ひろかずのブログ・2

79歳のおじいさんです。散歩したこと、読んだこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹が立ったこと等々何でも書いてみます。

神野町をゆく(53) 西之山の六地蔵板碑

2022-04-03 07:50:29 | 加古川市歴史探訪・神野町編

    神野町をゆく(53) 西之山の六地蔵板碑

  ・・・(六地蔵板碑は)集落(西之山)の西南にあたり、一段高く東面している大師堂の南西隅にある・・・・あまり知りたくなるような説明ではありません。ただ、タイトルが「大師堂の康永元年(1342)六地蔵板碑」としており、南北朝時代の仏像のようです。(『加古川市史』)

 また、地域史に詳しい、山内英明氏はFBで「・・・西之山には数多くの石造物がありますが、村のお堂に六地蔵石仏が安置されています。加古川市文化財解説シートの写真ではなかなかの逸品ぶり。

 ・・・そして、「1342年(南北朝時代)に上村さんが親の供養に、これを作ったと彫られた・・・」と、付け加えられています。

 

 また、西之山の集落は「慶長播磨国絵図」には、寛永8年(1631)、石守村から分村し、さらに西之山は「元禄郷帳」には、もとは石守村であり、藩政のはじめは西之山は石守村から分村し、西之山という地区は以前からあった」ことを書いています。

 つまり、江戸時代のはじめ、農地が不足になり、西之山付近で新しく開拓が始まったのでしょう。

 六地蔵の作られた1342年は、西之山集落は、石守村集落の一部であったようです。石守村は、ずいぶん古い歴史を持っている集落です。

 *写真:六地蔵板碑と大師堂(山内英明氏のFBの写真を無断でお借りしています)

 

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