7月の海の日を入れた巷の3連休、この節電騒ぎで知人の勤める自動車メーカーは木金が休みで土日は出勤とか…。
私も土曜は教える日だったが、次の日は、小川へ行って、仲間と楮畑の管理。草刈りと楮の芽かきに。
写真をみてわかってもらえるだろうか?
ちょっと撮る場所が違ってしまったが、葉枝の上に、芽が出る。というより、もう枝に成長しているが、それを、枝のない一本の幹に育てるため、芽を摘み取る。枝をつまむ。
いい和紙を作るには、この原料からこだわるのがいい。
次の海の日も、小川にいて、この正月に刈り取った楮の表皮を削る小川地方の言い方で“かず引き”を留守番をしながら一人で行った。
なでしこジャパン快挙の余韻にしたりながら、「本引き」ではなく「なで皮」をつくる。
本引き=大吟醸酒みたいに、削る部分が多い。虫がつきにくいので、修復用などに向く。
なで皮=純米酒みたいなものか。表皮のみ取り除く。