さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

カンツバキ

2019-01-06 21:30:54 | 樹木

*2019年1月6日撮影

 年が明けてから、毎日降ったりやんだり、ときには晴れ間ものぞくといったあんばいです。
 冬だから晴れないのはあたりまえですが、いまのところ大雪にならずに済んでいることに感謝です。

 会津の鶴ヶ城の大手門へと登るゆるやかな坂道には、両側に椿が植えられていて「椿坂」と呼ばれています。
 江戸の昔からそうだったのかどうかはわかりません。
 秋から冬の頃、今の時期にはカンツバキが咲きます。
 春になると本物の椿が咲きます。





*2019年1月6日撮影

 この花をカンツバキというのは、私がそう思っているだけで確かなことではありません。
 カンツバキというのは、サザンカの一種で、園芸種なのでさまざまな品種があります。
 サザンカ類にはたくさんの園芸種が存在し、それらを見分けることは困難です。
 冬に咲く椿のような花という意味で、カンツバキという名はこの花にふさわしいように思っています。
 
 名前が似ているユキツバキというのは、サザンカではなくツバキの一種です。
 名前に反して春になってから花が咲きます。





*2019年1月6日撮影

 雪が積もったカンツバキの花というのは、名前のイメージにそっていい感じの写真になるのですが、残念ながらあまり雪が降りません。
 そこで雪景色のような背景を選んで、カンツバキを撮影してみました。
 この冬の時期に、懸命に咲いているカンツバキの小さな花は、とても愛おしいものです。