五月二十五日(日)、皇大神宮別宮・伊雜宮において、式年遷宮の祭儀、「立柱祭」並びに「上棟祭」が執り行われた。 初めて拝観する祭儀という事もあり、重要な撮影ポイントを絞る事が出来ず、また撮影場所から移動不可という、非常に困難な撮影状況にあった。 二十年後の式年遷宮の資料として残したいとの意向を受けていたのだが、それだけの価値がある記録写真が撮れたか疑問である。 今回は、神宮司庁より特別許可を受けた撮影の為、神事の写真掲載不可。
07:20 駐車場から伊雜宮へ向かう。 右手に”うなぎの中六”が見えます。
鳥居前にて。
境内に祭儀準備中の神職の姿が。 また、鳥居横には神宮参拝禊会・神都世話人の姿が。
鳥居横にて招待客受付をされる、伊雜宮奉賛会役員の方々。
祭儀に参列される招待客、並びに奉賛会役員の面々。 これより整列して伊雜宮参拝。
地元の方々に愛され続ける鎮守の杜。 熱田神宮や瀧原宮のような強烈な"気"はないが、静かで穏やかな"気"が流れている。 一人瞑目していると、毎回見たことのない古の過去の風景が見えてくる。
祭儀を待つ地元の方々。 市長、県議、市議、代議士秘書を筆頭に、いつもの顔ぶれ。
09:00 - 09:30 立柱祭が粛々と執り行われた。 写真掲載不可、あしからず。
11:00 - 11:30 上棟祭が粛々と執り行われた。 (祭儀の格は、こちらが上) 写真掲載不可。
初めて拝見する祭儀に参列させて戴き、誠に恐悦至極。 天皇弥栄!
伊雜宮と祭儀の警備を行われる衛士の方々。 来月の御田植祭でもお世話になります。
いままで多大なる便宜を計って戴いた衛士の西岡さんが、今年の三月に退職なされたので、少々寂しく感じておりますが、今回の祭儀に招待客として参列されておられました。
伊雜宮・奉賛会役員の方々。 奉賛会副会長・南幸生氏の御高配により、今回の祭儀に参列させて戴きました。 感謝合掌。
同日、江戸・乃木神社においては、神宮参拝禊会・皇都世話人 犬塚博英先生主催による「楠公祭」が開催され、当地からは山本善仁氏と東岡譲氏が参列。 19:30頃、山本氏より、直会も含め無事神事が終了したので、江戸を出発との連絡有り。 錚々たる参列者の方々と共に、楠木正成公の魂を感じる事が出来たであろうか。 また後日、江戸の報告会も兼ねて一献を予定。
昨日中に写真整理を完了。 残すところ、写真DVD作成とレーベル印刷 & 配布のみとなったところで、一人直会の為に”だいちゃん”にて生麦酒とハイボールにて一献。
めでたき日と、一週間禁酒後の一献はまた格別に美味かった。 今朝は二日酔い・・・。
それでは、また。 ごきげんよう。
五月二十四日(土)、明日は皇大神宮別宮・伊雜宮において立柱祭並びに上棟祭が執り行われるので、伊雜宮奉賛会の方々が準備されるテント張りや、椅子運びの手伝いに行ってきた。 少々遅れて森伸弘氏も到着。 作業完了後、伸ちゃんと昼食を摂りながら近況確認。
その後、伸ちゃんと別れ、昭和三十二年に上映された「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台となった安乗灯台へ行ってきた。 毎年この時期は灯台が一般公開されているので、久しぶりに灯台に上がって太平洋の絶景を楽しんできた。 五月晴れの下、清々しい海風が心地良かった。
皇大神宮・伊雜宮。 向かって左手に新宮建設中。 二十五日(日)は、祭儀に参列させて戴きながら、報道陣と共に写真撮影(許可入手済)を予定している。 明日は早起きだ・・・。
三重県志摩市安乗(あのり)岬の先端に建つ「安乗灯台」。 夜間海上航行における重要な道標。
白い塔と青い空に泳ぐ鯉のぼりは、好観! しかし、そろそろ鯉のぼりを下ろした方が。
鯉のぼりが青空の中を綺麗に泳いでいる。 そろそろ龍になっても良いんではないか?
灯台より安乗灯台公園(左側・大王方面)を望む。
同じく、安乗灯台公園(右側・磯部方面)を望む。
灯台より鳥羽方面を望む。
灯台より太平洋方面を望む。 波が荒いぜ、今日もまた。
もうすぐ龍になりそうな鯉のぼりを上から見下ろす。 失礼。
灯台最上部に設置してある光源。 ジャイアント・ロボに似ている?
灯台外部から光源を望む。 天辺に風見鶏?
映画「喜びも悲しみも幾歳月」撮影時の写真。 残念ながら拝観しておりません・・・。
歩道には何かの花が咲いていた。
花の名前はわからないが、綺麗であった。 何となく初夏を感じる。
駆逐艦「春雨」 救難記念碑。 明治四十四年十一月二十四日、横須賀から佐世保へ移動中、大時化で菅崎海岸暗礁に乗り上げ座礁。 鳥羽相差青年会二十七名が救助船・明徳丸に乗り込み、大波うねる中八名救助。 残念ながら残る四十四名は亡くなられた。
駆逐艦「春雨」は、日露戦争時は第一駆逐艦隊の旗艦として活躍し、旅順港閉塞戦や日本海海戦において武勲を立てている。
明治二十三年九月十六日、オスマントルコ帝国のエルトゥールル号遭難事件が起きた紀州和歌山串本あたりから伊勢鳥羽あたりまでは、暗礁が多くて座礁する船が多々あった。 江戸の頃まで、座礁した船は所有者無しとみなされていたので、海賊と呼ばれた九鬼水軍(紀州→大王→鳥羽)が略奪を繰り返して音に聞こえるようになった。
灯台からの帰り、ちょいと安乗漁港へ立ち寄ってみた。 九鬼水軍の一翼、安乗水軍の末裔か?
漁港の片隅にある弁財天の社。 何故ドラム缶が赤色に塗ってある?
安乗漁協近くに、我が主君・加藤清正公が名古屋城築城時に、因縁のあった石垣が奉ってあった。 その名も「清正石」。 石垣を海上運搬中、荒天により船が浸水し安乗湾へ避難。その後、名古屋へお伺いをたてたところ、水船では縁起が悪いとの事で、そのまま海へ投棄。 近年になり、その石を引き上げて奉ってあった。 斯様な場所で主君と縁があった清正石と出会え、感慨深いものがある。
清正石の説明。 反射がきつ過ぎて自分まで写ってしまった・・・。
帰宅後は明日の準備、写真機蓄電池充電並びに動作確認等々。 明日は早起き・・・。
今週は時間に余裕があったので、一年ぶりに”南洲翁遺訓”を読み直した。 現代の政治家でこの書を読んで、理解している方は何名いるのだろうか。
十数年前、衆議院議員・西村眞悟先生の講演にて、「始末に困るもの」を拝聴した翌日、即”南洲翁遺訓”を購入。 読めば読むほど西郷隆盛公の清廉潔白な魂を感じられる。
命もいらぬ、名もいらぬ、官位もいらぬ、金もいらぬ、というような人は始末に困るものである。 このような始末に困る人でなければ、困難を共にして、一緒に国家の大きな仕事を大成する事は出来ない。
しかしながら、このような人は一般の人の眼では見ぬく事が出来ない、と言われるので、
それでは孟子(古い中国の聖人)の書に『人は天下の広々とした所におり、天下の正しい位置に立って、天下の正しい道を行うものだ。もし、志を得て用いられたら一般国民と共にその道を行い、もし志を得ないで用いられないときは、独りで道を行えばよい。
そういう人はどんな富や身分もこれをおかす事は出来ないし、貧しく卑しい事もこれによって心が挫ける事はない。また力をもって、これを屈服させようとしても決してそれは出来ない』と言っておるのは、今、仰せられたような人物の事ですかと尋ねたら、いかにもそのとおりで、真に道を行う人でなければ、そのような精神は得難い事だと答えられた。
誠に感慨深い言葉である。
それでは、また。 ごきげんよう。
五月十七日(土)、久しぶりに近鉄・宇治山田駅近くにある「スパゲッティー もり」、通称「もりスパ」にて一番人気の大盛りスパゲッティーを食した後、先月お世話になった方のところへ挨拶に赴く。
もりスパは皇學館大學在校生達に人気の店である。 大野宮司の息子さんも在学中にはよく通っていたようで、皇學館OBにとっては忘れ得ぬ懐かしき味となっている。
近鉄・宇治山田駅より徒歩5分。 緑色の看板が見える2階が「もりスパ」。
本来は喫茶店だと思うのだが、客はスパゲッティーばかり食している。
名古屋風に鉄板の上に卵を敷いてあるが、卵が半熟風でスパゲッティーも独特の味付け。
最近の傾向で、スパゲッティーの事をパスタ(麺類)という言葉で一纏めにしているが、パスタだけでは、ラザニアなのか、マカロニなのか、ペンネなのか、わからなではないか。
日本風で言うと、蕎麦、うどん、ラーメン、ちゃんぽんを食べても、全て”麺を食べた”と言うような感じであろう。 パスタという安易な言葉は、ゆとり教育を受けた連中が使い始めたのであろうか? 一品一品を明確な名称で呼べ!
