パース報告の最後として、もう一週間たってしまった帰国時の話をしたい。今後、私のホームページ「ロングステイのためのパース事始」 http://www17.plala.or.jp/toshihiyamizu/ の更新作業を行うので、このブログのペースも落ちると思う。
10月24日11pmパース発QF79便で帰国した。
タクシーが7時半にアパートに来るように、当日不在の管理人にあらかじめ予約をお願いしていた。しかし、なにぶんここはパース。携帯電話は前日に返還してしまったので、なかなかタクシーが来ないときのために、管理人の家の子機を借りておいて、部屋の鍵をあけておいて催促の電話をかけられるようにしていた。
な、なんと、ジャスト7時半にタクシーが来た。想定外の事態にあわてて、相方が部屋の鍵を閉めに戻った。運転手は手伝おうとする私を止めて、スーツケースを一人でトランクに積めた。空港でのチェックインのときに28kgとHeavyのワッペンを貼られてしまった重いやつである。パースでも何人か感じ悪く、一人だけぼられた運転手がいたが、この人はなかなか感じよかった。途中で大きなくしゃみをして、「失礼、花粉症(hay fever)だ」と言い訳したが。
Tonkin HYWからHorrie Miller Driveに入り、3つほどRoundaboutを越えてパース国際空港に30分たらずで到着した。空港まで$27だったが、荷物をまた降ろしてくれたので$30支払った。
相変わらずパース国際空港は閑散としている。この時間、以前には搭乗口近くの日本人のおばさんのいるお土産屋だけが開いていたと思ったが、ずらりと並んだ数軒の店がほとんど開店していた。パースも旅行者が増えたということだろうか。
飛行機は行きと同じく各座席にディスプレイがなく、遠くのCRT画面で映画をみるしかない。しかも最初はドッキリカメラのような番組をやっていて、映画はその後一つだけだった。題名は「プラダを着た悪魔」。日本では11月18日公開だ。雑誌ヴォーグの編集長アシスタントが執筆したベストセラー小説の映画化で、編集長演じるメリル・ストリープはさすがに貫禄があるが、豪華なファッションが売り物では私には縁のない世界だ。もちろん最後まで見たが。
映画が面白くなければ、頼みは機内食しかないのだが、カンタスには期待できない。
成田が近づいて雲の上から、フラッパを下げて雲の下に入り、成田の里山、そして空港が見えてくる。
滑走路に着陸し、翼のブレーキ(?)も最大に利かせて滑走する。止まると、すぐに荷物を引き出しに車が近づく。
YCATは通常は湾岸線を通り横浜へ行くのだが、渋滞情報が入るとコースを臨機応変に変える。最後の写真の真ん中に見えるのがランドマークタワーだ。この日も東京湾アクアラインを通っていつものとおり90分で横浜西口に着いた。
ついに6週間のパース・ロングステイが終わった。