ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

2010-10-19 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
牛さん「おぉ、ジャスミンティかぁ」と香りを楽しみ、蕨餅を食って、
義隆「あま…」と日本茶を一嘗めしてご遠慮申し上げ、蕨餅だけパクついた。美味しいって。
鞍馬「餅は嫌い!牙にひっつく!」ジャスミン?匂いがイヤ!お茶の分際で甘いのも好かん!
繭子「じゃ、これ?」とビックなボーン(骨)を差し出した。
鞍馬「てめっ、ワンコ扱いすんじゃねぇ!」って言いながら、骨を貰ってしゃぶってた。
海尊「じーちゃん…そのまんまワンコじゃねぇか…」じゃ、じーちゃんの分も「いっただきまーす♪」とぱくっと一気に一口で二つ蕨餅をぺろりと食べて、瓢箪水筒の水を飲んでいた。
蕨餅をパクつき、それぞれに出されたジャスミンティもしくは甘茶を飲んで30分程談笑し、
繭子「そろそろ、山吹ちゃんが起きる頃だわ…」と部屋に戻ろうとしたから、
義隆「山吹!?妹に会いたい!」と申し出たので、
繭子「(にっこり笑って)じゃ、山吹ちゃんに会いに行きしょう」と義隆の手を取って山吹の眠る部屋へと連れて行こうとしたから、
義隆「あ…」と鞍馬の顔を一瞬チラッと見て、それに鞍馬はこくん…と頷き、それを見た義隆は「うん」と小さく頷き返し、繭子に引き連れられて行ってしまった。
海尊「…」すでに阿吽の呼吸が出来てる…。
鞍馬「俺、小便してくるわ…」と立ち上がり、外へ出て行こうとしたから、
松尾「タッション?」旅館の便所使えばいいのに…。
河合「やっぱ、外の方が開放的で気持ちいいんだろうな」犬なだけに。
鞍馬「ほざけっ!」何も気付かんバカどもがぁ!と一喝し「海尊!そこの連中をどっかの部屋に放り込んどけ!!」と外へ出て行った。
海尊「へいへい…」面倒なことばっか押し付けて…。
松尾「へぇ?」と体の自由が利かないことに気が付いて、
河合「ふぇ?」となんだか眠い…と突然の睡魔に襲われて…お茶に仕込まれた睡眠薬にようやく気がついたようだが、すでに遅し。囲炉裏に頭を突っ込んで寝そうになる寸前で、
海尊「おっと、あぶねっ」と二人の首根っこ捕まえて、ひょいと抱えて、瑠璃に借りた部屋を教えてもらった。牛さんに布団を引いてもらって松尾と河合を寝かした。
瑠璃姫「どうして…?」
海尊「そっちのジャスミンティに入ってなかったな…砂糖棗椰子(さとうなつめやし)…」
冷泉院「え!?睡眠薬!」に使ってる生薬!?
海尊「そ、全く伊賀忍にくせに…」眠気を誘う誘眠剤に使う砂糖棗椰子に気付かなかったな。