昨夜はいつもの「だいちゃん」にて、ペペロンチーノを食した。 ハイボールと共に食したが、白葡萄酒に勝るとも劣らない美味しさを感じた。 たっぷりのオリーブ・オイルとニンニクの風味が効いて、昔でいう ”パンチ”のある味に満足、満足。
定番となっているペペロンチーノ。 オリーブオイルたっぷり、塩分少なめ、ニンニク多め。
神宮参拝禊会の食事時には、大野宮司指導の下、下記の食事作法を行う。
食事作法
食前 鎮座 一拝一拍手
「たなつもの 百の木草も天照 日の大神の 恵みえてこそ」 (いただきます)
食後 鎮座 一拝一拍手
「朝宵に 物くふごとに豊受の 神の恵みを 思え世の人」 (ごちそうさま)
詠人 本居宣長
一食一食を大切にいただきましょう。 感謝合掌
それでは、また。 ごきげんよう。
五月十一日(日)、今年も志摩市磯部町夏草まで足を運び、ルピナスを鑑賞してきた。 今年は紫色のルピナスばかりだったので、オーナーの稲葉さんへ尋ねてみたところ、”種屋に文句を言ってくれ”との事。 カラフルさに欠けるが、稲葉さんの長年にわたる継続力と、一般開放されている心の広さには頭が下がる。 四月は道の駅・伊勢志摩に隣接する志摩市観光農園にて芝桜を鑑賞。 部分的には申し分ないが、全体的に未完成なので、あと数年経つと良い感じになるであろう。
Wellcome Cat の下に寄付金用集金缶が設置されている。 100円投入!
今年は希少となった赤ルピナス。
全体的に紫ルピナス。
アイポン5S 魚眼レンズ風アプリにて撮影。
例年の鮮やかさが無く、少々寂しいが、喪明けの私にはちょうど良いくらいに感じる。
泥田の中、蓮の花が美しく咲いていた。
今年はルピナスよりも蓮の花に感激した。
新たに設置された慰安婦像? 不気味に感じるのは私と害鳥だけか?
ニンニクの花?にて蜜を吸うクマンバチらしき蜂。 なかなか迫力ある羽音だった。
ルピナスも今週末くらいまでが見頃かと思われる。
四月の芝桜と五月のルピナスはセットとなっているので、芝桜も数枚記載。
禊が終わって、芝桜が咲き始めると春を感じる。 しかし、今年は少々寒いような気がする。
今月25日(日)、皇大神宮別宮・伊雜宮において、立柱祭と上棟祭が執り行われる。 めでたきかな、めでたきかな。 祭儀に参列させて戴く栄誉を賜り、誠に恐悦至極。 関係者の方々に深謝。 伊雜宮において、6月は御田植祭と櫓付祭、8月は甍祭、11月は御白石持行事と式年遷宮と祭儀が執り行われる予定。 伊雜宮奉賛会会員・森伸弘氏は多忙となるでしょう。
それでは、また。 ごきげんよう。