島根県内で“小地域福祉活動”が広がりを見せているようです。
これは島根県社会福祉協議会が主導して、各自治会を単位として、一人暮らしの高齢者宅などを訪問し、かけ声や状態確認をする福祉活動です。
これまでの福祉活動は、公民館単位が進めやすいとされてきましたが、家族の福祉力が衰えていく中、活動エリアが広域だと身近な問題として捉えにくいとの指摘を受け、島根県内6300自治会を対象に活動展開されています。
県社教が、活動用手引書を作成し、経費補助を行うことにより住民同士の距離感を縮めているとのこと。
一方、この活動には自治会への加入が前提となっていますが、島根県においても自治会の加入率の低下が問題となっているようです。
出雲市では自治会加入率は72%、松江市では68%にまで低下しており、活動組織の弱体化にも繋がりかねないとの危惧があるのも事実です。
皆さんの地区の自治会加入率は、どれくらいですか?
私の住む川原地区は、40戸ほどの小さな集落ですので、公民館区も自治会区もほぼ同じで、ほとんどの方が自治会に加入されています。
毎月の地区定例会と老人クラブや子ども会、各種行事により地域の絆は強く残っています。
隣近所の声かけはもちろんのこと、道端に腰掛けての世間話もちょくちょく見受けられます。
うちの隣のおばあちゃんも一人暮らしですが
「なんかあったら、ひろっくんに頼むかいね、よろしくね!」
「いいよ、任せちょきない!」
と家族同然の付き合いをさせてもらっています。
県民一人ひとりが小さな声かけから、絆を実感できたら素敵なことですね。