奇跡への絆

図師ひろき

雑感210

2011年12月02日 23時39分22秒 | Weblog
 昨日は“終活”の話題でしたが、今日は“就活”を取り上げたいと思います。

 厳しい就職戦線を少しでも優位に進めようと、大学生を対象としたメークた身だしなみ講座が盛況のようです。

 最近は男子もメークを施し、面接や履歴書用写真撮影に臨むことが珍しくないとのこと…

 「色白であれば、濃いめのファンデーションを塗って、眉毛が薄ければ描き足して、意志の強さを表現するなどすれば、仕上がりは実物以上!」

 とメーキャップアーティストは力説されていますが…実物以上に作り上げて、採用に近付いたにしても、メークを落とすのと同じように簡単に内面は見透かされてしまうのではと疑問も残ります。

 私の就活は4年がかりでした…

 大学時代は、まだバブル期の勢いがあり、就職は完全に売り手市場でした。

 早い者は、3年生のうちに内々定が出され、4年時は悠々自適に過ごしていた者の少なくありませんでした。

 私は両親に無理言って東北の大学まで行かしてもらったので、就職は宮崎県内の医療福祉関連と強く心に決めていたので、夏休みなどの長期休暇の時には必ず帰省して、現場実習を積み重ねました。

 実習で現場の経験と知識を習得するとともに、就職に繋がる情報収集、そして人脈づくりに励みました。

 その甲斐あって、卒業と同時に古賀総合病院に勤務することができ、また町議会議員のとき、非常勤で働かせてもらったのも大学時代に実習をさせていただいた病院でした。

 その後も、看護学校や専門学校での講師を紹介してもらうなどしたのは、学生のときから参加していたソーシャルワーカーの研修で得た人脈からでした。

 これからの就活で、メークをおろそかにしろという訳ではありませんが、何になりたいのか明確で強い気持ちを持ち、地道な活動で道を切り開く姿勢も持ち合わせてもらいたいと思います。