令和二年六月二十六日(水) 晴
本日、皇大神宮別宮・伊雑宮において「無形文化財・御田植祭」が開催された。
例年なら杁差・田道人による”七度半の使い”から始まり、斎館にて”式三番”を納め、参列者全員整列して神田へ向かうのだが、今年はチャイナ・ウィルス(武漢肺炎)の禍で三密を避けるべく、”竹取神事”も含めて通常の祭は中止となった。
神事を執り行うにあたり、今年は祭の規模を縮小し、毎年持ち回り当番で御田植祭を担当している各地区代表者(穴川区、五知区、迫間区、築地区、恵利原区、上之郷区、下之郷区、沓掛区、山田区、下之郷区)9名と、伊雑宮奉賛会会長・竹内志摩市長、同副会長・南幸生氏、奉賛会・別所氏、志摩市磯部支所長・松田氏、神宮参拝禊会代表世話人・南英雄氏の計14名の奉仕者により「御田植祭」が開催された。
志摩市磯部支所職員、教育委員会職員及び文化財調査委員会の方々の多大なる御支援により、御田植祭が滞りなく進行された。
今回は三密を避ける為、スタッフ並びに報道関係者も必要最低限に限定され、御招待客・一般観客の見学も自粛して戴くという運びとなった。
皇大神宮別宮 伊雑宮。
伊雑宮正宮。 静かな境内で一人で参拝を行う。
拝礼中の稲熊宮司。 盗撮・・・。
祓所。 後ほど早苗が供えられる。
この後 08:30に 南さんと合流し、的矢牡蠣で有名な的矢まで移動。
奉仕者14名と関係者は09:00 的矢にて集合。 ここでお清めとして、海水にて手水をつかう。
奉仕者一同整列。
艀の上に桶に入った手水(海水)が準備されていた。
手水。
伊雑宮奉賛会会長・志摩市長より手水をつかう。
艀の端にて撮影しているのだが、足場が悪くて木材もだいぶ疲労しており、撮影中落水の危機を数回感じた・・・。
手水を使われる南幸生氏と南英雄氏。
私も手水を勧められたが、写真機にダメージを与えそうなので辞退させて戴いた。 既に伊雑宮参拝時に手水を済ませていたし。
神宮参拝禊会 代表世話人・南英雄氏。
伊雑宮奉賛会副会長・南幸生氏。
全員整列。 これより各々伊雑宮へ移動。
09:30 伊雑宮駐車場集合。 09:50 伊雑宮境内集合まで各自準備を行う。
志摩市長と南英雄氏。
稲熊宮司が挨拶へ来られた。
09:40 伊雑宮駐車場にて整列して、伊雑宮境内まで参進。
今年も好天に恵まれたが、少々暑すぎるくらいだった。
伊雑宮鳥居をくぐり境内へ入る。
気合いが入る奉仕者一同。
奉仕者一同、伊雑宮境内にて集合写真撮影。
基本的に毎年各地区で持ち回りの御田植祭なので、全9区の方々が一同に集まる事はない。
それ故、この集合写真は平安の御代から続く御田植祭の歴史に残る一葉となる。
権禰宜、宮掌、宮掌、作長が整列される。
対面に奉仕者一同が整列。
これよりお清め。
神職へのお清め。
奉仕者へのお清め。
白の狩衣は何度見ても清々しい。
今年より着任された浜口衛士を先導に参進。
参進される一同。
南英雄代表世話人。
正宮前にて一同整列。
拝礼を行う。
祓所前にて整列。 祝詞奏上の後、修祓の儀。
神事が粛々と進められる。
これよりお祓い。
お祓い。
お清め。
供えられた早苗を取り上げられる神職。
早苗を作長へ手渡される。
これより御料田へ向けて参進。
境内を粛々と参進。 少人数での祭儀は、厳粛に感じてなかなか良いと思う。
参進。
御料田へ向かって参進。
御田植祭の最重要アイテムである早苗を運ばれる作長。
神宮参拝禊会 代表世話人・南英雄氏が、厳選された奉仕者の一人として参列出来ました事、誠に祝着至極に存じます。
式次第。
御料田鳥居前にて。
御田植えが行われる御料田。
今回、特別にミニチュア・サイズで制作されたごんば団扇。
御料田内の苗場。
修祓の儀。
御料田のお祓い。
御料田のお清め。
作長による早苗投入。
これにて修祓の儀完了。
苗場のしめ縄を外す。
苗場の竹としめ縄を中央御料田の角に差し立てる。
早苗を運ぶ。
杁役2名が御料田に縄を張る。
縄の位置に合わせて早苗を植える。
例年は、うら若き早乙女と田道人が早苗を植えるのだが、今年はおじさんばかり・・・。
一所懸命に早苗を植える奉仕者の方々。 華やかさは皆無だが、非常に実務的な感じがして悪くない。
日本人の生命の原点となる米。 感謝合掌
そろそろ腰が疲れてきた頃ではないだろうか?
御田植えを見守られる神職と作長。
スタッフの少なさが目立ちます。
率先して御田植えを行われている志摩市長。 条例で「御田植祭」の日を公立小中高校を休日にしてちょ。
谷崎師匠の号令で、撮影用に全員揃って早苗を植える奉仕者。
御田植え後、伊雑宮正宮へ向かい整列。
伊雑宮正宮へ拝礼。
伊雑宮奉賛会・森伸弘氏。
御料田の前にて集合写真撮影。
この後、伊雑宮へ。
御田植え行事を終え、伊雑宮へ。
境内へ移動。
境内にて整列。
皆さん清々しい表情だ。
別所さん、いつもお世話になっております。 多謝!
南幸生氏の御厚意にて、私は伊雑宮奉賛会 特別会員として、長年に渡り「御田植祭」と「式年遷宮」に関わる撮影を行わせて戴いている。
奉賛会の方々にも多大なる御支援を給わり、比較的自由に撮影をさせて戴き幸せに思っております。
稚拙な写真ですが、伊雑宮に関する歴史の一部として残して戴ければ幸甚です。 感謝合掌
神職一同整列。
進行役の稲熊宮司。
伊雑宮奉賛会会長・竹内志摩市長による挨拶。
境内の光景。
神宮代表・久田宮司による挨拶。
神宮を離れると、久田宮司は南さんの空手道部の後輩(私とタメ年)となる。 押忍!
久田宮司は、鷹司前大宮司の秘書を長年勤められてきた。 前大宮司が「御田植祭」にお忍びで参列なされた事もある。
神職の方々は昨日より祭儀が続いており、今夜も遅く祭儀が行われる。 お疲れ様です。
万歳三唱! おめでとうございます!
神職と奉仕者全員で集合写真撮影。 これぞ正しく歴史に残る一葉かもしれない。
皆様、お疲れ様でした。
とりあえず、私は全身汗をかいて豚汁まみれとなってしまったので、一時帰宅。
正午から、遠路はるばる江戸、相模、加賀、薩摩より「御田植祭」拝観の為に御来訪された、神宮と伊雑宮をこよなく愛されている方々と共に、直会を行うとの事で日本料理「鯛」へ向かう。
時間前に到着すると、南幸生氏、南英雄氏と4名の方々が既に着席されていた・・・。 誠に申し訳ございませんでした。
時間の都合で約1時間ほどの直会だったが、充実した時間と美味しい料理を堪能させて戴いた。 感謝合掌
この後、帰宅して速攻で写真整理を行い、ジャスコで写真を大量プリントして関係各位に手渡しに行く。
この3週間は地獄のような24時間体制で、昼夜問わず稼働していた(無事完遂)ので疲労困憊しているが、
とりあえず目先の仕事(本業以外)は一刻でも早く処理して、次の予期せぬ事態に備えなければいけない。
久しぶりの神事に参列でき、精神的に清められた気分だ。
それでは、また。 ごきげんよう。