ひろかずのブログ・2

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神野町を行く(65)  城山物語(9) 行者塚古墳(2)・南朝鮮とのつながり

2022-04-15 09:32:56 | 加古川市歴史探訪・神野町編

    神野町を行く(65) 城山物語(9) 行者塚古墳(2) 南朝鮮とのつながり

 行者塚古墳からたくさんの遺物が発掘されました。

 そのうち、前回紹介した帯金具は中国・晋(しん)の時代のもので、朝鮮半島の金海(朝鮮南部)から伝えられたと考えられています。

 中国大陸のものが交易により朝鮮に渡り、それが日本へ交易により伝えられたようです。

 その他、多くの種類の遺物があります。

 巴型銅器(写真)は、新羅の慶州・釜山の金海あたりの古墳でもたくさん発見されています。

 それに、馬具なども朝鮮南部製と考えられています。

 そのほか、鉄鋌(てってい・鉄の板がね)等が発見されていますが、それらは朝鮮半島南部のものと思われます。

 今後、鉄の成分分析が行われると更に詳しく生産地等が特定されるでしょう。

 つまり、行者塚古墳の遺物は大陸の、特に朝鮮半島南部の香りをいっぱい詰め込んだ古代のタイムカプセルのようです。

 それでは、行者塚古墳の築かれた時代、行者塚古墳の被葬者はどんな人物でしょうか。

 

 

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