大江戸散策徒然噺 Introducing Japanese culture and history

豊かな歴史に彩られた日本の文化と歴史を紹介

お江戸向島の百花園の梅はどんな具合かな?ついでにスカイツリーも!

2011年02月16日 16時37分15秒 | 墨田区・歴史散策
昨日は亀戸天満宮境内の観梅、さてはてお江戸庶民の庭園「向島百花園」の梅もそろそろ見ごろを迎えているころではないか、と思い立ち早速いってきました。

春を思わせる陽気にさすが多くの方々が観梅に訪れていました。おそらく江戸時代にも「通」をきどる多くの江戸庶民が冷たい川風を袂に入れながら隅田川を舟で渡り、風向明媚な向島の百花園で観梅を楽しんだのでしょう。そして男衆は観梅にかこつけて、川縁竹屋の渡しから向うは今戸の山谷堀。あとは決まりの「土手八丁」。勇んでめざすは吉原桃源郷、なんてね。

こんな無粋な噺はともかくとして、まずは園内の観梅散策とまいりましょう。入口で開花状況を尋ねると、早咲きの梅が咲きはじめました、とのこと。ということはまだ見ごろではないのかと訝りながら園内へ。



園内の梅の木は紅梅と白梅がバランスよく配置され、本数としてもかなりあるように思えます。すべての梅の木が満開状態ではないのですが、早咲きの梅の木には可愛らしい花弁と大きく膨らんだ蕾が枝についています。

 

 



そしてふと足元を見ると、水仙、春の七草、鮮やかな黄色の花弁が愛らしい「ふくじゅそう」が土から顔をだしています。池の水も少しは温んできたようで、こんな様子を見るにつけ、春は確実に近づいているようです。

水仙
春の七草
ふくじゅそう
園内の池

百花園で江戸の風情を堪能し、目と鼻の先に聳えるスカイツリーへと足をのばしました。今日の高さは584m。隣接して建つ高層ビルもおおかた出来上がってきたようです。3月を思わせる日和となった今日、相も変わらずスカイツリー詣での観光客で業平側、押上側とも大盛況でした。

 



スカイツリー直下の十間川の水面にも「逆さスカイツリー」が…。右の台船がちょっと邪魔かな?



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