OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

グル

2011年03月07日 | 日記
昨日は、埼玉伝統工芸会館でのジャーさんの二胡コンサートだった。
狭い会場で身近に見え聴こえるので、ファンの方にとってもたまにはいいだろう。
共演のヤンチン奏者チャンさんも息が合ったのは演奏だけではなくMCも面白かった。

夜は関係者ばかりの感謝ディの一環として、2回目のコンサートもあり、最後の方にジャーさんが日本に来たばかりの頃のことを話し、
私にMCをふったので、20年以上も前のことを思い出しながらジャーさんの今のことを話そうとして、コンサートの格調を下げた。

そして最後は、今回の総元締めの方の還○の日だったので、その方には内緒にしておいて、
アンコールの最後は、いきなり二人の贅沢な伴奏による“ハッピィバースディ~♪”をみんなで歌って祝ったのでした。
いつも太陽みたいな彼女だが、サプライズの笑顔のなかにちょっと涙があった。

それを仕掛けたのは会館職員だが、私も一枚かまされた。そんなグルならいいだろう。

帰り、先にジャーさんなど一行を駅に降ろし、一人で電車に乗って、やっと一息ついた。
昨日は新宿で、昨年11月に逝ってしまった後藤さんのお別れ会の日でもあった。そこに顔を出せなかったのが残念だった。
がらがらの車内で、反射する向いの車窓をぼんやり見やりながら、在りし日の後藤さんのことを思い出しながら帰路についた。
ハンガリーやドイツでの文化芸術交流のグルになるはずだったのに。 
微力ながら意思は継いでいくつもりです。


コメント (3)
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