新宮階段を下りて戻る方々。

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御正宮参拝後、新宮の横を通り階段を下りてくる方々。

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荒祭宮も大勢の参拝客で混み合っていた。 右手に新宮が見える。 

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荒祭宮新宮。 杵築祭の準備中であった。

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おはらい町、おかげ横町も大混雑。 招き猫のイベント中であった。

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9月29日(日)、豊受大神宮へ遷御の儀準備状況確認。

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外宮も参拝者で混んでいた。

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招待客用のステージも準備完了。

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広々としたステージ。

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御正宮から新宮へ続く。

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左側に招待客用のステージが見える。

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外宮の「亀石」。 最近変な参拝客がお金を置くようになった。 賽銭箱へお札を入れてちょ。

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多賀宮の新宮。

いよいよ遷御の儀も近づき、現在の神宮御正宮を参拝出来る日があと数日と迫り、大勢の参拝客が訪れていた。 遷御後は、新宮御正宮への参拝客が訪れるので、今年一杯は伊勢志摩のホテルは満室状態となっていて、交通規制も厳しくなっている。  御来訪の予定がある方は、事前に確認して来られた方がよろしいかと思われます。

10月1日(火)に、神宮参拝禊会代表世話人・大野康孝宮司と、皇都世話人・犬塚博英先生が伊勢へ御来訪予定。 神都世話人・南英雄氏と共に再会を楽しみにしております。

それでは、また。 ごきげんよう。

 

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へうげもの

2013-09-23 | インポート

数ヶ月前に購入したまま放ってあった、「茶の湯」入門という本に目を通した。 これまでは刀剣類の本ばかり読んでいたが、10年くらい前から茶器に興味あったので、何気なくこの本を購入した。 簡素で分かり易い本だが、その中の一部に興味をそそられた。

この本に一部掲載されていた「へうげもの」という漫画の数カットだ。 戦国時代末期~江戸時代初期頃まで、一世を風靡した茶人・古田織部正重然を主人公とした漫画で、数寄者をメインにした史実に基づいた素晴らしい作品に圧倒されてしまった。 「へうげもの」・剽げ者、茶のみならず、武士として人生の清濁を併せ飲みながら、数寄の道を究めていく。 一笑一笑、という笑いを求める姿に共感を持つ。

千利休、今井宗久、津田宗及を筆頭に、山上宗二、織田有楽斎や利休七哲・古田織部、蒲生氏郷、細川忠興、芝山監物、牧村兵部、高山右近、瀬田掃部や、荒木村重、有馬豊氏、上田主水正宗箇、小堀遠州らが活躍した、戦国時代における政の実態を感じ取る事のできる歴史教科書といっても過言ではない(一部創作有)。 面白い!の一言に尽きる。

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従五位下織部正古田重然。 織部焼きは現在でも一般的に有名。 甲乙の「乙」を求める。

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織田信長と豊臣秀吉の茶道頭を務めた千宗易。 「侘」を極めた。 シンプル&ブラック。

戦国末期の茶器トレンド図。

曜変天目の模様は、まるで宇宙の如し。 神宮神楽殿内にて別の曜変天目を拝観した時、心が吸い込まれそうになった。 

高麗茶碗。 細川井戸は有名。


樂茶碗。 黒樂茶碗は千利休の美学「侘」を表している。

古田織部が美濃の窯で焼かせた、国産茶器。 

典型的な織部焼き、茶器のみならず食器でも有名。 朝鮮の技術を取り入れたりして、唐津・上野・薩摩焼等が有名になる。


茶入れ。 一番有名な「九十九茄子」、足利義政から歴代の覇者が所有。 所有者は全員滅亡という不吉といえば不吉な茶器。

有名な三肩衝き「初花」、「新田」、「楢柴」の一つ「初花」。  美しい。

何はともあれ、漫画「へうげもの」は一読の価値有。 

それでは、また。 ごきげんよう。

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台風18号

2013-09-17 | インポート

9月16日(月)午前2時頃から暴風雨圏内に入り、午前9時30分頃まで風の音が唸っていた。 10時過ぎ、時折強風が吹く小雨交じりの中、皇大神宮内宮へ向かい、被害がないかを確認してきた。 神宮の駐車場は既に満車状態で、おはらい町やおかげ横町も大勢の人々で溢れかえっていた。 10月2日に行われる「遷御の儀」準備の為、境内では諸々の工事が行われていてるので、工事部材が吹き飛んでいないか心配していたが、問題無し。 二見興玉神社では夫婦岩の注連縄が切れ、靖国神社では大木が折れる被害があり、作業員の方が怪我をされたとの事。 回復をお祈りします。

