ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

アン王女に憧れて、

2013-10-05 | Italy-聖地巡礼の旅-
「退屈だわッ」
と女性特有のヒステリーで、
こっそり抜け出すアン王女。

あらら、こっくりこっくり、
ベンチでお休み。
気が付いたら、
ジョーも気が付いた。
「アン王女だ…」と。

さて、君が新聞記者ジョーなら、どうする?

こっそりとお金を渡して、スクープ狙うか、
王女様だろ、身分を弁えろ!と一喝するか、
やれやれ面倒を拾っちまったと苦笑するか、

正解は、王女様の性格によりけり、かな。

真実の口に手を入れて、
演技を事実と間違えて、
本気で心配してくれる、
オードリー・ヘプバーン。
私の中の、永遠の妖精で、
本当に美しい女性だと思った。
その永遠に憧れて、私は…

ローマの中心スペイン大使館前の、
スペイン広場で、ポーズを取った。
すると、
どこからともなく、声が掛かる。
「ヘイ、ホンダ?ウチダ?」
両者とも違う。私はカネダ。
さらに、
「ナガトモ?」
もちろん、ナンパではなく、金目当てだ。
親しげにサッカーを話題に、近付いては、
バッグを強奪、スタコラサッサと逃げる、
日本人観光客を狙った窃盗団なのである。
一人だけじゃない、そこかしこにいるいる。
おちおちと、アン王女をやって居られない。
記念撮影が終わったら、
「逃げるぞっ」
スペイン広場を後にする。
ここから自由時間、
気を付けよう、スリ強盗団。

という訳で、
ツアーで一緒に参加していた女の子に、
「変なのがいっぱいいたから、気を付けてぇ」と、
注意勧告を促した。
しかし、
「しまった…」
女の子のお父様に、何の勧告も通知も発しなかった。
盗られたのは、お父様の方で、
もっと、注意すべきだった…、
と後悔しても後の祭りである。
どうにもこうにも役に立たない予感ばかりが働いて…。
添乗員さんが迅速に処理して下さったから、
「一緒に帰れて、良かったね」
パスポートも、添乗員さんがなんとかして下さったようで、

こんな時、当てにならない予感よりも、
経験の方が絶対に勝る、と思いました。
本当に、皆一緒に帰国出来て良かった。

「添乗員さん、ありがとうございます」

これもまた、皇帝アウグストゥスがエジプトから持ち帰ったオベリスク、です。


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