北面武士

至誠通天

平成30年8月 法事

2018-08-15 | 日記

八月十一日(土) 晴

本日は、叔父貴の十三回忌。

叔父貴は浄土真宗なので、お寺の中は派手な装飾となっている。

この寺は室町時代から続く由緒ある寺で、現在の本堂は”西南の役”で焼けた後に再建されたとの事。

歴史好きには宝箱のようなところだが、坊主の説教が長いので墓参と法事以外は立ち寄る事はない・・・。 

カトリック教会と張り合うくらい派手な装飾。 本願寺が支配していた加賀あたりの金箔を使用していたからか? 

 

右の部屋には、日本に仏教を広めた聖徳太子が掲げてある。

 

左の部屋には歴代本願寺上人が掲げてある。

この寺の開基は、本願寺蓮如上人の下で得度し、実如上人の命を受け、日向、大隅、薩摩、肥後で教えを広め、肥後での布教のおり阿蘇大宮司の娘を娶り、実如上人の許しを得て肥後にて寺を創建されたとの事。  私が好きな足利義政公の慈照寺で生誕されたそうだ。

 

和尚が念仏を唱えていると睡魔が襲ってくる・・・。  日蓮宗は耳をつんざく木魚の音で頭が痛くなるので、浄土真宗の方が楽だ。

そういえば、浄土真宗は他力本願か。 どうでも良いけど。

念仏を聞いていると眠くなるので、一人瞑目しながら叔父貴に世話になった事を思い出しながら故人を偲んだ。 夢幻の如くなり・・・。

法事が終わり一旦帰宅して着替えて、繁華街にて故人を偲んで7人で洋食の店「橋本」にて叔父貴を偲ぶ会。

この店は親父がよく通っていた「レオドール」という店のシェフが、二十数年前に独立して開店された。 ミシュラン一つ星! 

「レオドール」時代から40年以上の付き合いとなるシェフは、今でも親父の写真を事務所の机に飾って戴いているそうだ。 感謝合掌

 

アワビ。 大粒のマスカット、イチジク、トマト。  白葡萄酒と食すと、そこは極楽浄土。 ビールと共に食しても、そこはパラダイス。 

 

鱧と梅肉の洋食。 夏っぽくて良い。 冷酒が飲みたくなる一品。

 

ウニと何かの魚とパルメサンチーズ。  チーズの香りが引き立つ珠玉の一品。 赤葡萄酒にも負けない濃厚な味わい。

 

ホタテに何かの魚を入れた滅茶苦茶美味い一品。 あと一皿食したいと感じた・・・。 いと美味し!

 

大きなトマトと子羊肉。  赤葡萄酒と共に食していたら、懐かしさに溢れてきて涙が出てきそうになった。 献杯用の叔父貴のビールを戴く。

 

シャーベットでクールダウン。  美味しいシャーベットだったが、私には少々量が多かった。 御馳走様でした!

食後、熊本城再興状況確認と土産購入に出向いたが、あまりの暑さに断念。 信号待ちにて大量の発汗、熱中症一直線状態と感じたので、タクシーで帰宅。

暫し満腹感に浸りながらシエスタ(昼寝)を楽しむ。  夢に親父殿、母上、叔父貴が出てきた・・・。

 

昼間にあれだけ食したのに、夕刻になると小腹が空いてきて生ビールを飲みたくなってくる。

19:00に、「MAN」という私がガキの頃から通っていた老舗のビアホールにて6人で一献会。 

マスターは拓大ボクシング部出身84歳のバリバリの元気者で、昔からアントニオ猪木のブロンズ像を販売していた(全く売れず)くらいのプロレス好きだ。 店内はプロレス興行のポスターと、プロレスラーとマスターが一緒に写った多くの写真が壁に貼られている。

昔は店に置いてあったエクスパンダー(4本)を伸ばす事が出来たら、生ビールが1杯タダとなったので嬉しかったが、いつか血管が切れた人がいたようで禁止となったそうだ。 残念!

スペアリブ、ソーセージ、馬力焼きといった、シンプルでパワフルな昭和の頃から変わらぬメニューが懐かしい。

 

夏はやっぱり生ビール! ビールといえばビアホール、ビアホールといえば「MAN」。

 

熊本一パワフルで豪快なマスターを囲んで。  この後、マスターが切れのあるシャドー・ボシクシングを披露。 良いね~!

