北面武士

至誠通天

民放外資出資率

2021-03-25 | 日記

令和三年三月二十五日(木) 雨

 

管首相の長男による総務省幹部接待で一躍有名となった”東北新社”が、外資出資率20%超えという問題が発覚し、免許剥奪か?と報道があったが、今回、民放2社における外資出資率20%超えが発覚。

 

 

バブル以降、この2社の番組編成やニュース内容をみると、どこの国から出資されているのは明白である。

もしこの報道がガセネタでなければ、フジテレビは既に日本の放送会社ではないと言っても過言ではない。

個人的にはTBSが一番某国からの出資率が高いと思っていたのだが、フジテレビが既に占領されていた、しかも30%超え・・・。

真実だとすれば、法律に基づいて法律を犯しているこの2社から免許剥奪を行うべきだ。 

外資出資率20%まで良しとする法律にも納得がいかないが、20%近くまで売却する会社も如何なものであろうか?

 

前のLINE情報流出問題も含め、流出した情報が消去されたわけでもなし、国家と国民を騙した罪は、謝っても許せる事ではない。

反日のNHKも含め、全ての報道機関をしらみつぶしに調査して、異国のスパイ活動を早急に停止させる必要がある。

スパイ防止法が必要なのだが、異国の駐在政党が邪魔をしている。 

異国による国家重要施設に隣接する土地の売買を禁止する法案に反対している、立憲民主党と共産党。

今回の件は、10年前に某政党が与党となり政治を牛耳った時の成果が躊躇に現れている。 

時の首相は原発まで爆破した功績もあるし・・・。 某国から勲章でも受けたか?  ルーピーも良い仕事をしたね。

 

情報の重要さを軽視し続ける国家と国民には失望感しかない。 誠に残念至極。

「青年日本の歌」の歌詞内容が激しく魂に響く昨今だ。

それでは、また。 ごきげんよう。

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だまされ続ける日本人

2021-03-23 | 日記

令和三年三月二十三日(火) 晴

 

私がLineのサービスが始まった当初より使用してはいけないと忠告していた、Lineの実態が発覚。

ニュースで、支那での委託業務・開発をやめ、南朝鮮におけるデータ保管・管理を日本へ移設したとの報道があったが、データ・バックアップ機能があるので両国でのデータ保管は可能だ。

今後も、反日国家同士でデータの売買は行われ続けるに違いない。

しかし、今回のニュースを見て、ほとんどの日本人が安心してLineを使用し続けるのだろう。

確かにLineは便利だが、一人一人の糞のような情報が集まり分析されると、色々な貴重な情報にたどり着く。

自分は関係無い、自分さえ良ければという感覚は、今回のチャイナ・ウィルスの対応でも躊躇に現れている。 

国家に文句を言う前に、国家の為にやれる事をやれ!

政治家や有名人は数年前に遡り、文春砲を食らう事となるぞ。 以後、写真・文章内容に気をつける事だ。

 

日本の情報に対する甘さは世界一だと痛感する。 

日々、人知れず命をかけて国防に従事している、日本国軍人の方々に申し訳ないと思う昨今である。

この悲しい現状をどうにかして打破しなくていけないが、ミサイルの一発でも食らうまで無理か・・・。

最近は腹の立つ消息ばかりで苛立ってしまい、愚痴を吐きたくなる。

それでは、また。 ごきげんよう。

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令和三年度 神宮参拝禊会

2021-03-21 | 日記

令和三年三月二十一日(日) 暴風雨

 

本日、神宮参拝禊会代表世話人・南英雄氏、伊雑宮奉賛会副会長・南幸生氏、地元の神都世話人会・山本善仁氏、同・森田英樹氏、同・村田憲彦氏と当方の6人で、神宮御垣内参拝を行った。

残念ながら、森伸弘氏と東岡譲氏はのっぴきならない用事と仕事で不参加。

 

本来ならば、本日は神宮参拝禊会が開催され、禊行と正式参拝が行われる予定であったが、残念ながらチャイナ・ウィルスの影響で二度目の延期となった。

三日前に急遽南代表世話人より招集を受け、神都世話人会で令和三年度の神宮参拝禊会を執り行うべく、神宮御垣内参拝参加可能な4人と、伊雑宮奉賛会副会長・南幸生氏が参加する運びとなった。

 

天気予報通り、早朝より大雨。 

08:50に皇大神宮別宮 伊雑宮にて全員集合し、伊雑宮・稲熊宮司の導きにて伊雑宮参拝、佐美長の遥拝を行う。 

稲熊宮司の厚き御高配に感謝申し上げます。

その後、南さんのワンボックス・カーで伊勢・神宮会館へ移動し、禊場となる五十鈴川へ移動。

環境の準備が整わなかったので禊行は行わなかったので、今回も二見・興玉神社正式参拝にて禊行とする。

森田氏と山本氏は禊行を行いとの事だったが、時間の都合もあり断念。

 

駐車場より禊場を望む。  この後、強風が吹き荒れて南幸生氏の傘が破壊される・・・。

この時点で全員下半身ズブ濡れ。 土砂降りがひたすら続く・・・。

日頃の行いが悪い人が数名いるので、これから参拝を終えるまで清めの風雨を受け続ける。 誰だ?

 

 

内宮宇治橋前鳥居広場にて。  清めの雨で鳥居が洗われている。

昨日は、往年の元旦の時以上に参拝客が訪れていたとの事。 全ての駐車場が満杯・・・。

本日は大雨雷雨注意報が発令されていたので、通常以下くらいの参拝客数だった。

今回も神宮会館より多大なる御支援を給わり、心より感謝申し上げます。

 

 

内宮正宮前。 これより御垣内参拝を行う。

全身に雨を受けながら、ただひたすら皇尊の弥栄を祈念す。 

いつもの事ながら、御敷地内で心地良き「無」を感じる。 この感覚は唯一無二、ここでしか感じられない。

 

 

別宮・荒祭宮前にて。  夢の如き世界平和と、迷走し続ける日本国の再興を祈念す。

尊皇絶対 生命奉還 神州恢復 朝敵撃滅

 

順番は前後するが、内宮御垣内参拝後に二見・興玉神社を訪ね、正式参拝を行う。

正式参拝にて禊行完遂とし、ワクチン普及が進み、チャイナ・ウィルス前の頃と同様に「無事かえる」事を祈念す。 二見・興玉神社は「かえる」で有名。

神職の一人が左後ろに見える大太鼓をドンドン叩きながら大祓詞を唱える大音声を全身に浴びながら、もう一方の神職に複数の鈴がついた祓杖?で各々の頭上でお祓いして戴く。 心が洗われる感覚だ。  

他の神社では見られぬ大迫力の修祓の儀である。 是非一度は体験して戴きたいと思う。

福田宮司の厚き御配慮に感謝申し上げます。

 

この後、鳥羽の食事処で酒なしの直会。 伊勢うどん定食を食す。

本日は誠におめでとうございます。  お導き戴き、誠にありがとうございました。

 

伊雑宮駐車場にて解散後、山本氏、森田氏、村田氏と4人でコメダ珈琲店で一服。

久しぶりの再開で楽しかったが、酒なしという事でちょいと物足りなかった。

6月~8月頃には娑婆も少し落ち着くと思うので、その頃に次回の一献会を約束。

 

お洒落なウィンナー・コーヒーを楽しむ山本氏。  

山本氏の優しそうな顔が、ウェイトレスさんの心を揺さぶる。

 

同じくウィンナー・コーヒーを楽しむ森田氏。  

いつも苦虫をかみつぶしたよう顔をしているが、今日は嬉しそうな顔をしている貴重なワン・ショット。(失礼)

 

 

皆様御存じ、笑顔が弾ける村田憲彦氏。 

日曜日のこの時間には生ビール2杯と焼酎2杯くらいを飲んでいる頃だが、本日はコーヒーとカスタードクリーム・ケーキを注文。 

久々の素面状態で甘いケーキを完食。 良いね~! 健康一番。 会話も成り立つ。

 

長らく閉塞感に包まれていたが、荒天にも関わらず神宮の神々しさを久々に体感でき、また仲間達とも再会でき、充実した時間を過ごす事が出来た。 南代表世話人に感謝。

また再び全国の同志の方々と共にお会い出来る日を、一日千秋の思い出お待ちしております。

それでは、また。 ごきげんよう。

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バラキ

2021-03-19 | 日記

令和三年三月二十日(土) 曇

 

