ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

神野町をゆく(54) 『東播磨の民俗』(石見完次著)  

2022-04-04 08:19:28 | 加古川市歴史探訪・神野町編

       神野町をゆく(54) 『東播磨の民俗』(石見完次著)

  加古川の町を歩いています。

 でも、その町のイメージがわいてこない町(旧集落)があります。

 材料が(史料を含めて)乏しいのです。

 さいわい、石守村(現:神野町石守)については、素晴らしい著書があります。

 『東播磨の民俗(加古郡石守村の生活誌)(石見完次著)』(神戸新聞出版センター)です。

 「はしがき」で石見氏は、次のように書いておられます。

 「・・・母は折にふれ話していた。母をこえる老境にいってから、私は急に懐かしくなり、記憶をたどり、聞き回り、書きとめ書き溜めていたものがいつか20年の月日が流れて行った。

 ・・・・老女(取材した)たちの幾人もが亡くなった。

 風俗習慣もここ56年経てば大半は消えてしまうと思う。消えるものは消えしめよとは、割り切れないのである・・」

 この著作が出版されたのは、昭和59年(1984)です。石見氏が心配された56年はとっくに過ぎてしまいました。

 マックスバリューができました。新しい住宅も増えました。石守も大きく変わりました。

 激動は、まだ続いています。 

 *『東播磨の民俗(加古郡石守村の生活史)』(石見完次著)参照

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