飲み過ぎ食い過ぎで満腹ではあるが、ラーメン「よしとも」にて塩スペアリブをつまみにビールを飲み、最後にラーメンを食す。

その後、弟二人を引き連れてステーキ「みらの」にて〆のステーキを食す。 この店のマスターが倒れられて閉店となったと噂で聞いていたが、現在はマスターの甥っ子が店を引き継いでいると聞いたので行ってみた。   この店も親父殿の行きつけだった店で、私も忘れられない懐かしい味なので店が継続してくれて感無量。

ステーキの焼きが少々きつかったが、ソースは変わらず。 美味しかったが、流石に食べ過ぎたと感じ反省す。

30数年前の青春時代を思い出しながら、時の移り変わりを実感した日でもあった。

 

翌日12日(日)は08:00 空港へ向け出発。

短パン、Tシャツ、サンダルという軽装なので、搭乗手続きと身体検査を一発で切り抜ける事が出来た。

空港内待合室でチャーリー永谷さんとお会いして、四方山話で時間をつぶす。

チャーリーさんは私の真後ろの席だった。

局地的に積乱雲が異常に大きく発達しており、これがゲリラ豪雨となるのだろう。 

無事小牧空港へ到着し、バスで名古屋駅まで移動。  ちょうど昼食時間となっていたが、名駅内は尋常でない人数で(お盆休みの移動?)、駅地下、駅内、駅近辺の飲食店は全て満席&待ちの行列だったので困っていたら、駅裏の本格インド料理店だけ開いていたので、マトン・カレーを食す。  お天道様に申し訳ないと謝りながら、生ビールを一杯胃に流し込む。 名古屋の異常な灼熱地獄で、エアコンの効いた店内で飲る生ビールの美味さは筆舌に尽くしがたい。

食後は電車に揺られながらウトウトしていたら、津あたりで夜のような暗さとなり豪雨となる。 松阪、伊勢あたりで薄曇りとなった。

夜は「だいちゃん」にて、安着を喜び生ビールを楽しむ。  いつもの事ながら、楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう・・・。

そして、明日から再び地獄のような日々が始まる・・・。

それでは、また。 ごきげんよう。 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成30年 天草本渡諏訪神社参拝

2018-08-12 | 日記

八月十日(金) 晴

本日はゆっくり08:00頃起床。 昨夜の酒もスッキリと抜け、気持ちの良い青空が広がっている。

支度を調え、義弟達と共に天草本土諏訪神社までのんびりと移動。

移動途中に渋滞があったが無事天草本渡へ到着し、いつも大野宮司に御馳走になっていた「瓢六」にて昼食。

ここの寿司ネタは地元天草の魚を使っているので、飛びきり美味い! 一貫食する毎に幸せが口の中で広がっていく。

また、食すると同時に、大野宮司の優しい笑顔を思い出す・・・。  

天草本渡諏訪神社に隣接する「瓢六」。  近所にあればと、つくづく思う・・・。

 

是非一度足を運んで戴きたいお店。

 

私が愛して止まない”鯛の唐揚げ”。 ビールでも良し、日本酒でも良し。

 

天草産の魚を使った寿司は感動するくらい美味い。(写真のライティングがNG)

熊本市内の者にとって、天草産の魚介類は別次元の格付けとなっている。

 

ウニのにぎり。 私は若い頃ウニを食べ過ぎたので、最近はあまり食べたいとは思わない。 伊勢エビも支那で食べ過ぎて、同様にスルーしている。

人間は一生の内に食べる量が決まっているのかもしれない・・・。

食後、天草本渡諏訪神社の駐車場に車を停めていると、大野康典氏とバッタリ遭遇!

久しぶりの再会を喜びながら、まずは本殿にて参拝させて戴く。

その後、社務所にて神宮参拝禊会一同として御結婚・御出産の祝いをさせて戴き、大野宮司の御霊に参拝させて戴く。

短い時間でしたが、康典さんの近況と大野宮司のお話を懐かしみ、楽しい時間を過ごさせて戴いた。 感謝合掌

 

天草本渡諏訪神社の若き神主・大野康典氏と奥様と、御子息の大野康比古君。

康比古君は生後5ヶ月にもかかわらず、一切泣きもせず堂々としており、力強い眼力が亡き大野康孝宮司にうり二つだった。 正に大野宮司の生まれ変わりだ。

康典さんも結婚してから貫禄が出てきて、若き当主としての自覚と自信に溢れていたので、心から嬉しく思った。 

 

康比古君を抱っこしていると、大野宮司を抱っこしているようで緊張してしまい、急に重く感じてしまった。 汗だく。

私に抱かれても泣きもせず、”俺を落とさんでくれよ”と大野宮司に言われているようだった。 再び汗だく。

隔世遺伝よりというより、大野宮司の生まれ変わりだと心が感じた。

 

”康比古”という名は、大野宮司が御存命時にメモ書きされていた紙を康典さんが見つけて、

”これはきっとお父さん(大野宮司)が孫の為につけた名に違いない。”との事で、康典さんが命名されたそうだ。

綺麗に清掃されてある天草本渡諏訪神社境内を一見して、康典さんが大野宮司の全てを継承していると感じ、涙が溢れてきた。

向後も地元の氏子さん達を共に、素晴らしいお祭りを継承して戴きたい。  

 