20年ぶりに映画「バラキ」(The Valachi Paper)を観た。

この映画は「実録・米国コーザ・ノストラ 血の抗争」と言っても過言ではない、米国イタリアン・マフィア(コーサ・ノストラ)の権謀術数に満ちた抗争を描いた作品で、マフィアのボス・ヴェトー・ジェノベーゼが配下のジョー・ヴァラキ(バラキ)を裏切り者と勘違いして暗殺命令と下したので、ヴァラキが自己保身の為警察へ逃げこんでコーサ・ノストラにおけるオメルタの禁(沈黙の掟)を破り、全米放送の公聴会で暴露した話だ。

映画「ゴッド・ファーザー」シリーズの原型となる実録映画で、貧困から腕っ節と頭脳でのし上がっていくマフィア達の過程が明確に描かれている。 

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「モブスターズ」と並ぶ、マフィア映画の名作と言ってもいいだろう。

 

米国ギャング史は、19世紀まではアイルランド系の天下だったが、20世紀に入るとユダヤ系ギャングが頭角を現し群雄割拠の時代へ突入する。

イタリア系は、マンフレディ派、ダキーラ派、コルレオーネ派、ロモンテ派、カステランマーレ派、コラ・シーロ派が台頭。

1920年代以降イタリア系マフィアが徐々に勢力を伸ばし、チャーリー・ルチアーノ(サルヴァトーレ・ルカーニア)ファミリーのようにユダヤ系ギャングを手を組んでアイルランド系を駆逐していった。

禁酒法時代にアイルランド系のジョン・F・ケネディーの親父はコーサ・ノストラと手を組んで相当儲けたのだが、コーサ・ノストラが応援していた長男のジョンが大統領になった途端、次男のロバート司法長官と共にマフィア撲滅運動を推進。

この件がコーサ・ノストラの逆鱗に触れ、のちのケネディー・ファミリー暗殺へと繋がっていく。

 

全米でイタリアン・マフィアが勢力を広げていくが、中心は金が集まる世界金融の本拠地ニュー・ヨークだ。

世界大恐慌が起きた1929年頃は、NY犯罪組織は二分されており、シチリア出身の”ジョー・マッセリア”とカステランマーレ・デル・ゴルフォ出身の”サルヴァトーレ・マランツァーノ”が勢力を競っていた。

マッセリア・ファミリーは悪の綺羅星が如き人材が揃っていた。

1.マッセリア・ファミリー (ジョー・マッセリア(下卑な武闘派))

  チャーリー・ルチアーノ(No.2 武闘派でありビジネス手腕に長け、ユダヤ系との連携あり)

  フランク・コステロ (ルチアーノの右腕・温厚で理知的、礼儀マナー抜群、知己多し)

  ヴィトー・ジェノベーゼ(武闘派でルチアーノの盟友)

  アルバート・アナスタシア(超イケイケ武闘派)

  ジョー・アドニス (ルチアーノ配下暗殺専門執行機関マーダー・インク設立者)

  アンソニー・サレルノ(ジェノベーゼの子分)

  トミー・ガリアーノ(分派としてファミリー設立)

  ジョセフ・プロファチ(分派としてファミリー設立)

  ヴィンセント・マンガーノ(分派としてファミリー設立)

 

2.マランツァーノ・ファミリー(サルヴァトーレ・マランツァーノ(穏健・知性派))

  ガエノタ・レイナ(ヴァラキの保証人、マッセリア・ファミリーとの抗争で暗殺される)  

  トニー・ベンダー(アントニー・ストロロ No.2だが、絵に描いたような裏切り者)

  ジョー・ヴァラキ(トニー・ベンダー配下の寡黙で屈強な運転手兼ボディーガード)

 

3.メイヤー・ランスキー(ユダヤ系ギャング首領)

  ベンジャミン・バグジー・シーゲル(ラスベガスを作った男)

  アーノルド・ルスティン(大富豪)

 

1930年にこの両ファミリー間で抗争が勃発し、「カステランマーレ戦争」と呼ばれた抗争が1年あまり続いた。

敵対するルチアーノの犯罪ビジネスの才能を欲したマランツァーノは、ルチアーノを拉致して懐柔しようとしたが転ばなかったので、リンチを加えて全身を切り刻んだが奇跡的に絶命しなかった。

