OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

鼎談 おやじギャグ編

2010年03月04日 | 日記
鼎談とは、三つの脚を持つ器を「鼎」ということから、3人で談ずることを「鼎談(ていだん)」という。
などとよく言われる。

中国は殷から春秋戦国時代にかけて青銅器文化が栄え、神聖な儀式に用いられることからはじまり、王権の象徴として用いられたりした。

その金属の聖なる器に文字が鋳こまれたことから、それを金文と呼ぶ。ほかに彜(イ)文というほか、鐘鼎(しょうてい)文ともいう。これは青銅器で作られた楽器「鐘」と、器の代表としての「鼎」からとった。

青銅器の種類はことのほか多い。
酒器、食器、楽器、兵器くらいに分けてくれればいいが、酒器だけでも、爵、角、尊、壺……などなど似て非なるもの。食器も鬲、敦、豆、盂、盆……きりがない。

そういう中で、「鼎」である。肉などを煮る、あるいは盛る器とされる。
三本脚はすわりがいい。だが、鼎に限らず、酒器なども三本脚が多い。そして、鼎のなかには、四角い「方鼎」があって、これは脚が四本。

今日はある企画の相談が持ちこまれ、自宅で打ち合わせをする。駅で若い知人とばったり遇ったので、その氏も交えて三人で雑談交じりに進行。

二人より三人の方が発想が広がることが多い。こと新しいアイデア出しには、(ちょいと言葉の使用法に無理があるが)対談より鼎談だ。四人以上集まると冗談も必要になる。夏になると怪談も合う。
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