大江戸散策徒然噺 Introducing Japanese culture and history

豊かな歴史に彩られた日本の文化と歴史を紹介

還暦過ぎて初めてのお伊勢詣

2013年07月18日 12時06分10秒 | 地方の歴史散策・伊勢神宮
初孫の誕生を記念して、孫の無病息災、厄除け祈願を兼ねて念願のお伊勢さんへ夫婦そろって旅立ちました。



今回の旅はお伊勢さんへの参拝から始まり、名古屋のお城の本丸御殿見学、さらには中山道木曽路の宿場町である妻籠と奈良井の両宿の見学、そして松本への2泊3日の行程です。

朝一番、6時の新幹線で名古屋へと向かい、その足で近鉄に乗り換えお伊勢さん至近の五十鈴川駅に到着したのは午前9時40分。

近鉄特急と五十鈴川駅

ここからお伊勢さんの内宮へと向かうのですが、途中有名な「御蔭通り」の散策をすることにしました。

五十鈴川からは御蔭通りまでは1.5㌔ほどの距離です。道筋の前方にはお伊勢さんを囲む緑濃い山並みが連なっています。そんな景色を眺めがら、途中、天孫降臨の際に道案内をしたという「猿田彦」を祀る猿田彦神社に参拝し、いよいよ御蔭通りへと通じる路地へと進んでいきます。

猿田彦神社社殿前
猿田彦神社本社殿

この辺りまでくると、お伊勢詣での参拝客の数が増えてきます。さすが「御蔭通り」へと通じる道筋といった感じです。この道筋の両側にもお土産屋さんやお食事処が軒を連ね、目を楽しませてくれます。

御蔭通りへと向かう道筋

御蔭通りに入るとすぐに表れるのが伊勢名物「赤福」のお店です。内宮に向かって右側の赤福の店では今人気の「赤福氷」を販売しています。

赤福氷のお店
赤福餅本店

その赤福氷のお店に対峙して建つのが、あの有名な「赤福餅」の本店です。伊勢といえば赤福、赤福といえば伊勢といわれるくらいに有名なお店です。せっかくなので趣あるお店で「赤福餅」を食することにしました。

赤福餅セット
赤福餅のお店にて

出来立ての赤福の餅は柔らかく、餅を包む餡のきめ細かさと甘さが出来立ての風味を醸し出しています。冷たいほうじ茶と赤福の餡の甘さが口の中に広がっていきます。

小腹を満たして、いよいよお伊勢さんの内宮へと進むことにします。

御蔭通り

内宮の神域へ誘う鳥居とその向こうに五十鈴川に架かる神橋である「宇治橋」が目に入ってきます。宇治橋の上からは緑濃い森林の間を流れる美しい五十鈴川の流れを眺めることができます。

鳥居
五十鈴川の眺め

森閑とした杜の佇まいは、心が引き締まる思いがします。ちょっと開けた御神苑を進んで行くと、右手に五十鈴川の畔へとつづく緩やかな坂が現れます。まずは五十鈴川の清流で手を清めることにしました。

五十鈴川の畔にて

清めを終えて再び参道を進むと、左手に立派な神楽殿が現れます。その神楽殿を過ぎると式年遷宮の今年、新しくなった御正宮(ごしょぐう)が神々しい白さで鎮座しています。

新しい御正宮

そして新しい御正宮に隣接して、旧御正宮が控えています。

御正宮への石段

それこそ神域中の神域である内宮の御正宮への参拝です。古(いにしえ)からどれほどの数の参拝者がここを訪れたのでしょう?

御正宮への石段にて

一生に一度は伊勢詣をしたいという人たちが、その念願を叶えてくれる場所がここ内宮の御正宮です。別名「皇大神宮」とも呼ばれ、我が国の皇室の御祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。

これまであまたの神社でお参りをしてきましたが、神社の中の神社として誰もが認めるだけの権威とパワーを秘めているお伊勢さんは私たちの願いをきっと叶えてくれることでしょう。



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