九死に一生を得て復帰した時、あだ名となる「ラッキー」が生み出された。 以後、ラッキー・ルチアーノと呼ばれる。

以後、親分のマッセリアは、リンチをうけても敵に下らなかったルチアーノに全幅の信頼を寄せる。

しかし、ルチアーノは傷が癒えると密かに寝返る決意を固め、敵のマランツァーノに対等なビジネスとして傘下に入る話を持ちかけ、手土産にマッセリア暗殺を準備する。

1931年4月15日、マッセリアとルチアーノは抗争の計画打合せのため昼食へ出かけ、マッセリアが豚のように食事を平らげた後、ルチアーノはトイレに立つ。

その後、すぐに暗殺者4名がレストランに乱入し銃弾を20発以上あびせ、そのうち6発が致命傷となる。

ヒットマンはジェノベーゼ、アドニス、アナスタシア、シーゲルの4名とされる。

ルチアーノの功績により「カステランマーレ戦争」に勝利したマランツァーノは、全米コーサ・ノストラの統合を図り、ニュー・ヨークを五大ファミリーに分けて幹部達にそれぞれのドンに就かせ、マランツァーノ自身は”カポー・トゥッティ・カピー”(ボスの中のボス)として君臨する。

この頃、誠実で実直なヴァラキはジェノベーゼに気に入られて、大幹部達にも目をかけられ知己が広がる。

NY五大ファミリー

1.マランツァーノ・ファミリー

2.ルチアーノ・ファミリー

3.マンガーノ・ファミリー

4.プロファチ・ファミリー

5.ガリアーノ・ファミリー

 

その後、全米中のコーサ・ノストラのドンや大幹部に500通以上の招待状を送付し、万座の中で己が決めたルールと掟を宣言。(欠席者なし) 

それぞれの全米都市の縄張りにそれぞれにドンを定め、そのトップにマランツァーノが座する事を強制した。 セント・ルイスはジアノーラ、シカゴはアル・カポネ、ニュー・オリンズはクローリエ、デトロイトはフェラーリ等各都市毎に配置。 オメルタの禁を厳命、麻薬禁止等。

異を唱える者はいなかったが、万座の不満を見て取ったルチアーノは、密かに全米を回って同士や賛同者を増やしていった。

マランツァーノもルチアーノの動静を把握しており、ルチアーノ暗殺を準備する。

親分のマッセリアを暗殺したルチアーノを当初から信用していなかったようだ。

9月9日にマランツァーノの事務所へ来るようルチアーノへ伝えたが、当日突然4人の税務査察官が来訪し、ボディーガード達を武装解除し、2人の税務査察官がマランツァーノを別室へ連行。

税務査察官達は、ルチアーノが雇った面の割れてないユダヤ系の殺し屋で、マランツァーノに4発の銃弾を食らわせ、胸を6回刺されて喉を切り裂いた。 

これがルチアーノの2人目の親分殺しとなる。 日本の任侠の世界だったら絶対NGなのだが・・・。

ルチアーノの根回しが功を称し、多のドン達から報復を行う者は皆無の完全勝利となった。

それより2~3週間のうち、全米の守旧派と言われる年老いたドン(口髭ピート)が50人ほど次々に暗殺された。 

これは後日”シチリアの晩鐘事件”と呼ばれる大事件となったが、誰が命じたかは火を見るより明らかだ。

ルチアーノはマランツァーノの轍は踏まず、自身がトップに君臨する事はなく合議制を提案。

満場の了承を得て、全米コミッションが誕生する。 

ルチアーノは名を捨て実を取ったが、”ボスの中のボス”は誰かは誰もが認識していた。

NY五大ファミリーを再編成。

1.ルチアーノ・ファミリー

2.プロファチ・ファミリー

3.マンガーノ・ファミリー

4.ガリアーノ・ファミリー

5.ボナンノ・ファミリー

 

これよりルチアーノの時代は10年ほど続くが、最強最大の敵が目前に立ちはだかる。

ルチアーノ逮捕に心血を注いだ特別検察官・トーマス・デューイ(後にNY州知事となる)、部下の黒人女性弁護士・ユニス・カーター、連邦麻薬局初代長官・ハリー・アンスリンジャー、麻薬捜査官・チャールズ・シラーザを筆頭に、何度もルチアーノを逮捕しているが、全て証拠不十分にて釈放されている。(司直への賄賂)

