OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

芽かき

2011年07月20日 | 和紙作り


7月の海の日を入れた巷の3連休、この節電騒ぎで知人の勤める自動車メーカーは木金が休みで土日は出勤とか…。
私も土曜は教える日だったが、次の日は、小川へ行って、仲間と楮畑の管理。草刈りと楮の芽かきに。

写真をみてわかってもらえるだろうか?
ちょっと撮る場所が違ってしまったが、葉枝の上に、芽が出る。というより、もう枝に成長しているが、それを、枝のない一本の幹に育てるため、芽を摘み取る。枝をつまむ。

いい和紙を作るには、この原料からこだわるのがいい。

次の海の日も、小川にいて、この正月に刈り取った楮の表皮を削る小川地方の言い方で“かず引き”を留守番をしながら一人で行った。
なでしこジャパン快挙の余韻にしたりながら、「本引き」ではなく「なで皮」をつくる。

本引き=大吟醸酒みたいに、削る部分が多い。虫がつきにくいので、修復用などに向く。
なで皮=純米酒みたいなものか。表皮のみ取り除く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする