小学生の時は、おこづかい制でした。
さすがに金額はさすがに忘れてしまいましたが、1週間で200~300円だったような気がします。
当時は、アイスクリームは30円のダブルソーダがあったり、パンも30円の焼きりんごパンがあり、ほとんどのアイスクリームやパン、お菓子は50円で買えていました。
学校近くの駄菓子屋には10円でひけるくじがいろいろあったので、100円も使えば十分なおやつを手に入れることができていました。
私はそのおこづかいを使い切ることなく、少しずつ貯めて1000円…2000円…3000円と貯まると、嬉しくなって母に報告していました。
そんなある日、友達と秘密基地を作って、自分たちの大切なものを持ち寄って隠しておくことにしました…
お金も持ち寄って隠していました…
ところがその秘密基地に泥棒が入り、おもちゃからプラモデルからお金まで盗られてしましました…
「この基地を知っているのは、俺たちだけなんだから、犯人はこの中にいるはずだ!」
リーダー格の友達が、泥棒探しを始めました。
秘密基地と言っても、誰もが通りうる草むらだったので、泥棒は友達の中にいるとは限りませんでしたが、あまりにも執拗に責め立てるので
「もういいが!また新しい基地を作ろうよ!」
と私が口を挟んだとたん、矛先は私に向けられました
「犯人はお前じゃないとか!」
「絶対ちがう!」
と、はむかうと
「絶対お前だ!絶対お前だ!弁償しろ!弁償しろ!」
が始まりました。
「うるせえが!分かった、俺が弁償しちゃる!」
もちろん納得していませんでしたが、ガチャガチャ言われるのがわずらわしく、タンカを切ってしまいました。
少しずつ貯めて、やっと貯まった3000円をそのリーダー格に私は、そのグループから離れて行きました。
後日、母に秘密基地での出来事を素直に話すと…
「あんたが悪いっちゃないやろ!人にやるくらいなら、もうおこづかいはやらん!」
と、それ以来おこづかいはもらえなくなりました。
小学生の時のほろ苦い思い出です…