天草本土諏訪神社・大野康孝宮司がお亡くなりになり早2年となる。

しかしながら、大野宮司の御意志を引き継ぐ気持ちを持つ我々の心の中に、未だに生きつづけて続けておられる。

大野宮司が命をかけて再興された「神宮参拝禊会」の精神を継承するのはたやすくないが、我々も犬塚博英最高顧問と南英雄代表世話人を中心に、参加者一同、同じ志を持って連携すれば必ず継続できると確信している。 向後も皆様の厳しい御指導御鞭撻、御支援の程、よろしくお願い申し上げます。

真摯に尊皇絶対の精神と、至誠通天の信念を持ち、国家安寧を祈念し、伝統と文化を継承出来ればと思っている。

それでは、また。 ごきげんよう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帰省 2018

2018-08-12 | 日記

八月九日(木) 晴

叔父貴の13回忌が11日(土)に予定されているので、約2年ぶりに帰省。

3ヶ月前より休暇を取得していたのだが、前日8日に本業で大問題が発生し仲間が大変な事となっていた。 とりあえず、私の不在中は江戸より一人支援に来てもらっていたので、どうにか問題を凌ぐ事が出来た。 飛行機に乗るまでメールと電話のやりとりでヘトヘトになった。

阿蘇熊本空港へ到着すると、江戸から先に帰省したいた弟(甥っ子)二人が迎えに来てくれていた。

そのまま帰宅前に墓参を行い、親父殿、母上様、祖父・祖母、御先祖様へ挨拶を行う。

帰宅後暫くして繁華街へ移動、食事前にアイリッシュ・パブ風店で義弟と合流し軽く一杯飲って、予約してた「クラシコ」という店へ移動。 入店して直ぐに妹が合流。

この店は3ヶ月前まで予約で一杯との事で、早めに押さえてもらった。 

自慢の料理は魚系との事だが、私は全て肉をオーダー・・・。 毎日カツオばかり食しているので、たまには肉を食べたい! 地元では週3日くらいしか肉を食してないから。

久しぶりの全員再会を喜びながら、飲め飲め!食え食え!の楽しい宴が繰り広げられた。

食後は、市内繁華街にあるカントリー&ウェスタン界では有名な「チャーリー永谷」さんのライブハウスで、バーボンのロックを胃に流し込みながら音楽を満喫。

 

店の予約まで一時間ほどあるので、ハッピーアワーを展開している店で義弟と合流し、軽く一杯。

最近邪悪に感じるお天道様の陽射しの下、一杯目のアサヒ・エクストラ・コールドの冷たさが心地良し。

この後、4人でタクシーで移動。

 

3ヶ月先まで予約が入っているので、早めに押させてもらった。 店名「クラシコ」。

入店とほぼ同時に妹が合流。  まずは全員再会を祝ってスパークリング・ワインにて乾杯。

 

前菜は豚のレバー、テリーヌ、サラミ、自家製ハム、生ハムを手でつまみながら葡萄酒を楽しむ。

 

今回は白葡萄酒1本と赤葡萄酒2本を注文。

 

山羊のチーズとイチジクとナッツ。 赤葡萄酒と一緒に食すと最高!

何かのサラダを注文したような気がしたが眼中になく、撮影も忘れる。

 

北アフリカ料理のクスクス。 肉だけ撮影して粟や稗のようなパスタの撮影を忘れた。

 

鴨のコンフィとソーセージのソテー。 羊肉は美味い! 

 

最後は牛肉とポテト。 牛肉は間違いなく美味いが、ポテトの味付けが絶品。 止められない止まらないって感じだった。

嗚呼、満腹満腹。満足満足。

この後、市内繁華街にある「チャーリー永谷」のカントリー&ウェスタンのライブハウスへ。

ボーボンのロックと、チェイサーのビールを飲りながら、私の好きな歌 " I really don't know"をリクエスト。

昔はカントリーやフォークは全く聞かなかったのだが、米国南部を車で走り回って、地元の歴史と知り、カントリーのライブを聴いて好きになった。

その後、EAGLESの歌に益々惹かれていった。  テイラー・スウィフトも基本的にはカントリー歌手である。

 

ライブ後、チャーリーさんと一緒に記念撮影。 この後30分くらい話をしていたら、私の帰る飛行機と同じ便で名古屋へ移動との事で吃驚。

名古屋のカントリー&ウェスタンのライブハウス「アルマジロ」で、チャーリーさんのドキュメント・フィルムの放映会が行われるとの事。

1956からライブ活動を続けられていて現在84歳、カントリーの本場ナッシュビルや南部各地の名誉居住権を与えられている有名人。

ジョニー・キャッシュの息子や弟と一緒に歌われている写真もあった。

 

義弟は先に帰宅してしまったので、残った我々で一緒にパチリ。

弟達はバーボンのチェイサーにビールを飲るのを知らなかったらしく吃驚していた。 次回はメキシコ料理店でサブマリンだな。

楽しい日は一瞬で終わってしまう。 明日は約2年ぶりの天草行きだ。  大野宮司の魂との再会が楽しみでもあり、同時に気が引き締まる思いである。 押忍! 

それでは、また。 ごきげんよう。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする