薬師寺のバス亭から徒歩でおよそ460mほど北へ進むと、鑑真和上ゆかりの唐招提寺の南大門前に到着します。
国宝金堂
唐招提寺南大門
南大門脇の受付で拝観料を納めます。
入山料チケット
唐招提寺パンフレット
境内図
南大門から境内へ入ると、幅広い参道がまっすぐに国宝の金堂正面に延びています。漂う空気と雰囲気は薬師寺の境内とはうってかわり落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
その大きな違いはまず境内に木々があることと、伽藍・堂宇が彩色されていないことです。
といのも唐招提寺に残る堂宇・伽藍のほとんどが国宝に指定されているため、古の時代の香りが息づいているといった感じなのです。
参道脇に世界遺産・古都奈良の文化財・唐招提寺と刻まれた石碑が置かれています。
石碑前にて
参道にて
天平時代に思いを馳せながら、観光客がまばらな境内をゆっくりと見学し、お堂に鎮座する仏たちと対面します。
美しい姿の金堂に見とれながら参道を進んで行きます。国宝の金堂には薬師如来立像、盧舎那仏坐像、千手観音坐像をはじめ多くの仏が並んでいます。そしてこれらの仏たちのほとんどが国宝です。
金堂の右手には国宝の鼓楼が瀟洒な姿を見せています。
鼓楼
鼓楼の後側には南北に長く連なる建物があります。これは礼堂・東室と呼ばれている建物です。両堂ともに重要文化財に指定されています。南側部分が礼堂、北側部分が東室と呼ばれ、かつて僧侶が起居した僧坊として使用されていました。
東室
礼堂
そして金堂の後ろにあるのが国宝の講堂です。
講堂
講堂から金堂を見る
境内の一番奥の少し高い位置に置かれているのが開山堂です。
開山堂
開山堂には鑑真和上の御身代わり像が安置されています。国宝の鑑真坐像は毎年6月6日の開山忌舎利会の前後三日間のみ御影堂で開帳されます。このため常時、和上のお姿を見られるようにと開山堂内に坐像が鎮座しています。
鑑真和上像
このあと境内の裏手から御影堂の前を通り、鑑真和上御廟へと向かいます。境内裏手の鬱蒼とした木々の間の土道を行くと、美しい土塀が見えてきます。その土塀の途中に御廟への入口があります。
土塀
土塀と門
門を入ると苔むした地肌に木々の間からの木漏れ日が美しく映える敷地が眼前に現れます。
御廟敷地
御廟敷地
御廟敷地
御廟敷地
御廟への参道の先に置かれているのが「和上御廟」です。
御廟
御廟
苔むした御廟敷地
御廟から再び唐招提寺の境内へと戻ります。
するとここにも見事な校倉造りの蔵が二棟ならんでいます。これが唐招提寺の宝蔵と経蔵です。両蔵ともに国宝です。
経蔵
宝蔵
両蔵
境内俯瞰
境内俯瞰
後ろ髪を引かれる思いで唐招提寺を辞して、最寄りの尼ヶ辻駅へと向かうことにします。
線路脇の道を進んで行くと、思いがけず、11代天皇である垂仁天皇の前方後円墳型の御陵を眺めることができました。
垂仁天皇陵
垂仁天皇陵
田園地帯が広がる奈良の飛鳥の地はなんとも長閑な雰囲気を醸し出しでいます。おそらく50年前に訪れた時はこのあたりには民家もなく、周囲を山に囲まれた奈良盆地の美しい景色が広がっていたのでしょう。
そんなことを想起しながら尼ヶ辻駅に到着しました。
尼ヶ辻駅
行秋の奈良~東大寺大仏殿・正倉院・二月堂~
行秋の奈良~飛鳥の白鳳伽藍「薬師寺」
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南大門脇の受付で拝観料を納めます。
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南大門から境内へ入ると、幅広い参道がまっすぐに国宝の金堂正面に延びています。漂う空気と雰囲気は薬師寺の境内とはうってかわり落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
その大きな違いはまず境内に木々があることと、伽藍・堂宇が彩色されていないことです。
といのも唐招提寺に残る堂宇・伽藍のほとんどが国宝に指定されているため、古の時代の香りが息づいているといった感じなのです。
参道脇に世界遺産・古都奈良の文化財・唐招提寺と刻まれた石碑が置かれています。
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天平時代に思いを馳せながら、観光客がまばらな境内をゆっくりと見学し、お堂に鎮座する仏たちと対面します。
美しい姿の金堂に見とれながら参道を進んで行きます。国宝の金堂には薬師如来立像、盧舎那仏坐像、千手観音坐像をはじめ多くの仏が並んでいます。そしてこれらの仏たちのほとんどが国宝です。
金堂の右手には国宝の鼓楼が瀟洒な姿を見せています。
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鼓楼の後側には南北に長く連なる建物があります。これは礼堂・東室と呼ばれている建物です。両堂ともに重要文化財に指定されています。南側部分が礼堂、北側部分が東室と呼ばれ、かつて僧侶が起居した僧坊として使用されていました。
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そして金堂の後ろにあるのが国宝の講堂です。
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境内の一番奥の少し高い位置に置かれているのが開山堂です。
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開山堂には鑑真和上の御身代わり像が安置されています。国宝の鑑真坐像は毎年6月6日の開山忌舎利会の前後三日間のみ御影堂で開帳されます。このため常時、和上のお姿を見られるようにと開山堂内に坐像が鎮座しています。
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このあと境内の裏手から御影堂の前を通り、鑑真和上御廟へと向かいます。境内裏手の鬱蒼とした木々の間の土道を行くと、美しい土塀が見えてきます。その土塀の途中に御廟への入口があります。
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門を入ると苔むした地肌に木々の間からの木漏れ日が美しく映える敷地が眼前に現れます。
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御廟への参道の先に置かれているのが「和上御廟」です。
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御廟から再び唐招提寺の境内へと戻ります。
するとここにも見事な校倉造りの蔵が二棟ならんでいます。これが唐招提寺の宝蔵と経蔵です。両蔵ともに国宝です。
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後ろ髪を引かれる思いで唐招提寺を辞して、最寄りの尼ヶ辻駅へと向かうことにします。
線路脇の道を進んで行くと、思いがけず、11代天皇である垂仁天皇の前方後円墳型の御陵を眺めることができました。
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田園地帯が広がる奈良の飛鳥の地はなんとも長閑な雰囲気を醸し出しでいます。おそらく50年前に訪れた時はこのあたりには民家もなく、周囲を山に囲まれた奈良盆地の美しい景色が広がっていたのでしょう。
そんなことを想起しながら尼ヶ辻駅に到着しました。
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行秋の奈良~東大寺大仏殿・正倉院・二月堂~
行秋の奈良~飛鳥の白鳳伽藍「薬師寺」
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