桜の季節
三月二十五日(日) 晴
昨日は体調不良で一日中自宅警備員を行っていた。 連日の暴飲暴食のツケが回ってきたようだ・・・。
どっちみち「ジャパネットたかた」で購入したダイソンのハンディー掃除機の配達(何時到着か不明)を待たなくてはいけなかったので良しとする。 夕刻無事到着。
テレビ番組がつまらなかったので、久しぶりにゴッドファーザーIIを観た。 視点を変えて観ると、何度観ても飽きない奥の深い映画だとつくづく思う。
個人的に、あまり知られていない脇役の忠誠心の塊・アル・ネル(マイケルの側近)の物静かで淡々としたそつの無い仕事ぶりが好きだ。 彼はゴッドファーザーIIIでも良い仕事を行っている。
この映画に出てくる脇役は、全員実在した主役級の人物を元にして同時出演させているので、その人物達と照らし合わせるともっと面白くなる。 例えばキューバでカジノ・ホテル経営を目論んでいたハイマン・ロスはメイヤー・ランスキー、ラスベガスの大物モー・グリーンはバグジーと呼ばれたベンジャミン・シーゲル等、彼ら自身が主役となった映画があるほどだ。
ゴッドファーザーは実在の出来事を全てまとめた実録に近い映画で、PartII から PartIIIまで暫く時間があったが、最終的にフランシスコ・コッポラが伝えたかった事は「因果報応」だと思う。 これは仏教用語だが、キリスト教カトリックでは何と言うのだろうか? あるのかな?
人に銃口を向けるという事は、自分にも銃口が向けられるという事だ。 PartIではヴィトーの長男のサンディーノ、PartIIIではマイケルの愛娘だった・・・。
風呂で読書した後、就寝。
本日は体調も回復したようなので野暮用で伊勢へ行き、帰りに”おはらい町”あたりと散策してきた。 相変わらずの凄い人混みに目眩がしそうになった。
江戸や肥後あたりでは桜が満開と聞き及んでいるが、当地伊勢志摩近辺は蕾が目立つ3分咲き程度。
久しぶりに”おはらい町”を散策したら、浦田駐車場方面側に牡蠣の佃煮が美味い「浜与」や飲食店が5軒ほど新規開店していた。
赤福本店(右手前)横より”おかげ横町”を望む。 奥に見える緑の屋根が神宮会館。 江戸の通勤ラッシュを思い出すような人混みだ。
”おかげ横町”の真ん中で神恩太鼓の演奏が行われている。 太鼓の重低音がはらわたに響く。
昼間の禊場。 春の暖かい陽と、静かに流れる風を浴びながら、古より変わらぬ五十鈴川の清らかな水流を眺めていると心が洗われる。
この大自然の力こそ神そのものである。
五十鈴川ほとりに咲く桜。
散る桜、残る桜も散る桜。 桜を愛でる度に思い出す。
もののふはかくあるべき。 人間生まれたからには必ず死す、その間己に出来る事は何かを探し行動する事だ。
桜の花は誠に美しい!
このように群れいている桜はあまり好きではない。
まだまだ蕾。 満開となって風に吹かれて桜吹雪となる瞬間が最高。
相変わらず昼夜の寒暖差が激しい日が続いているが、あと1週間程度で暖かくなるだろう。
皆様、御自愛下さい。
それでは、また。 ごきげんよう。