しかし、最終的にNY連邦裁判所において、強制売春など62の罪状全てで有罪となり、30年~50年の禁固刑判決が下され収監となる。

以後、ルチアーノはフランク・コステロとジョー・アドニスに後を託し、獄中より2人を操ってファミリーを支配。

当局はルチアーノの次にNo.2のジェノベーゼへ矛先を向け、30数件の殺人容疑をかけたがジェノベーゼはファミリーから離れイタリアへ逃亡。 映画ではアナスタシアが後任を務めているが、実際にはフランク・コステロが就任。

ジェントルマンのコステロは野望を抱かない人望が篤い経済マフィアで、在任中はファミリーの金庫を膨らませて、抗争もほとんどない平和な時代だった。 ジェノヴェーゼが米国へ戻り激変するが・・・。

 

1941年12月7日に日本軍による真珠湾攻撃が行われ、宣戦布告が発表。 同日、ドイツとイタリアも米国に宣戦布告。

その後、3ヶ月のうちに米国商船71隻がドイツのUボートにより沈められ、マンハッタンのドックで客船火災発生し、ドイツ系、イタリア系工作員による破壊活動が噂となった。

当時、港湾労働者やイタリア系犯罪者に絶大なる支配力を有していたルチアーノに目をつけた米国海軍は、ルチアーノの国外退去による釈放を条件に全面協力を取り付けた。

以降は米国港湾の備えは鉄壁となり、米軍のシチリア上陸の道筋がついた。

戦後、ルチアーノの特赦が勧告され、当時NY州知事となっていた元特別検察官トーマス・デューイはルチアーノを釈放。

1946年1月8日、NY港に停泊中の「ローラ・キーン号」にルチアーノが乗船。 船上ではコステロを筆頭に大幹部がドンを待ち受けており、豪華なディナーやパーティーが開催された。 翌日、コステロ達は下船し、船はイタリアへ向け出港。

以後ルチアーノは、追放された16年間はナポリで犯罪のグローバル・ネットワークの構築に心血を注ぎ、組織犯罪やテロ組織とのネットワークを結びつけ、米国を麻薬漬けにし、非合法の武器弾薬が自在に行き交う素地をもたらした。

1962年1月26日、ルチアーノはナポリ空港で心臓発作の為急死。(享年65歳)

ルチアーノの遺体は許されて、NYクイーンズのセント・ジョーンズ墓地に埋葬された。

 

数年後にルチアーノの跡目を継いだヴィトー・ジェノベーゼも壮絶な人生を送っている。

イタリア・ナポリで生まれ、16歳で渡米。 NYグリニッジ・ヴィレッジを根城にして一度結婚して5年後に死別したが、3年後に人妻アンナに横恋慕してアンナの夫を殺害し、その12日後にアンナと再婚。

この頃には既にマッセリア・ファミリーの二次団体・ルチアーノ・ファミリーのNo.2として活躍していた。

「カステランマーレ戦争」ではルチアーノと共にマッセリアからマランツァーノへ寝返り、一番の勲功を果たしている。

マッセリア暗殺後、一次団体となったルチアーノ・ファミリーで長らく君臨しており、ルチアーノが逮捕された後に跡目を継ぐ予定だったが、当局は矛先をジェネベーゼへ向けてきたので不測の事態に陥った。

当局より30数件の殺人容疑をかけられたジェノベーゼはファミリーを離れてイタリアへ逃亡。

ボスのルチアーノは長期収監、No.2のジェノベーゼは国外逃亡となり、人望が篤いフランク・コステロが跡目を継ぐ事となった。(映画ではアナスタシアになっている)

コステロはルチアーノの指示を忠実に守り、イタリアへ強制送還になった後も野望を抱かず、ルチアーノの留守を守り続けた。

 

ジェノベーゼがイタリアへ逃亡している頃は、ベニート・ムッソリーニ総統が徹底的にシチリア・マフィアを弾圧していた頃で、マフィアにとっては危険極まりないところであったが、ジェノベーゼはNYで稼いだ莫大な米ドルを資金としてファシスト党に多額の献金を行い、うまくムッソリーニに取り入り、ムッソリーニからイタリアの最高章を授与される。 その後は党の影の顔役となる。

マフィア嫌いのムッソリーニから最高章を授与された者は、後にも先にもジェノベーゼしかいない。

 

米国で収監中のルチアーノが米海軍の港湾警備と米陸軍のシチリア上陸に全面協力を行っていたので、ムッソリーニから弾圧を受けていたシチリア・マフィア達は米軍に加担し、米軍に情報提供、物資調達、水先案内人となり功績をあげ、再び往時の隆盛を誇る。

ファシスト党の影の顔役となっていたジェノベーゼもルチアーノと連携し、党を裏切り米陸軍上陸の際はシチリア・マフィアと米軍の仲介役として将軍や高級将校達をたらしこんで、軍部とズブズブの関係を築き上げる。

この頃米国本土の捜査機関は逃亡中のジェノベーゼの存在に気づき、捜査官をイタリアへ派遣して起訴へ持ち込もうとするが、ジェノベーゼとズブズブの軍部の妨害にあい、うやむやとなってしまう。

戦後、ジェノベーゼは米国で収監されるが、証拠不十分で1年ほどで釈放。

本来、ルチアーノの跡目を継ぐべきジェノベーゼがNYへ戻ってきたので、ルチアーノ・ファミリーを中心に波風が立ち始めた。

 

フランク・コステロがトップに就いているのを我慢できないジェノベーゼだったが、コミッションでは私欲による殺人や抗争は御法度。

また、人望も篤く、人気の高いコステロを正当な理由なく失脚させたり暗殺するなど出来そうもないので、ジェノベーゼは時間をかけてコステロの支持者や同盟者を徐々に切り崩していった。

好機が訪れたのは、組織犯罪撲滅に執念を燃やすキーフォーヴァー委員会が1951年に聴聞会を開き、コステロを証言台に座らせ、全米にテレビ中継をおこなった事だ。

取り決めでコステロの顔が写さなかったが、証言台でのコステロの落ち着かぬ態度やかすれたボソボソした声は、コーサ・ノストラのトップとして権威を失墜されるには十分だった。

また、コステロの配下で暴力案件を一手に引き受けていたウィリー・モレッティーが脳梅毒に冒されてしまい、聴聞会召喚も決定しまう。

モレッティーの口封じをしないと聴聞会で何を言い出すかわらかないので、コステロの同盟者であるイケイケのアルバート・アナスタシアが手を下し、最大の危機を脱する事ができた。

1957年5月2日、コステロが銃撃されたが、暗殺は未遂で終わる。

同年秋、アナスタシアがホテルの理容室で2人のヒットマンに銃撃され蜂の巣とされてしまう。

この両事件の首謀者はもちろんジェノベーゼである。

これにビビったコステロはボスの座を降り引退。

ルチアーノ・ファミリーの跡目を取ったジェノベーゼは、ジェノベーゼ・ファミリーを旗揚げする。

これにより、旧ルチアーノ・ファミリーはジェノベーゼ・ファミリーの傘下となる。

新たな五大ファミリーが編成。

1.ジェノベーゼ・ファミリー(旧ルチアーノ・ファミリー)

2.コロンボ・ファミリー(旧プロファチ・ファミリー)

3.ガンビーノ・ファミリー(旧マンガーノ・ファミリー)

4.ルッケーゼ・ファミリー(旧ガリアーノ・ファミリー)

5.ボナンノ・ファミリー

 

同年11月14日、100人以上のボス達が集結したアパラチン会議が警察の手入れにあい、60人が逮捕。

ジェノベーゼの権威失墜となる。

翌年、委員会に召喚。

1959年4月、麻薬取引の罪で実刑15年の判決。 翌年収監。

 

映画「バラキ」は、ここから始まる。

本件でヴァラキが裏切ったと思い込んだジェノベーゼは、先に収監されていたヴァラキに”死の接吻”を送り、懸賞金をかけた。

身に覚えないヴァラキは3度殺されかけ、刺客と思った相手を誤殺してしまう。

映画では、このあたりからコーサ・ノストラへ加入した若き頃から現在に至るまでのストーリーが始まる。

その後、復讐を誓ったヴァラキは”オメルタの禁”を破る事を決心。

ヴァラキは、全米公開のテレビ試聴会でコーサ・ノストラの全貌を暴いてしまい、以後ジェノベーゼはコミッションに対して一切の顔向けが出来なくなる。

1969年2月14日、ジェノベーゼは心臓病で死去。享年71歳

1971年2月4日、ヴァラキは心臓発作で死去。享年66歳

2人ともに獄中死。

 

