ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

女性対応

2010-07-07 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「不味い薬と甘い薬に何の違いがある?」
瑠璃姫「質量と風味の違いよ」
結局、子供の体質と大人の体格の違いにより質量と風味が異なる点以外、効果効力的な効き目の違いはないらしい。しかし、その風味も霊水を使って流し込めば意味がない。薬って不味くても甘くてもどっちでもどうでもよく風味を流せる霊水の方がよっぽど有難い気がしてきた。兼房よ、ありがとう。さ、霊水飲んで後味をすっきりさせたと所で、
海尊「んなら、行くぞ」と呼びかけた。
瑠璃姫「はい…」と冷泉院も素直に従い、二人分の荷物を義経に渡した。
義経「ちょっと待て!侍女っ!瑠璃の侍女はお前だろ、侍女なら姫の荷物を持て!」
冷泉院「え!?これくらいの女の荷物、持てないの?」化粧道具一式入った、女二人分の小荷物を渡しながら、ちっこい義経を見下した。
義経「いや、あのね、持てる持てないじゃなく…」それに、その上から目線は止めろ!
冷泉院「私はね、逞しい男が好きなの」
義経「お前に好かれんでえぇーわっ!」とムキになって冷泉院に突っかかった。
なんなんだ!この侍女っ!!一つ年下で年功序列制のご時勢が分からない女だ!と、しぶしぶ大量の繭玉入りのメンズグッズ大荷物に加え、女の化粧一式を重荷に追加した。結局、荷物持ちになって逞しい男をアピールしたい義経だった。
義経「くそぉっ。弁慶と合流したら、絶対にこの荷物、全部持たせてやるぅ」主君の特権乱用のパワハラ発言だった。それに早く弁慶と合流したい理由がもう一つある。大人の男 義経一人では大人の女二人を相手に出来ないということだ。こんな冷血女らを相手にしていたら、温泉に入る前にクールトーンダウンしてしまう。
義経「じ…」と冷血女らを見つめて、深い鼻での深呼吸を試み、己を鎮めていた。ら!?
瑠璃姫「やだ、何考えてるの?」
冷泉院「いやらしっ」
義経「おるぁっなんざぁっんも考えてねぇっっ!」(おメェらの事なんざ何も考えてネェ!)
全くどんな荒い鼻息だよ!深い深呼吸で落ちつくことすら許されんのか?と普通の鼻呼吸に戻した。どうも誤解されやすい義経で、そのやり取りを見ていた奴らは、
義隆「女の子に対する言葉じゃない」
海尊「女性に対してなんて態度だ!」
義経「待て!誰に教わった、女性対応だ?」と問い質したら、即答、