奇跡への絆

図師ひろき

しっかり噛むことは大切…なはず…

2015年03月06日 23時36分55秒 | Weblog

 「ガリっ」

 食事中に口に中で石を噛んだような音がして、せっかくに料理の味がなくなってしました…

 恐る恐る手のひらに口の中のものを出してみると…やっぱり銀歯が外れていました。

 以前にも外れたことのある左上の一番奥の歯でした。

 今回は外れた歯を噛んでしまったようで、原形をとどめておらず、わずかにヒビも入っていました。

 それでもその銀歯を丁寧に洗い、ティッシュにくるんで、ポケットにしまいました。

 奥歯の銀歯がとれただけとはいえ、かなりの違和感があり、その後の食事は右の方の歯でよく噛んで食べましたが、味もなんとなく変わったように感じ、のどの通りも悪くなってしましました…

 その日の仕事をなんとか18時くらいには切り上げることができたので、県庁近くの歯科に駆け込み

 「初診で、銀歯をはめてもらうだけなんですが、今からでもいいですか?」

 治療といえるほどもなかったので、申し訳なかったのですが

 「いいですよ」

 受付の方の笑顔にホッとしました。

 程なく名前が呼ばれ、診察台に横になり先生を待ちました。

 先生は颯爽と来られるや否や

 「もうこの銀歯は使えませんね。新しい銀歯を作りますから、今日は型だけとりますね。」

 と言われたのですが、4月が過ぎるまではちょこちょこ歯科通いをする時間が取れないことが明らかだったので

 「先生、とりあえず今日のところはその銀歯をかぶせてもらっていいですか?今度来た時にはちゃんと治療しますので…」

 とひそひそと頼んでみると

 「もうこの銀歯は割れてるし、再利用は無理ですね。どうしても時間がないのであれば、はめなくてそのままでも大丈夫ですよ。」

 「えっ、はめなくても大丈夫なんですか?」

 「銀歯がなくても土台がしっかりしてますから、そのまま食事されても問題ありませんよ。」

 「……」

 その後、歯科衛生士の方が銀歯のかぶさっていた奥歯の研磨をしてくれ、処置終了となったのですが、奥歯の段差がとても気になったので

 「ホントに銀歯を入れないままで大丈夫なんですかね?」

 「大丈夫ですよ!」

 その歯切れの良さにちょっと圧倒され、半信半疑でしたが一応一回で処置が終わったことには違いなかったので、おとなしく帰路につきました。

 でもやっぱり変ですよね…

 歯のかみ合わせが悪いことで、肩がこったり、頭痛がしたり、何より便秘が悪化しそうな気がしてなりません…

 4月を乗り切ったら、しっかりゆっくり銀歯を入れに行きたいと思います。