古きボス達が亡くなり、コーサ・ノストラの勢力は次世代に次がれていく。

カルロ・ガンビーノ(アナスタシア暗殺実行犯)、ジョセフ・コロンボ、トーマス・ルッケーゼ、ポール・カステラーノ、サム・ジアンカーナ、ミッキー・コーエン(ユダヤ系)、ジョン・ゴッティ、ヴィンセント・ジガンテ、カーマイン・ペルシコ

今では伝説となったマフィオーゾ達である。

現在ではあり得ないような暴力にまみれた時代だが、心情的には否定できない面もある。

まさに、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカという言葉がピッタリ当てはまる。

戦争&テロを含む暴力、宗教問題、各種差別、各種犯罪は、人類が存在している間は無くなる事はないだろう。 

しかし、歴史の勉強により過去の失敗や成功のヒントを得る事が出来る。

過去の歴史を忘れるから歴史が繰り返されるのだ。

温故知新

 

ちょいとダークな資料をさらしてしまったが、娑婆は全て表裏一体という事を忘れぬよう記載。

それでは、また。 ごきげんよう。

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閉塞感

2021-03-19 | 日記

令和三年三月十九日(金) 晴

 

チャイナ・ウィルスの影響で、この1年間全ての行動の自由が奪われている。

最近では行動のみならず、言論と思想の自由され奪われつつある昨今に嫌気がさしており、ついつい20世紀の古き良き時代を懐かしく思う日が増えている。 

日本国民の中でごく一部の陰間で生きてきた人達が、上から目線で同性婚や夫婦別姓等を主張している。 個人的には賛成でも反対でもない?が、これまで通り養子縁組や内縁関係を続けていれば良いのではないか?  多額な税金を使用して、行政システムを変更する必要があるのか?

歴史上、男性が中性化してくると世の中が乱れ、混沌とした時代へと流れていく。 温故知新

 

天長節もチャイナ・ウィルス禍により一般参賀が取り止めとなり、東北大震災慰霊祭も小規模な開催、3月20日開催予定だった神宮参拝禊会も延期。  誠に残念至極。

長らく続いた緊急事態宣言で経済状況は悪化。 

某雑誌のスクープと称するマスコミをあげての集団リンチ。 

売上げアップの為なら手段を選ばずにスケープゴートを探し出し、あたかも正論の如き解釈で一人の人間を社会から抹殺するという、文革の紅衛兵の如き行動に憤りを覚える。 記者や編集長は若き頃に日本の紅衛兵だったのか?

今回も東京オリンピック・クリエーティブディレクターの佐々木氏が一部関係者のみでLINEでやりとりした”渡辺直美を豚に仮装させる”という発言を取り上げて、辞任にまで追い込んだ。

これが一般人に対する発言だったら大問題だが、渡辺直美は一般人ではなく芸能人なのだから豚の仮装くらいできるだろう(実際仮装している)。 芸能人は理解して仕事をしていると思う。 

しかも、LINEで関係者のみで発信した内容を如何にして入手出来たのだろうか? 多分、マスコミは反日国家や反日団体の配下にあるので、LINEの個人情報は簡単に入手出来るはずである。

森元総理の件も含め、東京オリンピック開催を邪魔して失敗させようとする意図しか感じない。

 

日本国家や市役所などに個人情報を渡すが嫌だという人が数多いるが、Amazonを初めとする通販やSNSツールに関しては全く気にせず登録してしまうのは何故だ?  

脱税している大金持ち達が国への情報提供に拒否するのは理解できるが、一般人の情報などたかが知れているではないか。 マイナンバーカードを登録しないと、将来的に役所手続きが不便になります。

民間企業のセキュリティーの甘さを知らず、ただ便利なので使用しているのが現実だ。

個人情報が漏洩しても便利なので使用し続けているという人もいるが、世界中の諜報機関はメール等の単語を拾い集めて、それと関連した文章や内容を分析しているので、直接の通信相手や電話番号を登録している人達へ知らないうちに迷惑をかけている事となる。

情報を制するものは世界を制す。

 

それでは、また。 ごきげんよう。

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