奇跡への絆

図師ひろき

雑感107

2011年03月22日 23時41分06秒 | Weblog

 217時間…

 恐怖、孤独、疑心、寒さ、そして空腹…絶望の淵にあった二人の命に再び光があたりました。

 台所にできたわずかな隙間に逃げ込み、冷蔵庫に残っていたヨーグルトなどでなんとか飢えをしのぎ、80歳のおばあちゃんを生きる勇気を与えつづけたのは、鍛えぬかれた消防隊員でも、屈強な訓練をつんだ自衛隊員でもない、16歳の少年でした。

 低体温症になりながらも、ばあちゃんの命を守った少年の217時間は、容易に想像することはできない…

 どれだけ心細かったことか…どれだけ不安だったことか…どれだけ強くなったことか…どれだけ成長したことか…

 ある意味、少年だったからこそ、ただひたむきに、ただ素直に、ただ信じることができたのではないかとも考えます。

 私なら、寒い閉ざされた空間の中で、空腹と闘い、衰弱していくばあちゃんを見守りながら、一体何時間くらい健全な精神状態が保てるだろう…

 ただ信じることがどれくらいできただろうか…

 少年は、72時間を過ぎると、生存率が急激に下がることを知っていたのだろうか…

 おそらく知らなかったのでは…

 いや知っていて少年は諦めなかったのだ。

 限界を決めるのは、自分の心だ。

 諦めないかぎり、可能性は生き続ける。

 いつか少年と話してみたい…

 もしそれが叶ったとしても少年は

 「必ず助かると信じていただけ」

 と力強くもサラッと語るような気がする…

 今、私も不安な波にのまれそうなことありますが、家族、仲間、そして勝利を信じる気持ちは誰にも負けません!

少年から大きな勇気をもらいました。

 さらに前進します!

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