10月2日の内宮・遷御の儀に、神宮参拝禊会 代表世話人・大野康孝宮司、皇都世話人・犬塚博英先生、神都世話人・南英雄氏の三名が参列なされます。 誠に祝着至極。

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皇大神宮内宮 宇治橋前鳥居。 明け方の暴風雨が嘘のようだ。

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向後の内宮祭儀予定。

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9月9日重陽、宇治橋より五十鈴川上流を望む。 干上がった状態でしたが・・・、

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9月16日台風一過

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禊場も増水。  水の流れが速い。

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手水舎下の五十鈴川も増水で立入禁止。

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新宮を横手から望む。 遷御の儀用の屋根が建設中。

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新宮を正面より望む。

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新宮階段下にて「遷御の儀」招待客用と思われるステージ組み立て中。

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御正宮においても工事中。

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参拝客が途切れること無く訪れる。 

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御正宮参拝後、階段を下る。

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御正宮階段下においても招待客用ステージ組み立て中。

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赤福はあいかわらずの人気。 

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台風一過で急に涼しくなり、あかふく氷の席もガラガラ。

来月は本業と私的スケジュールが満杯状態となっているので、頭を抱えている。 ただひたすら努力するのみ。   それでは、また。 ごきげんよう。

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東京オリンピック2020開催決定

2013-09-09 | インポート

9月8日(日)早朝、アルゼンチン国首都・ブエノスアイレスにおいて、2020年夏期オリンピック・パラリンピック開催都市が決定された。 心より待ち望んだ東京が、”東京:60票、イスタンブール:36票”という圧倒的な支持を得て選出された。 1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピック、高度成長期、狂ったバブルの後の日本経済低迷期しか知らない若者達への希望、及び東北復興に多大なる影響を与えてくれると思う。 真にめでたき事である。

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プレゼンテーションにおける、高円宮妃久子殿下の気品ある優雅なスピーチに魅了された。 東日本大震災における、各国の支援に対する感謝のお言葉は、全日本国民の代弁であるにも関わらず、宮内庁・風岡長官は「苦渋の決断として受け入れた」、「皇室の政治的利用」などと、わけのわからぬ民主党の如き発言をしていた。 管官房長官が怒るのはあたりまえだ。 国民も怒っている。 この様な日本人らしからぬ者が、宮内庁長官として従事しているとは誠に情けない。

安倍晋三内閣総理大臣も、無駄のない自信溢れる明朗なスピーチで素晴らしかった。 猪瀬東京都知事は、ぎくしゃくしたジェスチャーであったが、熱い気持ちは伝わってきた。 竹田JOC会長、水野JOC副会長、猪谷IOC名誉委員、荒木田JOC理事、に続き、太田雄貴選手の溌剌としたスピーチも好感が持てた。 佐藤真海・パラリンピック陸上選手のスピーチを拝聴した時は涙腺が緩んでしまったが、「希望」という大切なものを教えてもらった。 滝川クリステルさんのスピーチは完璧、おまけに美貌という装備を持った、日本の最終兵器みたいに思えた。  お・も・て・な・し、でノックダウン。  心揺らめく。 

東京オリンピック2020決定後、親日国家である五輪候補対抗国・トルコからは、祝福のメール等が15万件以上あり、台湾からも支援の申し込みがあったようだ。  感謝合掌。

反日国家の事は記載する必要無し。 

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一日中幸福感に満たされた日であった。

それでは、また。 ごきげんよう。

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鎮魂

2013-09-07 | インポート

遅ればせながら、盛力健児氏の「鎮魂」・宝島社を読み終えた。 現場にいないと記載出来ない事実が忌憚なく明記されていたので、これまで胸につかえていた疑問が全て解消された。   今まで耳に入ってきた数々の情報が真実であり、接点がわからない箇所が全て繋がったと言っても過言ではない。  久しぶりに心を揺さぶられた一冊だった。

後藤忠政氏の「憚りながら」も素晴らしい書籍だったが、盛力氏の「鎮魂」はリアル・ドキュメンタリーであり、昔気質の任侠道を貫き通した生き様に心打たれた。 盛力氏の男気に100%共感するのは私だけではないと思う。  是非読んで戴きたいが、40数年前からの登場人物や事件を知らなければ、面白さは半減するかもしれない。  是非一読の程を。

それでは、また。 ごきげんよう。

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