217時間…
恐怖、孤独、疑心、寒さ、そして空腹…絶望の淵にあった二人の命に再び光があたりました。
台所にできたわずかな隙間に逃げ込み、冷蔵庫に残っていたヨーグルトなどでなんとか飢えをしのぎ、80歳のおばあちゃんを生きる勇気を与えつづけたのは、鍛えぬかれた消防隊員でも、屈強な訓練をつんだ自衛隊員でもない、16歳の少年でした。
低体温症になりながらも、ばあちゃんの命を守った少年の217時間は、容易に想像することはできない…
どれだけ心細かったことか…どれだけ不安だったことか…どれだけ強くなったことか…どれだけ成長したことか…
ある意味、少年だったからこそ、ただひたむきに、ただ素直に、ただ信じることができたのではないかとも考えます。
私なら、寒い閉ざされた空間の中で、空腹と闘い、衰弱していくばあちゃんを見守りながら、一体何時間くらい健全な精神状態が保てるだろう…
ただ信じることがどれくらいできただろうか…
少年は、72時間を過ぎると、生存率が急激に下がることを知っていたのだろうか…
おそらく知らなかったのでは…
いや知っていて少年は諦めなかったのだ。
限界を決めるのは、自分の心だ。
諦めないかぎり、可能性は生き続ける。
いつか少年と話してみたい…
もしそれが叶ったとしても少年は
「必ず助かると信じていただけ」
と力強くもサラッと語るような気がする…
今、私も不安な波にのまれそうなことありますが、家族、仲間、そして勝利を信じる気持ちは誰にも負けません!
少年から大きな勇気をもらいました。
さらに前進します!