私は好き嫌いがありません。
何を食べても、何を飲んでも美味しくいただきます。
ただ1つこだわりがあります・・・それは“お茶”です。
一番美味しく感じるのは・・・うちのお茶です。
家で飲むお茶は、自家製です。
山に自生している茶を摘み、手で揉み、丁寧に釜で炒ったものを飲んでいます。
ですから新茶の頃の我が家は、夜遅くまでせっせせっせと釜を混ぜる手が休まることがありません。
さらに水質がきれいなことで知られる小丸川から吸い上げられた水は、飲用とするために最小限の薬剤は使用されるものの、水道水を直接飲むことに何ら抵抗を感じないほどですから、お茶の旨味を邪魔することもありません。
手をかけた茶葉と美味しい水で入れるお茶は、風味が高く、香ばしい味わいに加え、飲んだ後にも爽やかな香りがふわっと鼻に抜けてきます。
おそらく手間隙を考えれば、買った方が安いのでしょうが、ゆっくりじっくり作った釜炒り茶の味は、お金に換え難いものがあります。
茶業者の方とお話をすると
「最近の子どもは、本当の茶の味を知らない・・・」
と嘆かれます。
つまりペットボトルのお茶が一般的となり、茶葉を煎じて、風味から味わうということが省略されていきつつあります。
ということは・・・
「茶柱が立った!」
と喜ぶ子どもも減っているのだろうと、少し寂しい気持ちにもなります。
私もペットボトル飲料を買うことがありますが、お茶は急須からを心がけています。
宮崎県は、全国4位の茶葉産地でもあります。
美味しいお茶を飲んで、ゆとりある時間を創りたいものです。