ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

ひよっこ

2010-07-11 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「ま、従者の手柄は主君のものだから、どっちでもどうでもいいけど…」
義経も風呂上りサービス品「恐竜の卵」を受付嬢から受け取り、パクついていた。
パクついている所に女子ら&お子ちゃま義隆が風呂から上がって向こうから歩いてきた。
義経「おい、恐竜の卵だっ!うめぇぞ」と声を掛けた。ら!?
義隆「きょっ!?…ヤクルトにする」と恐竜の卵に躊躇して、二つに一つの人生の選択で、もう一つのサービス品 ヤクルトを貰おうとしていた。なんと心優しい義隆かぁ!と思ったが、ここで真相を明かしておかねば、これからの長き人生、卵を使う玉子料理が食べられなくなるのでは!?と危惧し、その恐竜卵のタネを明かした。つまり、このサービス品 恐竜の卵は、向こうの養鶏所で飼育されている普通の鶏卵で、無精卵だ。ひよっこ共が誕生しない男のエキスが無い卵だよっと。
義経「つまりな、俺(男)のエキスが郷(女)のエッセンスと混ざって、お前はこうして生きて産まれるんだ」
義隆「んーん??父上のエキスがいないと死んで産まれるの?」
義経「う……ん?ま、いずれ詳しく実体験できるから、今は恐竜の卵を有り難く食っとけ」と投げやりで下手な説明をする義経だった。兎に角、食べてもお腹の中で恐竜が誕生する事なく、お腹を破壊される心配のない安全な普通の鶏の無精卵であると説明した。すると、素直に恐竜の黒い殻を剥き、ツルンとした白い卵肌に塩を掛けて食べていた。
ここの温泉イオウ水に浸かっていると表面は黒く斑模様になるが、その表面の殻を剥くとつるっつるっの卵肌がお目見えする。ツルンとした美白美肌の卵肌は、にきび 吹き出物によく利くというイオウが作るんだよ。それを大きな口を開けて、ぱっくとかぶり付くと黄身が程よく半熟で味が濃くて美味い。が!?実際に食べてみないと人間の深みと中味は分からない。ここで自慢げに恐竜の中味と論じた所で読者の口が淋しくなるだけだ。温泉街に行って温泉卵を買って食ってくれ。それか、自宅コンロに火をつけ湯を沸かし、沸騰中のお湯に生卵を入れて5分ほど待つべし。好みの半熟度は時間と温度によって違うが半熟卵が作れる。自分で好みの中味で味わってくれ。人の味わい方と同じだよ。ちなみに、冷蔵庫でキンキンに冷やされた卵では温度差で湯に入れた時に破裂する、か!?もしくは、殻が剥き難くなる。卵を常温に戻してから投湯しよう!と何度説明しても、そのアドバイスを聞き流す癖のある海尊は卵の殻が剥き難い硬ゆで卵を作ってイライラしていた。殻の剥き辛いと奴?当たり、
海尊「このひよっこ共がぁ!」と!?
義経「お前がひよっこなんだよ…」精神的に。