神野町をゆく(64) 城山物語(8) 行者塚古墳(no1)
行者塚古墳は、古代の不思議をいっぱい詰めたタイムカプセル
行者塚古墳(ぎょうじゃづかこふん)は、加古川左岸の西条丘陵に築かれた前方後円墳です。
かつて、この辺りには、古墳時代後期の群集墳が多数存在していたが、そのほとんどは、昭和38年(1963)よりはじまった宅地開発にともなって姿を消してしまいました。
現在は、行者塚・人塚・尼塚を残すのみです。
ここは、昭和48年(1973)「西条古墳群」として国の史跡指定を受けました。
行者塚の第一次調査(1995)、第二次調査(1996)の調査から、驚くべき内容が明らかになりました。
その一部を『行者塚古墳(発掘調査報告)』(加古川教育委員会・1997)に見ましょう。
現在、行者塚古墳は、加古川市山手二丁目となっていますが、山手二丁目は、元八幡町中西条と神野町西条の一部が、宅地造成に伴い、昭和58年11月21日に新しく設営された地域です。
行者塚古墳は、古代の不思議をいっぱい詰めたタイムカプセルです。
「行者塚古墳の秘密」を、シリーズで紹介します。
*写真は、行者塚古墳から発見された帯金具。
『行者塚古墳(発掘調査報告)』(加古川教育委員会)参照
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